皆さんは、普段石鹸を使っていますか?
石鹸は手洗いだけでなく、洗顔や体を洗うのにも使えて便利ですよね!
実は、石鹸は手作りできるって知っていましたか?
「手作り石鹸って良く聞くけど、難しいんじゃないの?」
「簡単に手作りできる方法が知りたい!」
そんな皆さんの御要望にお応えして、今回は石鹸の簡単な作り方をご紹介していきます。
目次
石鹸の作り方は3種類ある!
では早速、手作り石鹸の作り方について見ていきましょう!
実は手作り石鹸の作り方は大きく3種類に分けることができます。
- 苛性ソーダを使った作り方
- グリセリンソープを使った作り方
- 石鹸素地を使った作り方
ではこの3つの作り方について、詳しく説明していきます。
まず必要物品を集めよう!
それぞれの作り方を説明する前に、どのパターンでも必要な物品を揃えましょう!
- 温度計
- 計量カップ
- 泡立て器
- カッター
- ゴムベラ
- 耐熱ボウル
- スプーン
- ガラス棒
- はかり
- ゴム手袋
- マスク
- ゴーグル
ちなみに、ゴム手袋、マスク、ゴーグルは苛性ソーダを使った石鹸を作るときに必要となってくるので、苛性ソーダを使用しない場合は絶対に必要ではありません。
苛性ソーダを使用した手作り石鹸
苛性ソーダとは水酸化ナトリウムのことで、劇薬指定されている薬品です。
苛性ソーダを使った石鹸は、手作り石鹼のなかでもとてもメジャーな作り方です。
そのため取り扱いが難しく少し難易度が高めですが、注意事項を知っていると簡単に石鹼を作ることができます。
石鹼もなめらかな石鹸になりとても使いやすいです!
石鹸の作り方【苛性ソーダ】
まずは苛性ソーダを使った手作り石鹼に必要な材料です。
- 苛性ソーダ 29g
- オイル(オリーブオイルやココナッツオイルなど ) 250g
- 精製水 88g
精製水やオイルは薬局やネットでも購入できますが、苛性ソーダは劇薬のため薬局の処方箋受付でしか購入できません。
また、購入する際には、身分証明書と印鑑が必要になってきますので、購入する際は準備をしておきましょう。
精製水はどこのものでも問題ないですが、量が多く使いやすいのでTRUSCOの高純度精製水がオススメです。
こちらのココナッツオイルは手作り石鹼用のオイルになっているため、とても使いやすいです。
では作り方を説明していきます。
苛性ソーダ石鹸の作り方
この時、水溶液の温度が90℃に上昇し刺激臭が発生します。必ず換気扇を回し、換気をするようにしましょう。
ガラス棒で混ぜながら温度計で水溶液の温度を測り、38℃~43℃になるまで冷まします。
温まったら苛性ソーダ水し少しずつ加えていき、泡だて器でとろみがつくまで混ぜます。
泡だて器を持ち上げて、形が残るくらいまで混ぜ続けましょう。
40℃以上を保ちながら混ぜると良いです。
ケーキを作る時と同じように、型を数回落とし、空気を抜きましょう。
生地を入れた型を保温バッグに入れ、24時間保温します。
生地が固まったら型から出し、使いやすい大きさにカットしてください。
熟成させることで苛性ソーダのアルカリ性を落とし、肌を傷つけない石鹸を作ります。
文章では分かりにくいなと思った方は以下の動画も参考にしてみてください!
グリセリンソープを使った手作り石鹼
グリセリンソープとは、天然素材であるグリセリンを含む石鹸のことで、苛性ソーダを使った石鹸よりも簡単に作ることができ、比較的初心者向けの手作り石鹼になっています。
見た目が透き通っていて、インスタ映えがする「宝石石鹸」をつくることもできますよ♪
石鹸の作り方【グリセリンソープ】
グリセリンソープを使った石手作り石鹼に必要な材料です。
- グリセリンソープ50g
- 食用色素
グリセリンソープは、「MPソープ」とい名前でも売られており、ネットで簡単に購入することができます。
このグリセリンソープは量も多く、使いやすいと評判です!
一色ずつ購入するのも良いですが、この商品は4色セットになっているので、最初に購入するには最適です!
では作り方を説明していきます。
グリセリンソープ石鹸の作り方
水に溶かしたお好みの食用色素を、スプーンを使ってグリセリンソープと混ぜます。
固まったら型から取り出して、そのまま使用できます。
石鹸素地を使った手作り石鹼
石鹼素地とは、あらゆる石鹸を作るための基礎となる成分のことで、市販の石鹸の成分表には大体この石鹸素地が記載されています。
粘土遊びのような感覚で石鹸を作ることができ、子供でも作ることができる手作り石鹼となっています。
石鹸の作り方【石鹸素地】
石鹼素地を使った石手作り石鹼に必要な材料です。
- 石鹼素地 300g
- お湯 150g
石鹼素地は、アロマオイル専門店で購入することができますが、近くにその様なお店がないという方は、ネットでも購入できます。
このけ石鹸素地は、手作り石鹼用になっていてとても使いやすいです。
では作り方を説明していきます。
石鹸素地石鹸の作り方
固まったら型から取り出して、そのまま使用できます。
以上が3つの手作り石鹼の作り方です。
手作り石鹼って作ったことのない人からすると、とっても難しそうに思えますが、案外誰でも作れそうですよね?
こちらは米ぬかを使った石鹸の作り方を紹介してますよ↓↓
手作り石鹼の魅力
ここまで、3種類の手作り石鹼の作り方を説明してきました。
そうなんです。
ここからは、手作り石鹸ならではの魅力についてお伝えしていきますね。
手作り石鹸の魅力1.原材料がわかる
市販の石鹸を普段から使われている方は、石鹸に含まれている成分表を見たことがありますか?
大抵の場合、見ずに購入することが多いと思います。
その場合、石鹸にどんな材料が使われているか、全くわからずに使っていることになりますよね?
石鹸の材料のなかには様々なものが含まれており、中には長持ちさせるために添加物を含んでいるものが多く存在します。
特に敏感肌やアトピーのある人はできれば避けたい材料ですよね?
そういった方も手作り石鹼ならば、自分で一からつくることができるので、無添加の石鹼をつくることができます!
大事なお肌に使うものですから、どんなものが含まれているのか分かっているに越したことはないですよね?
手作り石鹸の魅力2.思いどおりの石鹸が作れる
3種類の作り方をお伝えしましたが、どの作り方でもご自身の好みに合わせてアレンジすることができます。
例えば、香を良くしたいのなら、生地にアロマオイルを入れてみるのもいいですね。
形にこだわりたいなら、好きな型を利用して石鹸の形を作ったりなど自由自在です!
手作り石鹸の魅力3.低コストで良い石鹸が作れる
「手作り石鹼は準備が大変だしコストがかかる!」と思った人、実は手作り石鹼とてもコストパフォーマンスのいい石鹼なんです。
市販の石鹼は、一度に大量の石鹸を製造するため、ひとつひとつに手間をかけることができません。
ですが手作り石鹼は、自分が使う分だけ作ればいいだけなので、その分質の良い石鹸をつくることができます。
なので、市販のものよりコストはかかりますが、その分自分に合った質のいい石鹸と出会えるので、結果的にとてもコストパフォーマンスのいい石鹸ということになりますね!
今度作ってみよう!
石鹸を作るときの注意点
手作り石鹼は比較的簡単に誰でも作ることができますが、実際に作るときにはいくつかの注意点があります。
- 苛性ソーダの取り扱い方法を知っておく
- 石鹸を作って売るのには許可が必要
この2つの注意点について説明していきますね。
苛性ソーダの取り扱い方法を知っておく
苛性ソーダは水酸化ナトリウムのことで、とても強いアルカリ性の薬品です。
そのため、直に触れると皮膚を溶かしたり、目に入ると失明する危険性があります。
苛性ソーダを使用する場合は、必ずゴム手袋とゴーグルを着け直接肌に触れないようにしましょう。
石鹸を作って売るのには許可が必要
手作り石鹼をご自身で使う分に作るのは何の問題もありませんが、この石鹼を素人が売ることは法律で禁止されています。
もし販売目的で作る場合は、しっかりと許可をとってからでないと法律違反になってしまいますので、気を付けておきましょう。
まとめ
- 手作り石鹸には、苛性ソーダ、グリセリンソープ、石鹸素地をつかった3種類の作り方がある。
- 手作り石鹼は独自のアレンジもできて、自分に合った石鹸が作れる。
- 苛性ソーダは劇物なので取り扱いに注意する。
今回は手作り石鹼の簡単な作り方についてご紹介してきました。
どの作り方も簡単で、今からでも始められそうですよね。
今まで市販の石鹸しか使ったことのなかった方は、この機会に手作り石鹼に挑戦してみてはいかがでしょうか。
こちらは、手作りではありませんがとてもおしゃれな石鹸が紹介されています。手作りするときの参考にもなりますよ↓↓
皆さんのご家庭にもある石鹸は、簡単に作ることが出来て、手作りならではのメリットもいっぱいなんですよ♪