身の回りの除菌や手の消毒、赤ちゃんのお尻拭きなど、ウェットティッシュは色々な用途で使われています。
外出先や車の中など、すぐに手を洗えない場合にもとても便利ですよね!
そんなウェットティッシュですが、保管の仕方や場所によって乾くことがあるんです。
「乾くと効果はどうなるの?」
「乾いてしまったウェットティッシュはもう使えないの?」
多くのウェットティッシュに除菌や消毒の効果がありますが、乾いた後もその効果はあるのでしょうか?
今回はそんな疑問を徹底リサーチしたいと思います!
目次
ウェットティッシュはなぜ乾くの?
一度開封したウェットティッシュが、いざ使おうとした時にはすでに乾いていて使えなかった経験はありませんか?
時には未開封にも関わらず、開けた瞬間からカラカラな状態の場合もあったりします。
なぜこのように「乾く」現象が起こるのでしょうか?
開封済みの場合と未開封の場合とで、ウェットティッシュが乾く原因を探りましょう。
開封済みの場合
一度開封したウェットティッシュはどうしても乾燥が一気に進んでしまいます。
その理由はウェットティッシュの成分が関係しているのです。
Q:「ウエットティシュ」に使われている液体の成分は何ですか?
A:水を主成分に、かびや細菌などの微生物の繁殖を抑える「防腐剤」や、手あれ防止のための「湿潤剤・保湿剤」、油脂分を除去する目的の「アルコール・洗浄剤」などが、製品により適量含んでいます。これらの成分は化粧品基準に準拠した、皮膚に対する安全性に支障のないものが使用されています。
ウェットティッシュでよく目にするのが「アルコール」ですが、アルコール=エタノールのことをいいます。
エタノールは揮発性(液体が蒸発しやすい性質)があり、蒸発とともに水分や熱を奪っていき乾燥に繋がります。
さらに、乾燥が一気に進む理由がもう一つあります。
一度開封した後はしっかり密封することが大事なのですが、それができていないと乾く原因になります。
未開封の場合
保管場所によっては未開封の状態でも乾燥することがあります。
どのような場所かというと、ずばり「直射日光が当たる場所」です!
例え家の中であっても日の当たる場所に置いておけばカラカラに乾いてしまいます。
車内では直射日光を避けるようにしていても高温になる場合があるので乾きやすくなりますよ!
また、未開封だからといって長期間保管することもリスクが伴います。
基本的にウェットティッシュに使用期限は設けていないそうですが、未開封の場合は3年を目途に使い切るようにした方が良いそうです。
ウェットティッシュは乾くとどうなる?
ウェットティッシュの多くは「除菌」や「消毒」といった効果があります。
ではカラカラに乾いてしまったウェットティッシュにこのような効果は残っているのでしょうか?
残念なことに一度乾燥すると効果はなくなり、ただのティッシュとなってしまいます!
一度乾いたウェットティッシュを水で濡らすと、水の中にある微生物の影響が原因で腐る可能性があります。
更にその状態で暖かい場所に保管すると臭いがでることも…!
水で濡らすとなると、あくまで一時的に短期間で使い切る場合にとどめましょう。
ウェットティッシュが乾かないようにするには?
ではウェットティッシュが乾かないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
- 一度開封した後はしっかり密封
- 保管場所に気を付けながら使用期限を意識する
この2つのポイントを気を付ければ乾燥をなるべく防ぐことができます!
では具体的にどのような方法で密封し保管すれば良いでしょうか?
- 保存バッグ(ジップロック等)を使う
- 専用のフタをつける
- ウェットティッシュケースを使う
ではひとつずつ解説していきます。
保存バッグを使う
開封済みのウェットティッシュの保存には、ジップロック等の保存バッグがとても便利です。
単純な方法ですが、密封度を上げるには通常の蓋を閉めた後さらに保存バッグに入れることをおすすめします!
保存バッグに入れたらしっかり空気を抜いてね!
家にありがちな保存バッグを使用するという手軽な方法なので一度試してみる価値ありです♪
置き場所に制限のある車の中などはこの方法がおすすめですよ!
専用のフタをつける
ウェットティッシュのパッケージに直接貼りつけるフタをご存知でしょうか?
最近では100円ショップでもよく見かけるほどウェットティッシュに欠かせない定番商品となっています。
特に赤ちゃんのお尻拭きウェットティッシュは、外出先で使う際にこのフタがあるのとないのでは作業効率が全然違います。
カラーのバリエーションも豊富で色々な形やキャラクター物も増えており選ぶのも楽しいですよ(^^♪
外出用ウェットティッシュの乾燥防止におすすめです!
ウェットティッシュケースを使う
ウェットティッシュの保存方法の中で最もおすすめなのがウェットティッシュケースを使うことです。
なぜなら乾燥を防ぐことはもちろんのこと、取り出しやすく見た目もすっきりしているからです!
各メーカーから発売されている専用のケースもシンプルで良いですが、おしゃれでインテリアに馴染むケースも色々あるんです。
↑陶器の艶がつくる清潔感と天然木がつくる温かみが絶妙にマッチして優しい雰囲気を漂わせるケース。
使い方も簡単で、ウェットティッシュをそのまますっぽり入れるだけ!
なめらかなフォルムが可愛くてウェットティッシュが入っているとは思えない程おしゃれです♪
↑こちらはロールタイプのウェットティッシュケース。
ロールタイプは取り出しづらい印象がありますが、こちらは取り出し口にギザギザのスリットが入っているため1枚ずつ取り出しやすくなっています。
まるでミルク瓶のような見た目の可愛さと柔らかい色味がとても素敵なケースです♪
その他、100円ショップでもシンプルで機能的なケースは沢山ありますよ(^^)
色々なケースを比較したこちらの動画もぜひ参考にしてみて下さい♪
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乾いた時の対処法
ウェットティッシュはどんなに気を付けていても一度開封すればいずれ乾くことは避けられません。
乾く前に使い切ることが大事ですが、もしも乾燥させてしまった場合にはこんな対処法をお試しください。
塩化ベンザルコニウムで復活!?
みなさんは「逆性石鹸」って聞いたことありますか?
普段使っている石鹸とは違い、逆のイオンの性質を持っているため逆性石鹸と呼ばれています。
どのような違いがあるかというと、普段使っている石鹸は『汚れを落とす作用』であることに対し逆性石鹸は『細菌を破壊する作用』があります。
この逆性石鹸の一種で【塩化ベンザルコニウム】という成分があります。
薬局でも手に入る塩化ベンザルコニウムを水で200~300倍程度希釈し、その液を乾いたウェットティッシュに浸み込ませれば再利用できます!
とはいっても、効果がそのまま元通りになるわけではないので、ただの水で濡らすよりはマシぐらいの気持ちでお試しくださいね。
塩化ベンザルコニウムは希釈前は特に経口毒性が高いため、誤って飲んでしまわないよう保管と管理には細心の注意を払いましょう。
乾いたティッシュとして使用する
一度乾燥したウェットティッシュは潔く乾いたティッシュとして使っちゃいましょう!
口周りを拭いたり鼻をかんだりするのがなんとなく抵抗があるなら掃除用にするのがおすすめ♪
テレビ台や窓枠のホコリを取ったり、キッチンのコンロ回りの拭き掃除など使い道は沢山ありますよ!
【防災用】10年潤うウェットティッシュ
自然災害がいつどこで起きてもおかしくないご時世なので、防災意識も高まりつつありますよね。
防災リュックを準備する際、ウェットティッシュを入れておくという人も増えています。
しかし、だいたいのウェットティッシュは使用期限が1年~3年程度なので、用意したまま安心しているといつの間にか乾いていた!なんてことに…
そんなことにならないよう、防災の為のウェットティッシュはこちらがおすすめですよ!
↑防湿性の高いアルミ蒸着のフィルムで包装されています。除菌効果も◎
5年間の保証が付いてるので安心ですね!
↑パッケージの工夫でなんと驚きの10年間保存が可能なんです!※未開封の場合
お肌に優しいノンアルコールタイプなので、手・指・顔・身体など多用途に使えますよ♪
ウェットティッシュが5年や10年もの間潤いが持続してくれるならとても安心ですよね!
まとめ
- ウェットティッシュが乾くのは一度開封しエタノールが蒸発するため
- 直射日光が当たる場所と高温になる場所も乾燥の原因になる
- 一度乾くと効果はなくなる
- 乾かないようにするにはケースなどの道具に頼る
- 再利用するには塩化ベンザルコニウムを使う
- 5年10年乾かないウェットティッシュがある
普段あまり気にすることがないだけに、いざ使う時に限って乾いていたりすると本当に困りますよね。
だからといって乾いたウェットティッシュを捨てるのは勿体ないですよ!
全く使えなくなるわけではないので、最後まできちんと使いましょう♪
ウェットティッシュに関する記事はこちらもぜひご覧ください↓↓
ウェットティッシュ、使いたい時に乾いているとすごく困りますよね!
乾かないようにするにはどうすればよいか、また乾いてしまった時の対処法などをお伝えしていきたいと思います!