レンジフードのフィルター掃除って、ついつい後回しにしちゃってませんか?
ベトベト・ギトギトな油汚れは簡単には落ちないし、なるべく触りたくない…。フィルターやファンなどの部品を取り外すのも面倒…。
でもほとんど毎日お料理の度に使うものだから、できるだけ簡単な方法でお掃除できたらいいですよね。
そこでおすすめしたいのが「重曹」なんです!
なぜレンジフードのお掃除に重曹がおすすめなのか、実際に試してみたのでその効果をご覧ください!
目次
重曹を使ったレンジフードの掃除方法をやってみた
重曹といえば、最近では色々なメディアで取り上げられるくらい定番なお掃除アイテムですよね!
100円ショップでも簡単に手に入るので手軽に始められるのも魅力です。
では早速始めていきましょう!
- 重曹
- ゴム手袋
- 使い古した歯ブラシ
- 30Lの袋
ベトベトな油汚れに触れるのでゴム手袋があると便利です。手荒れ防止にもなりますよ。
重曹はダイソーで購入したものを使用してみました。
では準備が整ったら次に各パーツを取り外しましょう!
形が異なるので、それぞれ違った方法で掃除をしてみようと思います。
- フィルター⇒重曹を振りかけて放置
- ファンや細かなパーツ⇒お湯+重曹の袋に入れてつけ置き
- 本体⇒重曹スプレーを使って拭き取り
手順1:フィルター
レンジフードの中で最も油汚れが酷いと思われるパーツがフィルターですね。
実際のフィルター汚れがコチラ↓
フィルターのひどい油汚れには直接重曹を振りかけるのが効果的!
全体にまんべんなく表面がみえなくなるくらい振りかけましょう。
そのまま3時間程度放置します。
待ってる間で他のパーツの作業ができるので効率よく簡単にお掃除ができますね♪
そして3時間後、使い古した歯ブラシで重曹が吸い取ってくれた油をこすり落としていきます。
ポロポロと垢が取れていく感覚でやってて楽しいですよ♪
ちなみに歯ブラシは1個では足らず結局2~3本消費してしまいました。汚れ具合によって何本か用意していた方がいいかもしれません。
全て落としたら後はぬるま湯でキレイに洗い流します。
こんな感じでさっぱりキレイになりました!
お次は形が不揃いなパーツ達をまとめてキレイにしちゃいます!
手順2:ファンや細かなパーツ
レンジフードのフィルターを外したら出てくるこの部分を「シロッコファン」といいます。
取り外すとわかるのですが、非常に掃除がしづらい形なんですよね…。小さな歯ブラシでも届きにくい構造です。
カーブが連なっているので、数も多く正直面倒くさいです。
なのでここは「つけ置き」という技で、その他のパーツとまとめて片づけちゃいましょう!
重曹を大さじ3杯分程度を入れた袋にファンやその他の細かなパーツを入れ、そこにお湯を部品が浸かるまで入れます。
袋を縛りそのまま3時間ほど放置します。
時間を置いても気になる部分は歯ブラシでゴシゴシ洗いましょう。
お湯を使うことで汚れが落ちやすくなります♪
注意点としては、一緒に入れていたオイルトレーが細長い形をしていたので袋を突き破り穴が開いてしまいました。
念のため袋は二重にしていたほうが良いかもしれません。
こちらもキレイに汚れが落ちました!
いよいよラストは本体部分をキレイにしていきます!
手順3:本体
最後に行うのが、本体をピカピカにしていく作業です。
フィルターやファン程の汚れではないものの、あちらこちらに油がベトついていたりホコリがたまっていたりしています。
- スプレー容器に小さじ2程度の重曹を入れる
- 200mlのお湯(もしくはぬるま湯)を入れる
- 容器に蓋をしてよく振り重曹が溶けたらOK
重曹スプレーが完成したら、直接本体へ吹き掛けてタオルで拭き取ります。
整流板の裏側も結構油汚れが酷かったので、たっぷり掛けて拭き取りました。
重曹は白く浮き出ることがあるので拭き残しがないようキレイに拭き取って下さいね。
ちなみに自分でわざわざ作らなくても重曹スプレーは100円ショップで売ってます!
こちらも常備しておくといつでも手軽にお掃除できますね。
これでレンジフードがすべてピッカピカになりました!
写真だけでわかりづらかった場合は参考までにこちらの動画もどうぞ↓
いかがでしたか?
試した結果本当に簡単なので是非やってみてほしいと思いました!
なぜ?重曹がおすすめな理由
引用:LEC公式サイト
そもそもなぜレンジフードのフィルター掃除に重曹がおすすめなのでしょうか?
それは、レンジフードの汚れの正体を知ることで理由もわかってきます。
ベトベト・ギトギト汚れの正体
レンジフードの汚れの正体は「蒸発した油」と「ホコリ」です。
毎日の料理の際に使うレンジフード。調理の度、油を含んだ蒸気がフィルターへと吸い込まれくっつきます。
その後冷えて液体の油に戻るのですが、その油に空気中のホコリが付着して落ちにくい油汚れとなるのです。
https://www.instagram.com/p/_niY7MsRQq/?igshid=1xbjz4q7602ts
ではその油汚れに対して重曹はどのような作用で働いてくれるのかを解説していきましょう。
重曹の特徴
一般的に重曹とは炭酸水素ナトリウムという物質で、「アルカリ性」の性質を持っています。
油汚れは「酸性」なので、アルカリ性の重曹を使うことで汚れを中和させ浮かすことができます。
その化学反応を利用し汚れを落としやすくするため、重曹がとても良いのです!
重曹以外のおすすめアルカリ性洗剤3選
重曹以外にもアルカリ性洗剤はあります。
おすすめ洗剤を3つご紹介します。
1.マジックリン キッチン用洗剤ハンディスプレー
こびりついた油汚れも浮かせて落とす仕組みで換気扇はもちろんコンロ・グリルなどのしつこい汚れにもピッタリです。
2.ハイホーム
化学合成成分を使っていない多目的洗剤。地球にも肌にもやさしく使いやすいペースト状の洗剤。キッチン周りや浴室、食器等幅広く使えます。
3.スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナー
ムース状の泡が汚れにしっかり密着し強力に分解、こすらず洗える優れものです。
重曹をおすすめする理由
引用:石鹸百貨公式サイト
上記の表でみても解るように、重曹の最も大きな特徴は、アルカリ度が非常に穏やかということ。
つまり、人の体に害がなく安心安全だということです!
重曹はもともと食用として使われているものなので、食品を扱うキッチンで使用する洗剤としてはうってつけではないでしょうか。
油汚れもよく落ちて、環境にもやさしい安全な洗剤を選ぶなら重曹が最適と言えるでしょう!
https://www.instagram.com/p/B65uq6blIoo/?igshid=12vybc4bd5801
重曹の使い方の注意点に関してはこちらの記事を参考にして下さい↓
その油汚れ、放置し過ぎると大変なことに…
レンジフードの掃除を怠ると、起こりうる問題がいくつかあります。
「前に掃除したのいつだっけ…?」と思ってるそこのあなた!
知らず知らずのうちに損をしていたり、そのままにしていると大変なことになる可能性もありますよ!
レンジフードの汚れ、放ったらかしにするとこうなる
皆さんはどのくらいの頻度でレンジフードのお掃除をしてますか?
家庭によってペースは様々だと思いますが、放置し過ぎるとこのようなリスクが伴います。
- 電気代がかかる
- 排気率が下がる
- カビの繁殖
- 故障や破損
1.電気代がかかる
フィルターに油汚れがたまるということは、換気扇が正常に空気を吸引することができなくなるということです。
そのため換気扇は無駄な労力を使ってしまい、余計な電気代がかかってしまいます。
2.排気率が下がる
電気代と同じで、汚れがたまると本来の排気効果が下がり、空気の流れが悪くなります。
調理後も匂いが残ったり、換気扇自体油汚れでいっぱいだと稼働する度に嫌な臭いが部屋に充満します。
3.カビの繁殖
油汚れがたまっている状態はカビにとって栄養分となります。
水を扱うキッチンなので、正常に換気されないと湿気がたまり、さらにカビを繁殖させる原因になります。
4.故障や破損
換気扇の汚れを放置したまま稼働すると、負荷がかかり故障や破損の原因となります。
また、換気扇内部に水分や湿気がたまるとサビや腐食が進み、故障の原因となります。
https://www.instagram.com/p/B9Kndg8BPe3/?igshid=2tq10t35p47g
お掃除の頻度は?
ではどのぐらいの頻度でお掃除をするのが理想なのでしょうか?
色々調べてみた結果、「3日に1回」「年4回が理想」「2~3年に1回で良い」など様々な意見があり、正直どれを信じていいのか分からなくなりました。
それもそのはず、だって各家庭の利用状況によって掃除の頻度が変わるのは当たり前のことです。
なので自分の実体験から正解を導くのが一番だと考えました。
今回約半年ぶりにレンジフードの掃除をしましたが、重曹だけを使って難なくキレイにできました。
きっとこれが我が家の理想の掃除頻度だと思います!
- 分解掃除・・・半年に1回
- フィルター・・・3か月に1回
- レンジフードまわり・・・調理後毎回拭き掃除
参考までにこちらもご覧ください↓
レンジフードの内部は、年1回のペースで専門業者に依頼するのがおすすめ。一方、表面は1ヵ月に1回程度拭き掃除するのが望ましいです。こちらはご家庭でもお掃除しやすいので、こまめにしていただくのがよいでしょう
引用:ダスキン公式サイト
毎日のように使うレンジフードだからこそ毎日こまめにちょこちょこお掃除、分解して中までがっつりお掃除は年末の大掃除で!など予め決めておくことで、油汚れの長期放置を未然に防ぐことができるのではないかと思います。
まとめ
- レンジフードの掃除方法は重曹を振り掛け・つけ置き・スプレーでスッキリキレイに。
- 重曹(アルカリ性)で油汚れ(酸性)を落としやすくする。
- 安心素材の重曹だからこそ、レンジフードの掃除にうってつけ。
- 汚れを放置すると、衛生的にも金銭的にも良くない。
- 掃除の頻度は家庭の使用頻度による。
いかがでしたでしょうか。
実際にレンジフードのお掃除を重曹だけでやってみて、いかに重曹が万能な洗剤かというのがよくわかりました。
色々な使い方ができて、尚且つ安心して使える洗剤は重曹以外考えられません。
みなさんも是非、重曹だけでレンジフードのお掃除お試しください♪
重曹を使った掃除方法をもっと知りたい方はこちらもご参考にしてください↓↓