みなさんは、お風呂が好きですか?
1日の疲れや汚れを落としてくれる入浴時間。1日のなかでも最高にリラックスできる至極の時間ですよね。
では、想像してみてください。シャワーヘッドの中がカビだらけだったとしたら?
汚れを洗い流してくれるはずのお湯が不衛生だなんて、ゾッとしますよね。
シャワーヘッドは、お風呂掃除でつい掃除を忘れがち。クエン酸と重曹による安全かつ簡単な洗浄方法をご紹介します。
目次
意外と汚い!? シャワーヘッドの汚れの正体とは?
よく調べてみると、いろいろなタイプのシャワーヘッドが市場に出回っています。
節水ができるものや、塩素を取り除けるもの、加齢臭にきくもの、毛穴よりも小さな泡が出るミストシャワーというものまであってさまざま。
シャワーヘッドを交換すれば、ますます快適になること間違いなしです!
しかし、どんなに高価なシャワーヘッドを使用していたとしても、水回りには汚れがつきもの。そこで、シャワーヘッドつきやすい汚れについて見ていきましょう。
ヤバイ
世界一受けたい授業でカビ特集
みたいけどみたら怖くて生きていけないw
シャワーヘッドにカビがいっぱいいるって…
カビ怖い…怖い…
カビが生えた食べ物の封は無闇に室内で開けないこと!!!
怖い…— mika.m (@0122Mika) June 1, 2013
【梅雨対策】実はカビが発生しやすいシャワーヘッドの掃除方法: ソレダメで紹介された梅雨対策の新常識!!カビが発生しやすいシャワーヘッドの内部は、掃除をしないとカビだらけになりやすい!!… https://t.co/Ms2aMZ9rWd
— はてな新着 (@hatena_news) May 28, 2016
シャワーヘッドの汚れの原因
シャワーヘッドの汚れは、主に4種類あげられます。
- 水垢
- 石鹸カス
- 皮脂
- カビ (主に黒カビ)
水垢は、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルです。水分が蒸発すると残ってしまうので、水回りにはどこにでも発生します。
はじめは白い汚れが残るくらいですが、放置すると硬くなって、シャワーヘッドの穴の目詰まりの原因になります。
石鹸カスは、身体や髪を洗うときに、シャンプーや石鹸などが飛び散ってシャワーヘッドについた汚れです。身体の皮脂も、石鹸カスと一緒に付着します。
カビは、浴室の湿度や温度が高いと発生しやすくなります。また、浴室でよく発生する黒カビは、石鹸カスや皮脂をエサに繁殖します。
汚れを放置するとどうなるの?
それでは、汚れをそのまま放置するとどうなるのかをみていきましょう。
- 水圧が弱くなり、お湯の出が悪くなる
- お湯の飛ぶ方向が一部変わる
- カビや雑菌が増える
- アレルギーや髪のかゆみなど健康面で不快感を感じる
- 水垢などが蓄積され、頑固な汚れになる
シャワーヘッドの汚れをそのままにしてシャワーを使い続けると、水垢がシャワーヘッドの穴周囲にこびりついて目詰まりを起こします。
目詰まりした穴から水が出なくなったり、まっすぐ出なかったりするので、水圧も弱くなります。
また、高温・多湿・栄養(石鹸カスや皮脂)という3つの環境が整うと、カビが繁殖します。そうなると、不衛生な水を浴びることになるので、髪や健康面での影響がでるかもしれません。
シャワーヘッドを安全に掃除できる洗剤とは?
以上、汚れの原因と影響をみてきました。今度はこれらの汚れを落とすために、どんな洗剤を使用したらいいのかをみていきましょう。
汚れをしっかり取るからといって、いきなり強力な洗剤を使用するのはおすすめできません。
シャワーのお湯は、わたしたちの髪や身体に直接ふれるもの。できれば身体に安全な成分を持つ洗剤を使いたいですよね。皮膚の弱い赤ちゃんがいるご家庭ではなおさらです。
そこで、環境にも人にも優しい掃除の洗剤の代表、重曹とクエン酸の出番です。
- 水垢をおとす
- 石鹸カスをおとす
- 黒カビをおとす
- 皮脂汚れをおとす
一般に、汚れは反対の性質の洗剤を使うことで、落ちやすくなります。
そのため、アルカリ性の水垢や石鹸カスは、酸性のクエン酸を使えばよくとれます。
また、酸性の黒カビや皮脂汚れ(油汚れ)には、アルカリ性の重曹を使うのが効果的です。
まずは、重曹とクエン酸を使って、シャワーヘッドをきれいにしてみましょう。
重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダで掃除をしてみると、用途別に洗剤を揃える必要がなくなりました。
○ アルカリ性の重曹は酸性の油を中和する。
○ 弱酸性のクエン酸は水回りに強い。
○ アルカリ性が重曹より強いセスキ炭酸ソーダはしつこい油汚れに最適。— sarah (@mikan_917) November 12, 2017
シャワーヘッドを掃除しましょう
それでは、シャワーヘッドの掃除方法を3つ紹介します。
- 重曹xクエン酸の浸け置き洗い
- クエン酸パック
- クエン酸スプレー
【定期的なお掃除に】重曹×クエン酸の浸け置き洗い
シャワーヘッドの内部を3か月以上洗っていない場合は、汚れが蓄積している可能性があります。シャワーヘッドを分解し、浸け置き洗いで洗浄するのがおススメです。
早速、必要な道具を準備しましょう。
- 重曹
- クエン酸(またはお酢)
- バケツ(穴のあいていない袋でも可)
- 柔らかいスポンジ
- つまようじ又はまち針
- ゴム手袋(あると便利)
- 古い歯ブラシ(あると便利)
用意が出来たら、いざ浴室へ。さっそく次の手順で洗ってみましょう。頻度は、3ヶ月に1回が適切です。
- (外せる場合は)シャワーヘッドをはずす
- バケツ(又は袋)にお湯をいれる(1ℓまたはシャワーヘッドがつかる深さまで)
- 重曹 大さじ山盛り2、クエン酸 小さじ山盛り1 を入れる
- シャワーヘッドを③に浸けて2時間以上おく
- ヘッド部をスポンジこすったり、穴につまようじを入れて汚れをかき出す
- 水で洗い流す
一般的なシャワーヘッドは、ヘッドとホースの接続部分を緩くなる方向にゆっくりまわすと外れます。
可能な場合は、シャワー面の真ん中にあるネジもドライバーで外してしまいましょう。
重曹とクエン酸の入ったお湯にしばらく浸けると、水垢が柔らかくなって、少しこすると落としやすくなります。
シャワーの穴をつまようじで掃除するときは、先が折れて詰まらないように気をつけてくださいね。
シャワーヘッドの黒い汚れ。クエン酸使ったら簡単にとれた。 pic.twitter.com/abwx53AUdW
— まるむしアンテナ (@marunamusi) September 29, 2017
【しつこい汚れに】クエン酸パック
浸け置き洗いで汚れが落ちない場合は、クエン酸パックを試してみましょう。
- クエン酸(またはお酢)
- ラップ又は袋
- 柔らかいスポンジ
- 輪ゴム
- キッチンペーパー
- 古い歯ブラシ
- スプレー容器
- ゴム手袋(あると便利)
- スプレーボトルに、水100㎖ とクエン酸小さじ1を入れる(クエン酸水)
- シャワーヘッドに①をまんべんなく吹き付けて、キッチンペーパーをかぶせる
- 全体にクエン酸水をさらにスプレーする
- 乾燥を防ぐためにラップでくるむ
- 1時間以上おく
- 汚れを歯ブラシでこすり、水で洗い流す
シャワーヘッドとお風呂の鏡をクエン酸パックしてる。 洗面所のシャワーヘッドで試したらだいぶキレイになっておばちゃんびっくり… これだから家事嫌いはこまる
— いろおり (@_iroori_) November 25, 2018
【軽い汚れに】クエン酸スプレー
日常の軽い表面の汚れなら、クエン酸水をスプレーしてスポンジでこすり洗いすればきれいになります。
シャワーヘッドのカビを予防するには?
ここまで重曹とクエン酸を使った掃除方法をみてきましたが、正直なところ、高温多湿の浴室では完全にカビを避けるのは難しいでしょう。
しかし、しっかり予防をすれば、カビを最小限に抑えらるので、出来ることからはじめてみましょうね。
- 高温
- 多湿
- 栄養(水垢・石鹸カス)
以下は、ご家庭で実践できる予防方法です。
- 使用後は、冷水を流す
- シャワーヘッドの水を振り落として、上の方にかける
- 浴室使用後は、すぐに換気する
- 濡れたところを乾拭きをする
使用後に冷たい水を流すことで、お湯であたたまったシャワーヘッドの温度が下がります。そうすると、カビの発生原因である高温を避けることができます。
また、シャワーヘッドを上の方にかけて、すぐに浴室を換気することで、湿度も抑えられます。
高温と湿度を低く保つことで、カビの発生を抑えられます。
https://twitter.com/cleanin57766534/status/1221367138008436741
まとめ
- シャワーヘッドは、水垢、石鹸カス、皮脂やカビが溜まり、見た目よりも汚れている。
- 汚れを放置すると、高熱費や水道代、健康面まで影響するので、定期的な掃除が大切。
- シャワーヘッドの掃除には、重曹とクエン酸を使用する浸け置き洗いが最適。
- それで落ちない場合は、クエン酸パックで対応する。
- カビの予防は、使用後のシャワーヘッドに水をかけ、すぐに換気するのがおすすめ。
いかがでしたか? シャワーヘッドは、見た目より汚れていることがお分かりいただけたかと思います。
私は、1年以上洗ったことのなかったシャワーヘッドを初めて掃除してみました。浸け置き洗いで水垢や黒いカビがどっさり出てきましたよ。
きれいになっただけでなく、カビがあるかもしれないという不安も解消され、安心してシャワーを浴びられるようになりました。みなさんもぜひお試しくださいね。
シャワーヘッドと同じ材料があればできる、こちらのお掃除もチェックしてみてくださいね。