キッチンハイターは漂白に除菌になんでも活躍してくれる万能な洗剤ですよね。
「でも、手が荒れるし匂いもキツい…代わりになるものないのかな?」
「除菌だったら、アルコールとかでも代用できるんじゃない?」
キッチンハイターは万能ですが、取り扱いが難しかったり、匂いが苦手な人もいますよね。
今回はそんな悩みを解決していきたいと思います!
目次
キッチンハイターの代用【漂白編】
キッチンハイターで、まな板を漂白したり、衣服の汚れなどを漂白したいときに使いますよね。
あっという間に白くなってしまうので、とても便利ですが代用になるものってあるのでしょうか?
酸素系漂白剤
漂白剤には種類があります。
キッチンハイターは塩素系の漂白剤ですが、オキシクリーンなどは酸素系の漂白剤になります。
塩素系に比べると少し漂白力が劣りますが、色柄物にも使えるため、優しい漂白剤です。
「漂白剤使うの心配だな。」という衣類があったら、まずは酸素系漂白剤を使ってみることをオススメします。
酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプがあります。
違いは以下のようになっています。
形状 | 粉末 | 液体 |
---|---|---|
使い方 | ・つけ置き | ・洗濯洗剤と一緒につけ置き ・洋服に直接つける |
使えるもの | ・水洗いできる白の洋服 ・色柄物の洋服 | ・水洗いできる白の洋服 ・色柄物の洋服 ・ウール、シルク |
使えないもの | ・水洗いできないもの ・ウール、シルク ・ファスナー | ・水洗いできないもの ・ファスナー |
液体タイプよりも粉末タイプの方が漂白力が高めです。
粉末タイプのつけおきする場合は、お湯か水に溶かして30分~2時間くらいつけておくと効果的です。
2時間以上つけおきすると衣類が傷むことがあるので注意してください。
液体タイプの商品によっては水洗いできる毛や絹につかえます。
また、シミや汚れに直接付けて使うこともできますよ〜。
酸素系漂白剤の粉末タイプはこちらの商品です↓
オキシクリーンはアメリカで発売された粉末漂白剤です。
お湯に溶かすと酸素の泡が発生し、汚れを落としてくれますよ!
酸素系漂白剤の液体タイプはこちらの商品です↓
ワイドハイターはこびり付いたシミを落としてくれます。
消臭効果もあるので、気になる匂いもとってくれますよ!
汚れの落とし方について説明していきます。
軽い汚れの場合は、洗濯洗剤と液体漂白剤を併用して洗濯しましょう!
- 洗剤の分量はそれぞれ記載通りに入れる。
- 洗濯機の洗剤投入口に漂白剤を入れる。(漂白剤を入れる場所がない時は液体洗剤の所に!)
汚れを落としたい部分に液体漂白剤を直付けしておくと、さらにキレイに仕上がります。
それでも落ちない頑固な汚れの場合は、粉末の漂白剤です!
- 粉末漂白剤を40℃のぬるま湯に溶かしてつけおき洗いをする。
- 20分~2時間程度そのままおいておく。
- つけおきしたあとは、そのまま洗濯機に入れていつも通りの洗濯をする。
漂白剤が使えることを示す△マークの洗濯表示があれば使えますよ。
オキシクリーンについて詳しく書いてある記事があります↓
サラダ油と台所洗剤
キッチンハイターなどの漂白剤を使った方がもちろん早いんですが、漂白剤を切らしてしまったときなどに使える方法です!
野菜を切っていたら、ニンジンの色がまな板に移ってしまったりする時ありますよね?
用意するものは、油と台所用洗剤だけで色が落ちるんです。
- 色がついてしまったところにサラダ油を垂らす。
- その上に台所洗剤を垂らす。
- スポンジでゴシゴシこする。
私もやってみましたが、こんな感じです。
少しわかりにくいですが、色は落ちましたよね。
漂白とまではいかないかもしれませんが、油と洗剤だけで落ちるなんてすごいですよね。
ぜひ試してみてくださいね〜♪
塩または重曹
今度は、コップやマグカップの茶渋を落とす方法です。
塩を使った方法と、重曹を使った方法の2種類紹介していきます!
おうちに必ずある調味料の塩。
塩は結晶の形が四角く角があるので、研磨剤のようになって、茶渋を引き剥がしてくれます。
- 塩水を作り、その中にコップやマグカップを浸しながら、スポンジでこする。
- 塩を直接スポンジにつけて、カップを磨く。
頑固な汚れや、デリケートな陶器などには重曹を使いましょう!
重曹は、ふくらし粉(ベーキングパウダー)の代用品として、ホットケーキなどをふっくら仕上げるのに使われることもある食品です。
発泡成分で汚れを落とすので、掃除にも利用されることがあります。
重曹での茶渋の落とし方をご説明します。
- 重曹を直接スポンジにつけて、マグカップなどの茶渋のひどいところをこする。
- 重曹水(お湯500ml:重曹大さじ1)を作り、1時間ほどつけ置きする。
どちらも洗った後は、水でしっかりすすいでくださいね♪
おすすめの重曹はこちらです↓
重曹は、1つあると家中のお掃除に使えますね。
弱アルカリ性なので、もしも手についたりしても安心です。
キッチンハイターの代用【除菌編】
キッチンハイターは除菌の効果もありますね。
まな板や、ふきんなどキッチンハイターで除菌する方も多いと思います。
除菌の代わりだと、見当がつく方もいるかもしれませんね!
では、代用方法を紹介していきます。
煮沸消毒
煮沸消毒では、多くの細菌は75℃以上、ノロウイスルは85℃以上の熱で1分以上加熱すれば死んでしまいます。
お子さんがいたり、漂白剤を使いたくない方にはおすすめです。
用意するものは、煮沸用のお鍋とふきんをつかむための道具(トング、菜ばしなど)だけです。
- ふきんのよごれを落とす。
- 煮沸用のお鍋にお湯をわかし、5~10分ほど湯がく。
- 取り出して、水ですすぐ。
- しっかり乾燥させます。
熱湯で消毒するので、取り出す時などは火傷に注意しましょう。
煮沸消毒にはステンレスやホーローのお鍋がおすすめですよ。
アルコール除菌
除菌といえば、アルコール除菌ですね。
スプレータイプなら、シュッとひと吹きして拭き取るだけなのでとても手軽です。
キッチンハイターはノロウイルスにも効果がありますが、アルコールはO157に代表される細菌までの効果となります。
除菌するとしないでは、全然違いますのでキッチンハイターの代用には効果的です。
キッチンのふきんなどには菌が増殖するのはご存知でしょうか?
引用:日経DUAL
半日で722倍にまで増殖します。
毎日しっかり除菌しておかないと、テーブルに菌をまた拭き伸ばしてしまう可能性があります。
ここで、おすすめなアルコール消毒を紹介していきます。
カビキラーアルコール除菌キッチン用
ジョンソン株式会社が出しているカビキラーアルコール除菌キッチン用です。
食卓・キッチン周りに使える高濃度アルコールの除菌剤スプレーで、99.99%除菌ができます。
- 発酵エタノール
- クエン酸ナトリウム
- 乳酸
- 精製水
使い方は、食卓・調理台には乾いた布にスプレーして拭く、調理器具やシンクは水分を拭いた後、スプレーするだけです。
二度拭きや洗い流しの必要もなく、100%食品・食品添加物を原料として作られているので、安心して使うことができます。
また、食卓用も出ています。
片手でティッシュやキッチンペーパーにワンプッシュで使えて、ご飯を食べるテーブルなど気になるところをサッと拭けます。
一人〜二人用の机ならワンプッシュで十分です。
こちらも拭いたら、そのままでOKです。二度拭きの必要はありません。
- 発酵エタノール
- グリセリン脂肪酸
- エステル
- クエン酸ナトリウム
- 精製水
アルコール除菌食卓用のCMもありますよ!
パストリーゼ
ドーバー パストリーゼ77は、酒造会社がノウハウを活かして開発したアルコール製剤です。
アルコール77%と高濃度のアルコール除菌スプレーで、感染症対策にも使えます。
極めて純粋度が高いため、生鮮食品や歯ブラシなど口に入るものから、キッチン周りやタオルの消臭にも安全に使えます。
アルコールが蒸発した後に残るカテキンによって、除菌効果が長く続きます。
- 発酵アルコール
- 緑茶抽出物
- 乳酸ナトリウム
- グリセリン脂肪酸エステル
- ショ糖脂肪酸エステル
- 精製水
パストリーゼが、どれくらい安全かと言えば食べられるくらいと言えます。
おもちゃなども除菌できるので、なんでも口に入れてしまう赤ちゃんがいる家庭では特に重宝しますね。
パストリーゼ77に関する記事はこちらです↓
逆に、キッチンハイターは何かの代用になる?
逆にキッチンハイターは何かの代用に使えるのでしょうか?
2つご紹介していきたいと思います。
アルコール消毒
ハイターは、対物限定の消毒液を作ることができるので、アルコールが買えない時の対策として、頭に入れおくといいですね。
あくまでも、物に対しての消毒液なので、手指には使わないようにしてください。
ハイターを使って次亜塩素酸ナトリウム液を作ることができます。
作り方は、水で薄めるだけですが、液の濃さは用途に合わせて調整しましょう。
希釈濃度
0.02%〜0.05%の濃度は、手が触れる部分(ドアノブ 、リモコン)で、0.1%濃度は、嘔吐物や体液などに使いましょう。
濃度0.05%…水:500mlハイターにペットボトルのキャップ1杯(5ml)
濃度0.1%…水:500mlハイターにペットボトルのキャップ2杯(10ml)
次亜塩素ナトリウムはアルカリ性なので、手を溶かす性質があります。
必ず手袋をして使ってくださいね!
また、酸性のものと混ぜてしまうと塩素ガスが発生して大変危険なので気をつけましょう。
カビキラー
引用:Amazon公式サイト
カビキラーの中身は塩素系漂白剤(キッチンハイター)を薄めたものです。
つまり、キッチンハイターを5倍〜10倍くらいの水で薄めるとカビキラーになってしまうということですね!
しかも、カビキラーをキッチンハイターで代用すると金額的にとても節約になります。
- キッチンハイターを5〜10倍に薄める
- 薄めたキッチンハイターをカビにつける
- 塗った場所にラップをして30分放置する
- ラップをはがし、水で流す
こちらも手が荒れてしまうので、必ず手袋をしてくださいね!
まとめ
- キッチンハイターの漂白の代用は、酸素系漂白剤・油と台所洗剤・塩または重曹
- 除菌の代用は、煮沸消毒・アルコール除菌
- アルコール除菌のおすすめはカビキラーアルコール除菌・パストリーゼ77
- 逆に、キッチンハイターはアルコール除菌の代わりにもなるが、手指には使えない。
- カビキラーの代用にする場合は、薄めて使う。
キッチンハイターを切らしてしまった!となっても代用できるものはたくさんありますね。
逆の発想で、キッチンハイターしかない!という時も、キッチンハイターは万能なので、一家に1つは置いて置きたいところですね。
キッチンハイターよりも、安全なパストリーゼ77がおすすめです!
興味がある方は、パストリーゼの記事もみてくださいね↓
キッチンハイターの代用品を、漂白・除菌に分けて解説していきたいと思います!