部屋を片付けたいと思い立っても、何をしたらいいのかわからない!
とりあえず目に見えるものを捨てたり、収納に押し込んでみたりして、見た目を綺麗にしてみるものの、一週間も経てば不思議と散らかり部屋に元通り……。
更に、あの時どこに片付けたかわからなくて、今使いたいアレが見つからない!と懸命に探しているうちに、更に部屋が散らかってしまうという悪循環……。
皆さんもそんな経験、ありませんか?
今回は、まずはこれを押さえておけばなんとかなる!という片付けのコツを、徹底的に解説していきます!
目次
まずはおさえておきたい!片付けのコツ
実は、どんな部屋であっても、基本的な片付け方は同じです。
片付けの3つのコツ
片付けを始めるにあたり、まずはおさえておきたい3つのコツをご紹介します。
- 収納グッズは後で買う
- モノをカテゴリ分けする
- モノの定位置を決める
収納グッズは後で買う
片付けを始めよう!と思い立った時に、最初に収納グッズを買いたくなってしまう気持ちになりますよね。
でもそれは、モノを減らし、どこに何を収納するかが決まってからにしましょう!
片付けを進めているうちに、今ある収納グッズに空きが出るので、先に収納グッズを買ってしまうと、かえってモノが増えることになります。
本当に必要な収納グッズが何なのかも見えてくるので、収納グッズは必ず後から買うようにしましょう!
モノを種類分けする
家にあるモノを、服・靴・化粧品……などと種類分けして、種類ごとに片付けていきましょう。
同じ種類のものを集めると、どれが必要か必要じゃないかが明確になります。
また、思い出の品・書類・こだわりのあるモノは、捨てるか捨てないかの基準が難しいので、片付けるのは後回しにしましょう。
片付けに慣れてくると、自然と捨てる捨てないの基準が明確になっていくはずです!
モノの定位置を決める
部屋が散らかる原因の一つに、使ったモノを元の位置に戻すことができていないことが挙げられます。
それを防ぐためにも、モノをしまう場所はきちんと決めましょう!
しまう場所を決めてしまえば、モノを元の場所に戻すのも楽になるので、日頃から部屋が散らかる原因を除去することができます。
片付けの手順
いざ片付けをしようと思っても、何から始めたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、大抵の部屋で使うことができる、基本的な片付けの手順をご紹介します。
片付けるためのスペースを作る
片付けを始めるための下準備をしましょう。
次の「モノを出す」の行程で、広いスペースが必要になるので、まずは床に落ちているモノを全てどかしましょう。
この時、捨てる捨てないの判断などは一旦置いておいて、とにかく床にスペースを作ることだけを考えてください。
モノを出す
次に、モノを床に出します。
この時のポイントは、同じ種類のものを全て集めて出すことです。
服を片付けるなら服を全て出す、化粧品を片付けるなら化粧品を全て出す、というように、場所ごとではなくモノの種類ごとに片付けるようにしましょう。
片付けといえば、今日はこの引き出しをやろう!というように場所ごとにやりたくなってしまいますが、それだとあちらこちらに様々なモノがしまってあった場合に、取捨選択の手間が増えてしまうのです。
モノを分別する
床に広げたモノたちを次の三つに分けます。
- 今使っているモノ
- 今使っていないから捨てるモノ
- 今使っていないけど捨てるか迷うモノ
言葉通りになりますが、「今使っているモノ」はとっておき、「今使っていないから捨てるモノ」は捨てましょう。
「今使っていないけど捨てるか迷うモノ」に関しては、箱や袋など、一時的に保管する場所を作って1~2ヶ月ほど保管しておきましょう。
もし使うのであればそこから出して使えば良いですし、使わないのであればそのまま箱に入ったまま時間が経過するので、捨てる決断がしやすくなります。
モノをしまう
以上の過程を経て、とっておくと決めたものをしまっていきます。
この「モノをしまう」行程に関しては、後の整理整頓の項目でしっかり解説していきます!
モノごとの分別のコツ
そもそも捨てるか捨てないかの基準を決めるのが難しいと思う方もいらっしゃると思います。
ここでは、モノの種類の中でも代表的なモノについて、いくつか解説していきます!
洋服
洋服は、破れていたり傷んでいたりしないと、いつか着るかも……と思ってしまって、なかなか捨てられなかったりしますよね。
それでも服屋さんで素敵なものを見つけるとつい買ってしまって、どんどん増えていってしまいます……。
そんな洋服の分別の基準について、参考になる図を作ってみました!
傷んでいたり破れていたら捨てることにためらいはないかもしれませんが、まだ新しいけど着ていないものって、何となく捨てるには忍びないと思うこともあるかと思います。
そういう時は、下記の方法を利用しましょう!
- 古着屋やリサイクルショップに持ち込む。
- フリマアプリで売る。
本
本に関しても、いつか読むかも……と思ってなかなか捨てるに至らないことも多いのではないでしょうか。
片付けをしよう!と思い立った時には、思い切って処分してしまいましょう!
- 家の中にある本を一か所に集める。
- よく読むものや大切にしているものを本棚に並べていく。
- いつか読もうと思っている本は思い切って手放す。
人の興味はどんどん移り変わっていきますので、次に欲しい本が出てきたときに、きちんとしまえるように場所を用意しておくのも大切なことです。
小物
家の中には雑多な小物がたくさんあると思いますが、そういうものこそ分別するのが大変だったりしますよね。
そういう小物の分別の仕方の基本の手順はこちらになります。
- 同じ種類のモノを集めて分別し、捨てるモノは捨てる。
- よく使うモノは手の届くところにしまう。
- あまり使わないモノは収納ボックスなどにしまう。
ポイントは、使う頻度によってしまう場所を変えることです。
使う頻度が多いものを手の届かないところにしまい込んでしまうと、出しっぱなしにしてしまう恐れがあり、散らかる原因になります。
また、ペットボトル飲料などについていたおまけや、いつか使うと思ってとっておいたものなど、使う瞬間がはっきりと想像できないものは、思い切って捨てましょう!
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思い出の品
お子さんが描いた絵や工作で作ったもの、旅行先で買った置物など、なんとなく捨てられないものって、家の中にはたくさんありますよね。
そういうものは、写真に撮って残しておくという方法をおすすめします。
写真として残っていれば、実物はいらないと思えるかもしれません。
そう思えたら、思い切って処分してしまいましょう!
とっておいても眺めて楽しむだけなのであれば、必ずしも実物をそのままとっておく必要はないのです。
どうやってしまえばいい?整理整頓のコツ
モノを減らすのが完了したら、次はモノをしまわなければなりませんね。
モノをしまうときには、次のことに注意してしまいましょう。
- モノの定位置を決める
- モノは収納の八分目程度におさめる
- 捨てるか迷ったモノを一時保管する場所を用意する
モノの定位置を決める
モノをしまう時は、必ず定位置を決めましょう。
片付けた後に綺麗を保つためには、これがとても重要です。
定位置を決めることによって、探し物をすることがなくなるので、再び部屋が散らかる原因が少なくなるのです!
- 同じ種類のものは一ヶ所に集める
同じ種類のモノは一ヶ所に集めるようにしましょう。
ないと思って同じモノを重ねて買ってしまうことを防ぐことができます。
- 使う場所の近くにしまう
モノはなるべく使う場所の近くにしまうようにしましょう。
使うときにすぐ手が届くところにないと、しまう時に億劫になってしまい、置きっぱなしにしてしまう可能性が高いからです。
- 使う頻度を考えてしまう
そのモノは、毎日使うのか・ときどき使うのかを考えてしまいましょう。
すぐ使うものを奥のほうにしまってしまうと、元に戻す時に手間になってしまいますよね。
ですので、毎日使うものは手前側に、ときどき使うものは奥側にしまうように心掛けていくと良いでしょう。
- 中身が見えないケースや箱には何が入っているか書いておく
何が入っているか開けないとわからないようでは、しまいこんでそのままになってしまう恐れがあります。
それを防ぐためにも、中身の見えない箱などには、何が書いてあるかがぱっと見でわかるようにしておきましょう。
モノは収納の八分目程度におさめる
モノは置き場所に詰め込まず、収納の八分目程度におさえるようにしましょう。
余裕を持って収納したほうが見やすいですし、後々の整理整頓もしやすくなります。
捨てるか迷ったモノを一時保管する場所を用意する
どんなモノでも、これは捨てる!とすぐに決断できれば良いのですが、そうもいかないモノも、中にはあると思います。
捨てるかどうか迷ってしまうモノを、一時的に保管する入れ物なども用意しておきましょう。
使わなかったときは捨てれば良いですし、使うのであれば同じ種類のモノと一緒にしまえば良いのです。
綺麗を維持したい!散らかさないコツ
せっかく片付けたのですから、可能ならこの綺麗な状態を保ちたいですよね。
そこでここでは、散らかさないコツについて、ご紹介します!
- モノを増やさない
- モノは使ったら必ず定位置に戻す
- 定期的に見直す
モノを増やさない
片付いた部屋を再び散らかさないためにはまず、モノを増やさないことが大切です。
モノを増やさないために、次の3つを守るようにしましょう。
- 本当に必要なものだけを買う
無駄にモノを買ってしまわないように、モノを選ぶ際の基準は明確にしましょう。
何となく便利そうだな、ではなく、これを買ってこの時に使おう、と使う時のイメージがしっかりと浮かぶものだけを買うようにしましょう。
- ストックを持たない
災害などの緊急時に必要なものでない限りは、なるべくストックは持たないようにしましょう。
シャンプーなどの消耗品で新商品を試したくなって購入した時などに、別の商品のストックを買い過ぎているとどんどん溜まっていってしまいます。
- 一つモノを買ったら一つのモノを処分する
例えば服を一着買ったら、一着捨てるなどを心がけましょう。
捨てることをしなければ、買い物をするたびにモノが増えていくばかりになってしまいます。
モノは使ったら必ず定位置に戻す
モノを使ったら、必ず決められた定位置に戻すよう心がけましょう。
部屋が散らかる原因の多くは、使ったモノを使ったまま置きっぱなしにしていることだと考えられます。
片付けの際にモノの定位置を決めたので、元の位置に戻すのは簡単になっていると思います。
たった数秒のことで、綺麗を維持することができるのです!
定期的に見直す
部屋の片付けはその都度行うのではなく、定期的に見直すようにしましょう。
数ヶ月前には必要だと思ったモノも、時間が経てばいらなくなったりすることがありますし、新しいモノが欲しくなったりすることもあるでしょう。
そこまで頻繁に行う必要もないのですが、数ヶ月~半年に一度は見直してみることをおすすめします!
こまめに見直しを行うことで、そこに割く時間も少なくて済みますよ!
良いことたくさん!片付けをするメリット
単純に部屋が綺麗になる、ということだけではなく、片付けをするメリットはたくさんあります!
- モノを探さなくて良くなる
- 仕事や家事の効率が上がる
- 無駄なものを買わなくなる
- 突然の来客時にも対応できる
- 心にゆとりが生まれる
モノを探さなくて良くなる
日常の中でモノを探すのって、時間もかかりますし、意外とストレスになるんですよね……。
部屋が片付き、モノの位置がしっかりと決まると、モノを探すという行動をする必要がなくなります!
すると、日々の家事や出かける準備などで時間に余裕ができ、生活にゆとりが生まれます!
仕事や家事の効率が上がる
探し物をしなくて良くなるので、仕事や家事の際に作業効率が格段に上がります!
モノがなくて焦ることがなくなるので、仕事や家事に集中して取り組むことができるようになりますね。
集中して取り組むことが可能になれば、早く作業を終わらせることができますね。
無駄なものを買わなくなる
片付けを通して、モノの位置や量を把握することができます。
すると、同じものを2つ買ってしまったりすることがなくなるので、無駄な出費を抑えることができます!
片付けは節約にも繋がっていくのです。
突然の来客時にも対応できる
突然お客さんが訪ねてきたときに、部屋が片付いていなくて、中に招き入れるのに時間がかかってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
部屋が常に片付いていれば、そういった急な来客時にもすぐに対応することができます!
相手からの好感度が上がること間違いなしですね!
心にゆとりが生まれる
片付けを通して得られるメリットとして最も大切なのは、家でリラックスできるようになることなのではないかと思います。
散らかっている部屋を眺めていると、常に「片付けないとなあ」という気持ちに襲われているのではないでしょうか。
部屋を片付けてしまえば、そういったことを考える必要もなくなり、心にゆとりが生まれるのです。
まとめ
- 片付けは場所ごとではなく、モノの種類ごとに行う!
- モノをしまう時は定位置を決め、同じ種類のモノは一ヶ所に集める!
- 綺麗を維持するためには、モノを増やさず、使ったら元の場所に戻すことが大切!
- 片付けをすることにより、心に余裕を持つことができる!
部屋の片付けは、日々を生活するどなたにとっても課題となることだと思います。
でも、今回ご紹介した片付けのコツを頭に入れて、一度片付けを徹底的に行えば、家の中になにがあるのかを把握できるので、散らかりにくくなるはずです!
ぜひ一度、今回ご紹介したコツを踏まえた片付けを行い、綺麗な部屋での素敵な生活を手に入れてみませんか?
身の回りがすっきりと片付くと、その後の生活にゆとりが生まれ、好循環に乗ることができること間違いなしですよ☆
このサイトでは、お部屋の片付けに関する記事が他にもたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!