気づいたらテレビ周りにほこりがびっしり。掃除したばかりなのに次の日にはまたほこりが…なんてことはよくありますよね。
テレビの掃除ってどうやっていますか?家具をふくついでにササッと拭いていることの方が多いのではないでしょうか。
デリケートな電化製品なので、壊さないかな、傷つけないかな…という心配も多く、掃除からはどうしても遠ざかってしまいがちです。
今回は、正しいテレビ掃除の方法、テレビとほこりの関係、ほこりをためない予防策について詳しく説明します。
目次
テレビのほこり掃除方法
テレビのほこり掃除には、正しい方法で掃除することがマストです。
というのも、ティッシュなどで掃除をしてしまうと繊維が硬いため簡単に画面に傷がついてしまいます。
それでは実際にどのようにするのが正しい掃除方法なのかを紹介していきます。
- ハンディモップ
- クロス 2枚
- 中性洗剤・水…中性洗剤5mlに対し500mlの水で薄めておく
- 電源を切り、液晶画面の汚れや手垢がついている場所を確認する
- ハンディモップでほこりを優しく払い落とす
※画面だけではなく、テレビのフチ・脚・裏・コード類・テレビ台などのほこりも同様に払う - 汚れた部分はクロスで優しく乾拭きする
- 乾拭きでも落ちない汚れがある場合、洗剤を薄めた水にクロスを浸し硬く絞って汚れを拭き取り、すぐに乾拭きする
掃除中の感電や事故予防のため、電源を切る時は主電源だけではなくコンセントから抜きましょう。
電源を切ることでテレビの熱が冷めて、静電気がおきにくくなります。さらに黒い画面で汚れがより確認しやすくなります。
基本的には【優しく丁寧にほこりをとって乾拭きをする】がベストな方法なのですが、それでも落ちない時は中性洗剤を使って水拭きしましょう。
オススメのほこり取り掃除グッズ3選
テレビ掃除にあると便利なお掃除グッズを紹介します。
1.テレビ用クリーニングブラシ
ディスプレイや電気機器のお掃除に活躍するクリーニングブラシです。
毛足が長くやわらかいので、デリケートなテレビ画面を傷つける心配がありません。
さらにブラシがほこりと同時に機器表面の静電気も除去し、ほこりをつきにくくする効果もあります。
2.超極細繊維ハイテククロス
液晶画面の指紋や油膜汚れを簡単に落とすことのできるクロスです。
細くて細かな繊維が特徴で、テレビ以外にも、デジタルカメラ・眼鏡・CDなどのデリケートな物に最適です。
大型クロスで洗濯して繰り返し使えます。
3.ウェットティッシュ 液晶用
ノンアルコールタイプで、拭きあとが残りにくく画面をクリアに仕上げることができます。
ホコリだけでなく雑菌の発生を抑える効果もあり、より清潔に保ちます。
自宅にあるものでも代用可能
掃除グッズを揃えるのも少し面倒だし、気になったほこりを今すぐに何とかしたい!ってこともありますよね。
そんな時には自宅にあるものを使ってキレイにしましょう。
ストッキング
指に巻いてサッと拭くだけでほこりが簡単にとれますよ。
キッチンペーパー
https://www.instagram.com/p/BpHXLGhhFSv/?igshid=vk3frtzjb1a
テレビ画面にはティッシュではなくキッチンペーパーを使いましょう。
テレビの汚れでありがちな手垢や油をよく吸着するので、効果的です。
テレビ裏側のほこり掃除方法
テレビ裏側の掃除も、準備するグッズはテレビ画面・周辺掃除で使ったものでOKです。
- 掃除機で大きなほこりを吸う またはモップでほこりを払う
- クロスでテレビの裏側を優しく拭く
- コード類は1本ずつ外して拭く
テレビ裏側は配線整理も一緒にするのがおすすめ!
テレビの裏側は配線が入り混じり、またスキマも狭く掃除がとてもしづらいというのが正直な感想であると思います。
そんなテレビの裏側を掃除する際には、配線整理を一緒にすることをおすすめします。
- 床につけない
- できる限りまとめる
- 収納ボックスを活用する
ではひとつずつ詳しく説明します。
床に付けない
コード類を床にそのまま這わせると床の掃除がしづらくなります。また、ごちゃごちゃとして見た目も悪くなりますね。
コードを床に付けないために使うのは、ワイヤーや結束バンドです。
テレビ裏やテレビ台にワイヤーをとりつけ、コード類をまとめて空中収納しましょう。
ワイヤー部分にはお掃除ブラシもぶら下げたりすることができ、一気に収納空間が広がります。
https://twitter.com/m12251129/status/1236614946940542977
できる限りまとめる
コードを外して1本ずつほこりを拭いていくのはかなり大変な作業になります。
コードを一気にまとめることですっきりし、さらにほこりがかぶらないという利点もあります。
会社からもらってきたスパイラルチューブで配線まとめたなう。スッキリ☆明日は奥の方やる。
この渦巻き状のチューブをスパイラルチューブと言います。これ見てさっき思い出したんだけどね、スパイラル pic.twitter.com/wy6BfxRh— 大滝拓也Takuya Otaki (@OTspeedster7) February 17, 2013
収納ボックスを活用する
テレビ裏には、テレビだけではなくゲーム機や充電器などの配線も混雑していることが多いですよね。
そんな時には配線を収納できるケーブルボックスがおすすめです。
ボックスになっているためほこりがかぶる心配もなく、掃除がとっても楽になります。
インテリアとしてもおしゃれなので、奥に隠さず見える部分に置くことができるのも嬉しいです。
ケーブルボックス買って配線が多少マシになった pic.twitter.com/jUySRTnZaW
— るとす (@lutos000) December 8, 2018
テレビ裏の収納に関してはぜひこちらの記事もご覧ください↓↓↓
テレビ掃除でやってはいけない4つのポイント
みなさんが普段している掃除方法が実は間違っていたかもしれない!?
やってはいけないポイントをまずはおさらいしましょう。
- アルコール・エタノール入りの洗浄剤を使用する
- ガラスクリーナー・クレンザーを使用する
- 水・洗剤を直接スプレーし拭き掃除をする
- ティッシュで拭く
アルコール類は速乾性があるので効果的なのではと思われがちですが、画面コーティングが傷ついたり変色するおそれがあります。
クレンザーやクリーナーなども研磨力で傷つけてしまう可能性があります。
液体の直接スプレーは、水滴残りや拭き残しが多くなりがちになり、逆に汚れが目立ちやすくなってしまいます。
肌触りは軽いけどティッシュは意外と繊維が硬いし、さらにほこりが舞ってしまうことも多いのよ
テレビとほこりの関係性
テレビをキレイに掃除したつもりでも、次の日にはまた細かなほこりがついている、拭いてもいまいちキレイになった感じがしない、ということはよくありますよね。
これにはしっかりした理由があるんです。
- 静電気の発生
- 掃除のしづらい空間である
テレビには静電気が発生しているため、よりほこりを寄せ付けやすいのです!!
またテレビは大きく、他のテレビ台や周辺機器を動かして隅々まで掃除するのにも大変な労力がいります。
テレビの周囲は、ほこりがたまりすい、けれども掃除が行き届きにくい空間になってしまっているのです。
ほこりがたまるとどんな危険があるか
テレビやコード類のほこりがそのままにされておけば、火災・感電・故障の原因になります。
またトラッキング現象を起こす可能性も高くなります。
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火。これがトラッキング現象です。
引用:中部電力 公式HP
会社のコンセント(延長コード)で発火事故がありました。
ホコリと湿気が原因によるトラッキング現象だと思われます。
みなさんも、家のコンセントなどを今一度ご確認下さい。ホコリの除去とコンセントの抜き差しでほぼ防止できます。#発火事故#トラッキング pic.twitter.com/359By2nrvd
— 三姉妹@パパ (@sanshimaitopapa) October 3, 2019
また、ほこりにはゴミだけではなくダニ・カビ・ウイルスなども混ざり合っており、アレルギー・喘息など身体にもよくないことが起こります。
テレビにつくほこりを予防する方法3選
テレビ周りは他に比べてもほこりがつきやすい場所ではあるため、なるべくほこりをためないようにしなくてはなりません。
ではテレビの掃除はどのくらいの周期で行うのが目安なのでしょうか。
テレビのお手入れは、月に一度がひとつの目安です。
余裕があれば3日に1回、サッと掃除しておくとホコリがたまりにくくなります。
月に1回しっかり掃除も大切ですが、普段からほこりや汚れをためない工夫をすれば、いつものお手入れがぐっと楽になります。そのポイントはこちらです。
- 適度な湿度を保つ
- 柔軟剤を使う
- テレビカバーを使用する
では、1つずつ紹介します。
適度な湿度を保つ
テレビが設置されている室内の湿度を管理することで静電気の発生を食い止め、テレビにほこりが溜まるのを防ぐことができます。
夏ならば湿度55%〜65%、冬ならば45%〜60%が理想とされています。
静電気は湿度が低いと発生しやすいと言われています。乾燥しやすい冬に静電気がおこりやすいのはそのためです。
柔軟剤を使う
柔軟剤には衣類への静電気防止効果があるので、それをうまく利用しましょう。
柔軟剤をつけたクロスでテレビ周囲を拭き掃除すれば、ほこりがたまりにくくなります。
- 市販の柔軟剤・水…500mの水に対して5〜6滴の柔軟剤を垂らす
- クロス 2枚
柔軟剤を薄めた水にタオルを浸し、固く絞って液晶テレビの周辺を丁寧に拭いていくだけです。
コツは少し濡らして絞るのではなく、柔軟剤入りの水がしっかり染み込むよう、2分程度待つことです。
テレビカバーを使用する
ほこりの予防、そしてテレビそのものを保護するために、テレビカバーを使用するのも有効です。
市販のものもありますが、お気に入りの布やタオルを活用することができるのも魅力です。インテリアとしても楽しむことができますね。
https://www.instagram.com/p/B7IjT6YAlsm/?igshid=3k26xt2oq8z8
布のカバーはテレビ画面を隠してしまうので、頻繁にテレビを見る場合はその度につけ外しをしないといけないため、不便に感じるかもしれません。
そんな場合はテレビ専用保護パネルを活用しましょう。
https://www.instagram.com/p/BxUuKg2FOhB/?igshid=14tjf36rpwoie
特に小さなお子さんやペットのいる家庭にはおすすめです。
子どもがおもちゃなどでテレビをたたいたり、舐めたり触ったりをすれば、テレビの傷つきも心配ですが子どもがほこりなどの汚いものに触れるのがとっても不安ですよね。
さらにペットがいる家庭でも、知らぬ間にテレビ画面を傷をつけたりする危険もあります。
カバーを取り付けておけばテレビが直接傷つく心配もありませんし、直接ほこりもつきません。
まとめ
- テレビ掃除をする上では、注意するべきポイントがたくさんある。
- テレビ掃除をする時には優しくホコリを落として乾拭きするのがベストである。どうしても落ちない汚れには中性洗剤を薄めた水を使用すると良い。
- テレビ裏は特に乱雑になりがちなので、掃除とともに配線整備をするのがオススメである。
- テレビには静電気が発生しているためどうしてもほこりがつきやすい。また、狭くコード類もたくさんあるため掃除が行き届きにくい環境にある。
- 普段のテレビ掃除をより楽にするために、ほこりをたまりにくくする予防方法も有効である。
紹介したテレビ掃除の方法は整理整頓につながるものも多く、見た目もよくなって一石二鳥ですよね。
ほとんどのテレビはリビングの中心にあるものです。テレビがきれいだとより素敵な空間で良い時間を過ごすことができると思います。ぜひ実践してほこりのないキレイなテレビを保ちましょう。
ほこりがつくのはテレビだけではありません。ほこりに関するおすすめ掃除に関してはこちらの記事もぜひご覧ください↓↓↓