1年中通して、色々な感染症が流行します。
インフルエンザやノロウイルス、感染するのは絶対に避けたいもの。
そんな時、役に立つのが次亜塩素酸消毒液!実は色んな所を消毒できてとても便利なんです。
その次亜塩素酸消毒液をご家庭で作ることができるんです。
今回は、次亜塩素酸消毒液の作り方やその効果についてご紹介していきたいと思います。
目次
次亜塩素酸消毒液の作り方
引用:花王株式会社公式サイト
はじめに、次亜塩素酸消毒液の作り方をご紹介します。
ご家庭で身の回りの消毒に使うことができるので、とても活躍しますよ。
- 塩素系漂白剤
- 水
用意するものはたったこれだけ!
塩素系漂白剤は、日本では色んな会社が発売していますが、今回は私自身よく目にする花王の「ハイター」で作り方を説明していきます。
- 500mlのペットボトルに水を入れる。
- ペットボトルのキャップで、ハイターを2杯強加える。
- 混ぜる。
以上です!家庭内のドアノブなどを消毒する際に適している次亜塩素酸ナトリウムの濃度は0.05%と言われています。
もし、ハイター以外の塩素系漂白剤を使用する際には、製品に記載されている次亜塩素酸ナトリウムの濃度を確認し、濃度が0.05%前後になる様に水で薄めたら大丈夫です。
花王の公式サイトによると、キッチンハイターはハイターの成分に加えて洗浄力がプラスされています。そのため漂白と同時に軽い汚れも落とすことができます。
それ以外は特に違いはないため、ハイターの代わりにキッチンハイターを利用しても問題はありません。
そもそも次亜塩素酸って何?
そうなんです。次亜塩素酸には2種類あって名前はとても似ているのですが、実は全くの別物です。
- 次亜塩素酸水
- 次亜塩素酸ナトリウム
もし間違えて使用するととても危険なので、2種類の特徴をご紹介させてもらいます。
次亜塩素酸水の特徴
次亜塩素酸水は、ここ最近注目されている塩素系の除菌剤です。
ELECOMでは以下の様に紹介されています。
次亜塩素酸水は、一般的に塩酸もしくは塩化ナトリウム水溶液(食塩水)を電気分解して作られる物です。厚生労働省よりさまざまな専門分野での使用が認可されていて、例えば、医療分野では「強酸性電解水」として医療機器などの消毒に、食品分野では食品添加物の「殺菌料」として野菜や調理器具の消毒、あるいは野菜の色を維持するために使われています。
引用︰ELECOM公式サイト
次亜塩素酸水のメリットとデメリットについて、簡単にまとめてみます。
- 次亜塩素酸ナトリウムと比べて有毒性が少ない
- アルコールよりも消毒効果が高い
- うがいにも使える
- 使用期限が短い
次亜塩素酸水は、アルコールよりも消毒効果が高く、次亜塩素酸ナトリウムよりも有毒性が少ないので、医療現場や飲食店での拭き掃除にも使用されています。
メリットについては、色々な動画でも紹介されていますね!
ただしデメリットもあります。それは、使用期限が短いということです。
次亜塩素酸水は、他の製品と比較しても成分が変質しやすく置きすぎると濃度が低下してただの水になってしまいます。
最も効果が出るのは、製造から半年~1年とされています。次亜塩素酸水を購入したら製造日を確認して1年以内に使い切ることをオススメします。
次亜塩素酸ナトリウムの特徴
次亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸水と比較して殺菌力の強い塩素系殺菌剤で、医療現場でもよく利用されています。
市販でよく売られている「ハイター」の主成分も、この次亜塩素酸ナトリウムになります。
次亜塩素酸ナトリウム液は塩素系殺菌剤のひとつであり、食品製造の分野で食品添加物殺菌料として活用されています。大量調理施設衛生管理マニュアルにおいても「加熱せずに供する野菜の殺菌」や「調理機器の殺菌」での使用が記述されています。
殺菌力が強く、取り扱いも簡便であるため、食品製造現場でも多用されていますが、注意しなければ効果が減少してしまったり、危険が生じたりすることがあります。
引用:SARAYA公式サイト
次亜塩素酸ナトリウムはその殺菌効果から、子供が学校で使用するプールの消毒やまな板などの調理器具、野菜など食材の殺菌にも使用されています。
また、インフルエンザやノロウイルスにも効果があるとされていて、医療現場でも大活躍している薬剤です。
今回ご紹介する消毒液の主成分も、この次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸消毒液の活用方法
次亜塩素酸消毒液は、よく触れる場所の消毒をしウイルスや菌を除去する効果があります。
ウイルスや菌が付着しやすい場所をピックアップしました。
- スマートフォン
- ドアノブ
- 電気のスイッチ
- リモコン
- ドアノブ
- 蛇口
- パソコンのキーボードとマウス
特によく触れるところかなと思います。
では、実際にどうやって使用するのかご紹介していきます。
- 消毒液を布に染み込ませる
- 布を絞って、拭いていく
- 拭き終わったら、水を含んだタオルで拭き上げる
以上です。とても簡単ですよね。
あきこさんが言った通り次亜塩素酸消毒液は有毒性があります。そのため、使用する際にはいくつか注意点があります。
次亜塩素酸消毒液を使用するときの注意点
次亜塩素酸ナトリウムは、強力な塩素系殺菌剤です。
いくら水で薄めているとはいえ、人体に有害なのには変わりありません。
消毒液を使用するにあたって注意することをまとめておきます。
- 消毒液を素手でさわらない
- 使用時は換気をする
- 酸性の製材とは混ぜない
- 消毒液で拭いた後は水拭きする
【注意すること①】消毒液を素手で触らない
次亜塩素酸消毒液は人体には使えません。次亜塩素酸ナトリウムは、とても強いアルカリ性の製材です。
人間の皮膚は弱酸性になっており直接肌に触れると皮膚を傷める危険性があります。
皮膚に付着してしまったらすぐに洗い流すようにしてください。
【注意すること②】使用時は換気をする
先ほど次亜塩素酸ナトリウムは人体に有害な製材だとお伝えしました。
皮膚をも傷つけてしまうのですから、呼吸をするときに吸い込むことで体の中に入ってしまうともっと危険なのは想像がつきますよね。
消毒液を使用するときは十分に換気をすること。
また、製材が散布するためスプレーをするのはやめておきましょう。
【注意すること③】酸性の製材とは混ぜない
ハイターやキッチンハイターをよく使う方は「混ぜるな危険」という文字を見たことがありませんか?
次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性製材であり、酸性のものと混ぜると有害ガスを発生させます。
消毒液を使用する時は、酸性製材とは決して混ざらない様注意してください。
【注意すること④】消毒液で拭いた後は水拭きする
次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させてしまう作用があります。
また、消毒液が含まれたタオルを放置しておくと製材が空気中に飛散する危険性があります。
そのため、消毒液で拭き上げた後は水拭きをする様注意しておいてください。
まとめ
- 次亜塩素酸ナトリウムは、インフルエンザやノロウイルスにも効果がある
- 次亜塩素酸消毒液は家庭で作ることができる
- 消毒液を使用する時はいくつか注意点がある
感染症が流行る時期に、次亜塩素酸消毒液はとても効果的ということがわかりましたね。
是非ご家庭でも感染症対策として利用してみてはいかがでしょうか。
次亜塩素酸消毒液の他にも、アルコールスプレーや消毒用エタノールの作り方についての記事もありますので、是非参考にしてみてください。↓↓