浴室ってなんであんなにカビやすいんでしょう!
一日の疲れを落とすリラックスタイムでカビを見つけてしまうとテンションが下がりますよね。
しかも浴室のカビ掃除は換気をしたりマスクをしたり、つけ置きしたり、本当に面倒。
筆者もお風呂掃除が一番嫌いです!(笑)
でもカビは放っておいても良いことはひとつもないようですね…
面倒なのはすごーくわかりますが、少しでもやる気になっていただけるように、いろいろと調べてみましたので参考にしてみてください!
目次
カビは汚いだけじゃなくて危険!
カビがもたらす健康被害、みなさんもご存知だと思います。
では具体的にどう身体に良くないのでしょうか?
- 夏型過敏性肺炎
- 気管支喘息
- 気管支肺アスペルギルス症
- アレルギー性結膜炎
- アレルギー性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 水虫
- カンジダ感染症
など…
カビ感染症の症状は風邪の症状に似ています。
なので、なんだか風邪の治りがよくないなと思っていたら、原因はカビだった!なんてことも…
カビ感染症には抗生剤が効かないどころか、病原菌を抑制してくれていた良い菌までやっつけてしまうので、かえってカビ感染症を悪化させてしまうので注意が必要です。
カビの原因と性質を知ろう!
さて…カビの恐ろしさを知って、今まで見て見ぬふりをしていたカビの存在を思い出した方もいるかもしれません。
早く退治してやりたいところですが、まずは敵をよく知るところから始めましょう!
- 温度が20度~30度の場所(25度くらいが一番活発になります)
- 湿度が60%以上の場所
- 食品や汚れなどエサになるものが多い場所
このように温度・湿度・栄養がそろった場所はカビの大好きな場所です。
- 40度以上の熱(黒カビは60度以上)
- エタノール消毒液(アルコール消毒液)
- 酸素がない場所
- 乾燥
- 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
- 酸素系漂白剤(洗濯用漂白剤など)
インフルエンザやノロウイルスなどの細菌にはクエン酸やお酢が効果的ですが、カビの菌は細菌とは別物なので酸は効きません!!
ちなみに、重曹は弱アルカリの性質でタンパク質を緩め、カビの働きを弱めてくれる静菌効果や、研磨剤としては優秀ですが、カビ退治を単体で行うには弱いようです。
なので、重曹は他の液剤とあわせて使うことをおすすめします。詳しくは後ほど紹介させていただきますね!
浴室のカビを落とす方法
それではいよいよ、カビ退治といきましよう!
まずは身支度を整えるのが大事です。
少しくらいなら大丈夫、と油断をしてはいけません。フル装備で挑みましょう。
- マスク(無かったらタオルを巻いてもいいです)
- ゴム手袋(何はなくとも必須です)
- ゴーグル(水泳用なら百均で売ってますよ!)
- 液剤がついて色落ちしても悲しくならない服
- カッパ(天井を掃除するならフード付きのこれが安全です!)
- バスシューズ(お風呂場用の靴です)
https://twitter.com/ksmariri1_k/status/908303870966693893?s=20
今から風呂場の壁を掃除しようとおもうんだが、カッパがないなあ。前に普段着のままカビハイターまいてたらジーンズが色落ちして大変な目にあったもんな(ノД`)
— うめ (@yukari09) December 30, 2010
ゴーグルの代わりにメガネを着用する方もいるかと思いますが、メガネをしてもそのすき間から液剤が目に入ってしまうことがよくあるようです。
ですので、やはりゴーグルをおすすめします。特に目線より高い位置を掃除する場合、ゴーグルは必須です!!
カビ取り剤✕ラップ
とりあえずカビ取りと聞いたら思い出すのはお風呂用のカビ取り剤ですよね!
そのまま使っても、もちろん効果はあると思いますが、おすすめの使い方はカビ取りしたい場所をよく乾燥させた状態でカビ取り剤をスプレーし、ラップでパックすることです!
こうすることで液剤がしっかりとカビに浸透し、さらにカビが成長するのに必要な酸素もシャットアウトするので効果がアップします。
ラップパックも洗い流すのも面倒な人には、スプレーして放置するだけ、洗い流す必要のない強力なカビ取り剤もおすすめです!!
こちらは強力なぶん、においがキツいのが難点ではありますが、カビがよく取れると評判です!!
塩素系漂白剤✕重曹or片栗粉ペースト
はい、こちら我が家の浴室とマイ・キッチンブリーチです。
なんと、風呂掃除嫌いの筆者が実際にやってみました!
なんと言ってもペースト状のメリットは、壁や溝に使っても垂れてこないでしっかり張り付くことです!
これは、いつも浴室の壁を掃除する時に流れ落ちていくカビキラーを見て、裏切られたような気持ちでいっぱいだった私にとっては頼もしい限りでした。
- 重曹か片栗粉(私は重曹でやってみました)
- 塩素系漂白剤
- カップ
- スプーン
- 換気扇を入れる
- カビ取りをしたい場所が濡れている場合はよく拭き取る(活動中のカビはこすることで奥深くまで入り込んでいくのでこすらない!)
- 重曹or片栗粉に塩素系漂白剤を用意したカップに1︰1になるようにまぜる。(きっちりじゃなくても、だいたい目分量で大丈夫!)
- ペースト状になるようにスプーンでまぜる
- カビの気になるところに塗り込んでいく(スプーンを使うと時間がかるので、ゴム手袋をはいた手にとって直接的塗り込んでいくと早かったです)
- 換気に十分気をつけて放置するこの時間についてはかなり幅があるようです。ゴムパッキンなどは劣化の可能性があるので5分から10分、劣化の心配のない場所では2時間〜4時間とのこと。
- 最後にペーストを水で洗い流して終了!
やはり放置時間は長ければ長いほどカビは落ちやすいようです。
こちら、ペーストを塗ったあとの浴室の画像です。
塗り方が大雑把ですが、あまり気にしないでください(笑)
放置中は換気をフルで行いましょう。
掃除中はにおいになれてしまってるため、浴室を離れたらにおいがあまりわからなくなりますが、想像以上に部屋は塩素系漂白剤のにおいが満ちています。
それでは、掃除前と掃除後のbefore・afterはこちら
↓↓↓↓
Before
こちらが掃除前の浴室の画像です!
After
こちらが塩素系漂白剤ペーストを使って掃除したあとの浴室の画像です!
若干薄っすらと残ってしまっていますが、きれいになりました!
粉末酸素系漂白剤×重曹
漂白剤…酸素系を選ぶといいよ。
ワイドハイターとかに入っている奴。
ついでにセスキソーダや重曹とかを百均とかで買って臭い消しにするのもOK。
セスキソーダと酸素系漂白剤を混ぜて使うと塩素系よりもよく落ちるし、ニオイないし最強よ。
お風呂場の黒カビなんて怖くないの世界よ。 pic.twitter.com/1ssYDfL2i3— fj リバティ (@fk9jaa71011) July 30, 2019
塩素系のカビ取り剤のほうがカビに効くのはわかっていても、塩素系はやはりにおいがキツイのがデメリットですよね。
そのにおいが苦手で体調を崩してしまうなんて方も…
そんな時には酸素系漂白剤でのカビ取りをおすすめします!!
酸素系漂白剤とは 過炭酸ナトリウ厶という素材からできた漂白剤の一種で、オキシクリーンや洗濯用漂白剤などがそれにあたります。
においも塩素系に比べて優しいので、身体に家に子供やペットがいたり、塩素系カビ取り剤のツンとしたにおいが苦手な人にはおすすめです。
- 粉末酸素系漂白剤
- 重曹
- カップ
- スプーン
- 粉末酸素系漂白剤
- 重曹
- 40度くらいのお湯
を用意したカップに2:2:1の割合になるように入れたら、ペースト状になるように混ぜて完成!!
使い方は塩素系漂白ペーストと同じで、カビ取りしたい場所の水気を拭き取ってからペーストを塗ります。
ただ、酸素系漂白剤は塩素系漂白剤よりも効き目が緩やかなため、三時間ほど置いてからシャワーで洗い流してください。
オキシクリーンを使ったオキシ漬けのやり方はこちら↓↓↓
お風呂のエプロンにも潜むカビ!!
お風呂の壁も床もピカピカ!
なのになんだかまだかび臭い…なんてことありますよね。原因はエプロン(エスープロン)の中のカビかもしれません!!
お風呂のエプロン、外してみたことありますか?
恒例の風呂のエプロン外し。ピカピカにした。本当は半年に一度が望ましいが、なかなかね。 pic.twitter.com/hLc9ud1ZjM
— 佐野まいける (@_maicos_) December 17, 2016
エプロンを外すにはコツがいりますが、工具などは必要ないので、勇気を出して掃除をしてみましょう!!
外し方についてはお風呂の形によって少し違うかもしれませんが、基本的にはエプロン部分を下から持ち上げるようにして外すやり方が一般的なようです。
文章ではわかりにくいと思いますので、動画を参考にしてみてくださいね!↓↓↓
天井はどうやって掃除したらいい??
お風呂の天井って掃除してますか?
きれいに見えても、目に見えないカビの菌がいるかもしれません!
天井のカビのたちが、せっかくきれいにした浴室にカビの胞子をふらせていたとしたら、またすぐに浴室のあちこちにカビが生えてしまいますよね…許すまじ、天井カビ!!
きれいに見えていたとしても、掃除をしておきましょう!!
- ゴーグル
- 液剤が垂れてもいいような服かカッパ
- 踏み台(安定性のあるものを!!)
- クイックルワイパーやスティックブラシなど、伸縮棒のついた掃除用具
- 天井の汚れに合わせた液剤(カビが生えてなくてきれいなら、普通の浴槽用の洗剤でも)
- クイックルワイパーの場合は雑巾や使い捨てのお掃除シート
- 換気をする
- クイックルワイパーのシート、もしくはスティックブラシのスポンジに液剤を染み込ませる
- 天井をそれでよく拭く
- 必要ならば少し時間を置く
- クイックルワイパーのシート、もしくはスティックブラシでなんどか水拭きする
- 最後に水気を拭き取る
天井の掃除をする場合には液垂れに備えて必ずゴーグルの着用や防止やフード付きのカッパを着るようにしましょう!!
浴室のピンク汚れはカビじゃないの?
浴室のすみやシャンプーボトルの下、油断するとすぐにでてくるこのピンク汚れ。
俗に言う「赤カビ」ですが、実はこれカビではなくて「ロドトルラ」という酵母菌なんです。
カビではないといえ、このロドトルラの繁殖力はあなどれません。菌がついてから3〜4日で目に見えるピンク汚れになってしまいます。
そんな繁殖力の強いロドトルラ、これからここに黒カビさんが生えますよ〜っていう指標にもなるんです!!
なぜならロドトルラが好む環境は当然、黒カビにも好環境。
幸いこのピンク汚れは、スポンジでこするだけですぐに落ちるので、発見したら早いうちに手を打ちましょう!!
スッキリ浴室のキモは“吊るす”だと気づかされました(しんや)
【 #セリア 】シャンプーは吊るして収納! #100均 ボトルホルダーの実力は?|『LDK』とプロが試しました https://t.co/Rc1lGhqUfG pic.twitter.com/xUtLF2O5Ow
— the360.life編集部公式 (@the360_life) March 1, 2020
きれいな浴室を保つ毎日の習慣4つ
せっかく頑張って掃除したら、なるべくそのきれいな状態を保ちたいですよね!
そのためには冒頭で説明した「カビが好む環境」を作らないことが肝心です。
そのために日頃からできることをまとめてみました。
- カビの発生を抑える栄養対策
- カビの発生を抑える温度対策
- カビを発生を抑える湿度対策
- 仕上げのアルコールでカビを防ぐ!!
できるものだけでも毎日続けることで、カビの生えにくい浴室になりますので、ぜひ今日からはじめてみましょう!
カビの発生を抑える栄養対策
- カビの栄養となる泡などをよく洗い流す
シャンプーなどを流したあとのぬるぬるした水が浴室のすみに溜まってたり、壁に泡が飛んでたりしたらカビのエサになってしまうので洗い流しましょう。
- ピンク汚れはすぐにきれいにする
黒カビが発生する前に早めに掃除しましょう。
カビの発生を抑える温度対策
- 60度以上の熱湯シャワーで浴室を流す
カビの菌をやっつけます。やけどに注意しましょう
- 冷水シャワーで浴室を流す
浴室の温度を下げることでカビの活動力を鈍らせることができます。
カビを発生を抑える湿度対策
- 浴槽には蓋をしましょう
浴槽のお湯から出る熱や湿気はカビの好む環境を作ってしまいます。
- 換気扇は24時間フル活用
浴室の換気扇は消費電力の大きい20Wの換気扇を24時間使ったとしても1ヶ月400円以下、省エネのものだと60円くらいで済むものもあるそうです。
- 乾燥しがちな季節は浴室のドアを閉めない
部屋の保湿と浴室の乾燥ができて一石二鳥です。
- 水切りワイパーで水をきる・タオルで拭く
ここまでできれば、カビの発生はぐんと抑えられると思います。
最近の「買って良かったもの」、水切りワイパー。お風呂上がりに鏡とか壁とかサッとなぞるだけで水滴が完璧に消える。柔らかい素材だから洗車にも使えるよ。布で拭き取るより簡単で綺麗だよ。ちなみにお値段350円。 pic.twitter.com/AdMbrrs5CK
— senna (@senna_ds) April 9, 2016
仕上げのアルコールでカビを防ぐ!!
カビから栄養・温度・湿度を奪ったなら、かなりカビの再発は防げると思いますが、定期的にアルコールで浴室の天井を拭くことでさらにカビの発生を抑えることができます!!
アルコールの効果を発揮するために、よく乾いた状態で行ないましょう!!
- クイックルワイパーのシートにアルコールを染み込ませて浴室の天井を拭く
- お風呂の椅子の裏など、カビの発生しやすい所にも、布にアルコールを染み込ませて拭く
【お風呂の天井を掃除する方法】
①クイックルワイパーなどにキッチンペーパーをつける
②アルコールをかける
③天井を拭くこれだけです。
アルコールを使えば、カビを退治できる上、乾拭きも不要なのでとってもラクです。
天井がキレイだとカビも発生しにくくなるので、月1回やっておくと安心。 pic.twitter.com/V2SfwHFDie
— コジカジ@家事をラクに楽しく (@cojicaji) January 23, 2020
まとめ
- カビは見た目が汚いだけじゃなく、健康を脅かす危険があるので放っておかないようにしましょう。
- カビは湿度・温度・栄養の3つの条件がそろうと発生する。
- 浴室のカビ取りは、カビ取り剤×ラップ・ 塩素系漂白剤ペースト・酸素系漂白剤×重曹がオススメ。
- 浴槽のエプロンは汚れているのでときどき掃除が必要。
- 浴室の天井は液だれに注意してクイックルワイパーかスティックブラシを使うとよい。
- 浴室のピンク汚れは黒カビの指標、見つけたらすぐに掃除しよう。
- 浴室を使い終わったら、汚れを洗い流し、温度と湿度を下げてカビが発生しにくい環境を保つように心がけよう。
- アルコールで仕上げ拭きをすればカビ知らず!
カビは放っておくとどんどん増えて、どんどん深く根を張ります!!
そうなる前に、日頃からカビの好環境を作らないことを意識して、面倒な黒カビを発生させないようにしましょう。
水周りの掃除はなかなか面倒ですが、カビ取りの方法もいろいろあるので、どれが一番効果があるのか試してみるのも面白いかもしれないですね!
お掃除を頑張ったあとは、きれいなお風呂で一日の疲れを癒してくださいね!!
こちらの記事も参考にどうぞ↓↓↓