サラサラでツヤのあるフローリング、憧れますよね。
こまめに掃除をしているはずなのに、フローリングのベタつきがとれない、汚れが気になる、なんてことはありませんか。
「きちんと水拭きしているのに何だかムラになってきれいにならない」
「なるべく簡単にフローリングのベタつきや汚れをとりたい」
もしかしたらお掃除方法やその頻度が違っているのかもしれません。
正しい方法を伝授します!
フローリングがピカピカになると、部屋の空気感も変わります。きれいなフローリングで、気持ちよく快適な生活空間をつくりましょう。
目次
フローリングがべたつく原因
気になるフローリングのベタつき、原因は一体何なのでしょうか。
日常生活の中でホコリやごみがフローリングに落ちてしまうのはどうしても防ぐことはできません。
それ以外に、ベタつきの原因になることはあるのでしょうか。
油分
なんと、フローリングのベタつきのほとんどが、油汚れ・皮脂汚れ・汗によるものと言われています。
素足で歩くことで足裏の皮脂・汗がフローリングに蓄積され、それがベタつきの原因になるのです。
特に汗をかきやすい夏場は、フローリングにも汗や皮脂がつきやすくなります。
スリッパ裏面の汚れが蓄積されるとそれがフローリングにも移り、ザラつきや傷つきの原因になります。
また、油を扱う機会の多いキッチンまわりの方が、リビングに比べてベタベタ汚れがつきやすいと言われています。
湿気
1年の中でも梅雨の時期は湿度が高くなり、普段よりもベタつきを感じやすくなります。
先ほど説明した皮脂・油分と水分が混ざることで、さらにベタベタがひどく感じられるようになります。
また、フローリングが湿っていることで普段よりもホコリが付きやすい状態になってしまいます。
【ベタ付きを防ぐ】フローリングの基本的な掃除方法
フローリングのベタつきを防ぐために、普段の掃除やお手入れはどのようにすればよいのでしょうか。
お掃除が大好きな方は「毎日水拭きをすれば完璧!」と意気込む方もいるかもしれません。
しかし、フローリングは過度に濡らしてはいけないと言われています。
フローリングの主な材料は木です。
ワックスが落ちてきていたり、多くの水分で濡れた状態が続くことで、木は傷み、変形し、合成成分が剥がれてしまう恐れがあるのです。
下の写真は、日常にモップ水掛け、半年に1回クリーニングワックス掛けを行った為、フローリングが浪打ち、膨張したフローリングです。
毎日のお掃除では、フローリングがベタついている、なんだか汚いと感じる状態にまでさせないことを目標にしましょう。
毎日の掃除
ワックスが掛かっているフローリングであれば、毎日の掃除は水拭きではなく乾拭きで十分です。
乾いた雑巾やモップで全体のホコリをとったあとに、大きなごみやホコリを掃除機で吸い取りましょう。
- 掃除機をかけるとホコリを舞い上げてしまうので、最後に使う
- 部屋中のホコリが落ちきった朝に掃除をすることで、効果的にゴミを集めることができる
朝一番の掃除で気持ちよく1日を過ごすことができそうですね。
週に1回の掃除
週に1回、天気の良い日には掃除機をかけたあとに水拭きをしましょう。
前の項目で紹介した拭き取りシートを使うのも有効です。掃除機を使わずとも簡単に拭き掃除ができますね。
天気の良い日に行うのは、長時間フローリングを濡れたままにしないためです。仕上げに乾拭きをするのも効果的です。
月に1回の掃除
水拭きでも落としきれない油汚れ・皮脂汚れには、中性洗剤・重曹・セスキ炭酸ソーダを使って拭き掃除をしましょう。
長時間油汚れを放置しておくことでホコリと油がくっつきやすくなり、さらに頑固な汚れになるので落とすのに労力がかかります。
月に1回は洗剤を使った拭き掃除を取り入れましょう。
フローリングのベタつきに使える掃除アイテム
ごみ・ホコリだけではなく、油汚れや湿気による水気がベタつきの原因になっていることが分かりました。
そんなベタつきに効果を発揮する、優秀なお掃除アイテムを紹介します。
軽いベタつきには拭き取りシート
軽いベタつきであれば、拭き取りシートを使えば簡単にフローリングをサラサラにすることができます。
雑巾ではなく拭き取りシートを使うことのメリットは、実はたくさんあるんです。
- 洗浄成分を含んでいることが多く、ベタつきの原因である汚れを効果的に取り除くことができる
- 凸凹シートがごみをしっかり吸着するため、ホコリとり・掃除機かけをする手間が省ける
- 立ったり屈んだり、雑巾を何回も絞って拭いての動作がなく、労力・負担を少なくできる
- 使い捨てることができ衛生的にも良い
フローリングの拭き取りに使えるおすすめ商品はこちらです。
クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート
髪の毛まで絡め取る立体シートが、小さなホコリまで逃さずキャッチします。
掃除機・雑巾がけの作業をこれ1つでカバーできる、家事をする上ではとても役立つ商品です。
1枚で約15〜20畳分を拭くことができ、コスパも良好です。
ウェーブ 超保水ウェットシート
3層構造の分厚いシートと、水分量が高いことで人気の商品です。
シート交換の手間がなく、ノンストップでリビングから台所まで家中一気にきれいにできます。最後までさっぱりとした拭きごこちが続きます。
しつこいザラつきには中性洗剤
拭き取りシートでは落ちないベタつきは、油分・水分・ホコリなどが混ざり合い、頑固な汚れになっていることが予想されます。
そのような場合は中性洗剤を使いましょう。
現在では嬉しい除菌効果も発揮してくれます。
フローリングだけではなく、家中どんな所にも使うことができるのも嬉しいポイントです。
1本あれば普段の掃除に役立つこと間違いなし!おすすめの中性洗剤はこちらです。
リビング用洗剤 激落ちスッキリ!
泡スプレータイプなので、気になるベタつき・汚れにすぐに密着!部分的にも使いやすくなっています。
フローリング以外にもキッチンの油汚れ・壁のシミ・タイルなどにも幅広く使え、パワフルな洗浄力を発揮してくれます。
スーパーオレンジ フローリング用
オレンジオイルがしつこい油汚れ・皮脂汚れをグングン溶かしてきれいにしてくれます。
汚れを落とすだけではなく、汚れをつきにくくするワックスの役割も果たしてくれます。お掃除やお手入れがより簡単になりますね。
結論、代用は可能です!
しかし、台所用の中性洗剤はリビング用に比べて洗浄力が高いです。
その分、フローリングのワックスまで落としてしまったり、傷やシミを作ってしまう可能性も高くなります。
やむを得ず使用する場合、洗剤は数滴などの少量から使い、目立たない部分でフローリングに変化がないかを試してから使うようにしましょう。
環境に優しい洗剤も効果的
小さな子どもやペットなどがいる家庭は、なるべく体に優しいものを使いたいですよね。
洗剤で掃除した床をすぐに赤ちゃんがハイハイしているのを見て何だか不安になってしまうママさんに、ぜひおすすめしたい商品です。
人にも優しく、環境にも害のないナチュラル洗浄剤をぜひ使ってみましょう。
重曹
頑固で落としにくいフローリングのベタつき・汚れには、重曹を使いましょう。
重曹は弱アルカリ性です。
油汚れ・皮脂汚れは酸性なので、重曹がグングン汚れを中和し、落としやすくしてくれます。
汚れを落とすだけではありません!消臭効果があるのも大きなポイントです。
皮脂汚れが蓄積されると悪臭の原因にもなるのですが、重曹がカバーしてくれます。一石二鳥ですね。
- 重曹 小さじ1/2
- 水 1カップ
- スプレーボトル
- 雑巾
- 水1カップに重曹小さじ1/2杯を溶かし、重曹水を作る。
- スプレーボトルに重曹水を入れ吹きかける、あるいは重曹水で雑巾を濡らし固く絞って拭く。
- 最後に水拭きで仕上げる。
- 重曹は冷水では溶けにくいため、ぬるま湯で溶かす
- 重曹が残ると白く見えザラザラした感覚も残りやすくなる
- 濃度が高いとワックスまで剥がしてしまうおそれがある
重曹は油汚れには絶大な効果を発揮しますが、粒子が大きく水に溶けにくい性質があります。
ぬるま湯で十分に溶かしてから使用しましょう。
拭き残しを防ぐために、仕上げにクエン酸スプレーを使用するのも効果的です。
酸性をもつクエン酸が重曹をシュワシュワと分解してくれます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキは重曹に比べても強いアルカリ性をもつため、同じくしつこい汚れ・ベタつきに効果的です。
重曹でも落ちないひどいベタつきや黒ずみがあれば、セスキ炭酸ソーダも試してみましょう。
- セスキ炭酸ソーダ 2g
- 水 250ml
- スプレーボトル
- 雑巾
- スプレーボトルに水250mlとセスキ炭酸ソーダ2gを入れ、よく振り混ぜる
- フローリングに直接スプレーし、固く絞った雑巾で水拭きする
- 最後に乾拭きで仕上げる
一度拭いても落ちないしつこい汚れやベタつきがある時には、スプレーして数分おくことで汚れが浮き上がりやすくなります。
木材がそのまま使われているようなフローリングにはワックスは不向きです。
素材に染み込んで黒ずみや痛みの原因になることもあるので注意が必要です。
洗浄効果も強く、どんなフローリングにも使用できるというわけではありません。
心配な時には、フローリングの端の方で変色・変形などがないかを試してから行いましょう。
フローリングとワックスの関係
一般的なフローリングにはワックス加工がされていることが多いです。ワックスといえばツヤが出てきれいになるイメージがありますよね。
ワックスの効果は外観をよくするだけではありません!
引用:リンレイ 公式サイト
傷を保護してくれる効果、またホコリを寄せ付けずお掃除を楽にしてくれる効果もあります。
ワックスがけも効果的に取り入れることで、ツヤツヤなフローリングを長持ちさせることができます。
ワックスがけの頻度
ワックスがけと聞くと、年末の大掃除を思い浮かべますね。
ワックスは一体どのくらいの頻度でかけるべきなのでしょうか。
ワックスがけは、フロアー表面の保護のために半年に1度行いますと、美しさが長持ちします。
引用:DAIKEN 公式サイト
新築物件やマンションなどは、メンテナンスのいらないハードワックスを使用されていることも多いです。
しかし一般的なワックスの場合、年を重ねるごとにくすみ・ひび割れ・剥がれなどが起きやすい状態になります。
目安は半年に1回と言われていますが、5年に1度はワックスを完全に剥がして、塗り直すことをおすすめします。
ワックスがけの基本のやり方
ホームクリーンサービスでワックスがけをしてくれるところもありますが、市販のワックスでも十分に効果を発揮してくれます。
今回は自分で簡単にワックスがけをする方法を説明します。
- ワックス剥離剤
- フローリングワックス
- 雑巾 数枚
- スポンジ
- ゴム手袋
ワックスがけのやり方
※ワックスは部屋の奥から手前へ、床や溝と平行になるようにまっすぐかけることがムラなくきれいに仕上げるポイントです。
動画でもおさらいしてみましょう。
初心者の方はシートタイプを使ってみましょう。普段のお掃除の要領で簡単にワックスがけをすることができますよ。
さらにワックスがけをきれいに仕上げるポイントは、梅雨明けの夏本番前の天気の良い日に行う、ということです。
気候的にワックスも乾きやすく、短時間で行うことができます。
雨風のある日はホコリがとびやすい状態となってしまい、ホコリがワックスにつきそのまま固まってしまう恐れがあります。
天候にも気をつけながら、最適な時期にワックスがけをしましょう。
フローリングのワックスがけについては、こちらの記事も参考にしてください↓↓↓
まとめ
- フローリングがベタつく原因の主なものは皮脂汚れ・油汚れである。
- 拭き取りシートや洗剤を使うことで、手軽にフローリングのベタつき・汚れを落とすことができる。
- 頑固なしつこい汚れには重曹・セスキ炭酸ソーダも効果的である。
- フローリングは水に弱いため毎日水拭きする必要はない。乾拭きをこまめに行い、ホコリ・ごみをためないようにすることが大切である。
- フローリングワックスはツヤツヤになるだけではなく、フローリングを長期間きれいに保つのに役立つ。
今回はフローリングのベタつきの原因と効果的な掃除方法をおさらいしました。
ぜひワックスを使ったお掃除を取り入れ、日頃のお手入れを簡単にしていきましょう。
そして、思わず寝転びたくなるようなピカピカのフローリングで気持ちよく過ごしましょう!
フローリングのベタつきをとる掃除方法や便利なお掃除グッズについて、こちらの記事もぜひご覧ください↓↓↓
今回はフローリングの気になるベタつきの正体と、手軽にお掃除ができるアイテムを紹介します☆
フローリングをきれいに保つお掃除方法やワンポイントアドバイスもあります。
ぜひ参考にしてくださいね!