上履き洗いが簡単に済んだら楽ですよね。
オキシクリーンを使ってつけ置きすると酸素の力で簡単に汚れを落とすことができます。
毎週の上履き洗いが楽になる“オキシ漬け”の方法を解説します。
また実際に洗ってみたので、ぜひご参考にして下さい。
目次
オキシクリーンとは
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。
酸素の泡で汚れを浮かせて洗います。
塩素系漂白剤のツンとしたニオイが苦手な方も多いのではないでしょうか。
オキシクリーンは漂白剤ですが無臭で、酸素の力をで汚れを落とし消臭もできます。
また色落ちの心配もありません。
オキシクリーンは上履き洗いを簡単にします。
上履きを洗う方法を解説します。
オキシクリーンで上履きを洗う方法
上履きの汚れはオキシクリーンで落とせます。
“オキシ漬け”をしておけば時間をかけるだけで汚れが落ちるので手間がかかりません。
https://twitter.com/suiren05253220/status/1073948533026217984?s=21
オキシクリーンで上履きを洗う方法
- オキシクリーン・・・約30g
- お湯(40~60度)・・・4L
- 漬ける容器(蓋つきバケツがおすすめ)
- ブラシ
- ゴム手袋
お湯を使うので冷めにくいというメリットもあります。
- バケツにお湯を入れる(お湯の温度は40~60℃)
- オキシクリーンを入れてよく溶かす
- 上履きを漬ける
- 20分~6時間おく
- ブラシで上履きをこする
- ぬめりがなくなるまで水で流す
- 上履きを乾かす
漬けている間に汚れが浮いてくるので、こすると簡単に汚れが落ちます。
上履きのオキシ漬けにはいくつかポイントがあるのでご紹介します。
上履きをオキシ漬けするときのポイント
ただ漬けるよりも、ポイントを押さえた方が汚れがしっかり落ちます。
- 泥がついている場合は水に濡らす前に落とす
- つけおきするお湯の温度は40~60℃
- ゴム手袋をつける
- 漬ける時間は20分~6時間
泥がついている場合は水に濡らす前に落とす
泥がついていた場合、乾いている方が簡単に落とせます。
水に濡らす前に落とせる泥はおとしておきましょう。
つけおきする温度は40~60℃
温度が高いほうが汚れが落ちやすくなります。
そしてオキシクリーンも溶けやすくなります。
しっかり溶かしてから、熱めのお湯で漬けましょう。
熱すぎると上履きが傷む可能性があるので60℃までにしましょう。
ゴム手袋を使う
オキシクリーンは弱アルカリ性です。
素手で触ると皮脂を落とす性質があるため、扱うときはゴム手袋をして手荒れを防ぎましょう。
漬ける時間は20分~6時間
オキシクリーンを溶かすと泡が出てきます。
この泡の力を使って汚れを落とします。
6時間を過ぎると泡が出なくなって洗浄力がなくなります。
漬け液の作り置きはできないので注意してください。
オキシクリーンの種類
オキシクリーンは大まかに2種類に分けられます。
- 日本版
- アメリカ版
どちらも主な成分は同じ酸素系の漂白剤です。
大きな違いは界面活性剤です。
アメリカ版には界面活性剤が入っていて、日本版には入っていません。
日本版とアメリカ版を詳しく説明している記事があるので、ご参考にしてください↓↓
界面活性剤はどのようなものなのでしょうか。
界面活性剤とは
アメリカ版には入っているという界面活性剤の働きについて調べてみました。
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。
引用:花王公式サイト
界面活性剤が入っていることで、汚れを落としやすくするといういことがわかります。
しかし界面活性剤は種類によっては人や環境に害を及ぼす可能性があるものもあります。
オキシクリーンに入っている界面活性剤は、洗剤に多く使われているものなので問題ないといわれています。
それでも界面活性剤を使うのはちょっと心配・・・そういう方には、日本版がおすすめです。
上履き洗いにおすすめのオキシクリーン
日本版、アメリカ版のオキシクリーンは家じゅうのお掃除に使えるので使い道がたくさんあります。
しかし上履きをとにかく白くしたい!という方におすすめの商品もあります。
【実践】日本版・アメリカ版で上履きのオキシ漬け
日本版とアメリカ版を使って上履きを片方ずつオキシ漬けしてみました。
↓洗う前
まずバケツにお湯を入れてオキシクリーンを溶かします。
色で分けています。
青:日本版 赤:アメリカ版
お風呂場のシャワーで60℃まで出せたので、60℃のお湯で漬けました。
↓漬けてすぐの様子
日本版は、見えにくいですが酸素の小さい泡がたくさん出ています。
アメリカ版は白い泡で上履きが見えません。
界面活性剤入りということで、入れた瞬間から泡立ちがすごいです。
↓1時間後の様子
日本版はしゅわしゅわと細かい泡が出続けています。
アメリカ版は大きな白い泡がずっと消えません。
上履きはオキシ液にすべて漬かっていた方がいいのですが、浮いてきてしまいます。
桶に水を入れたものを上から乗せました。
水を入れたペットボトルを乗せてもいいですよ!
↓1時間半ほど漬けてからブラシでこすりました。
↓洗い終わった後。
左が日本版、右がアメリカ版
洗い上がりにそこまで差はありませんね。
(年季が入った上履きなのでつま先が変色しています)
↓乾かした後(撮った時間が違うので光加減が違いますが・・・)
- 日本版、アメリカ版は洗い上がりにほとんど差がない
- 日本版は無臭でアメリカ版は洗剤の香りがする
- アメリカ版は泡立つので、ブラシでこすりやすいが水で流すのに時間がかかる
- 時間を置いた方が汚れが落ちやすくなる
洗ってみると、どちらもそこまで差はありませんでした。
アメリカ版は、泡がついているのでブラシでこすりやすいです。
その分、水で流す時間は日本版よりも長くかかりました。
1時間半ほど漬けただけでもかなりの汚れを落とすことができましたが、酸素の泡は6時間まで出るのでもう少し時間をかけたらもっと簡単に汚れが落ちるのかなと思います。
洗い上りに差はないので、好みのオキシクリーンを選んで使ってみてください。
【日本版】
オキシクリーンを扱うときの注意点
万能なオキシクリーンですが、使う際にいくつか注意点があります。
難しいことはないので、使う際に気を付けてくださいね。
- 保存するときに密閉容器に入れない
- 使えない素材がある
- 素手で触らない
保存するときに密閉容器に入れない
オキシクリーンを入れ替えようと、密閉容器に入れると炭酸ガスが発生して爆発する可能性があります。
詰め替えをするときは密閉容器に入れないように、少し開けておくなど工夫をしてください。
ビニール袋やペットボトルに入れて密閉するのも危険ですので気をつけてください。
姉ちゃんに貰った
オキシクリーン
ペットボトルに入れてもらってんけど
今日初めて開けたら爆発した。— さっちー (@Y3quA) September 14, 2019
使えない素材がある
上履きを洗うのなら大丈夫だと思いますが、せっかくつけおきするなら他のものも一緒にしてしまおう!ということもあるかもしれません。
万能なオキシクリンも使えない素材があるので気をつけてください。
- 水洗いできないもの
- ウール・ウール混紡
- ペルシャ製カーペット
- 革製品
- 畳
- 宝石
- 大理石
- シルク
- サビ
- 金属全般
- ジュート・チーク材・仕上げ木材等
なんでもつけ置きできると思って使ってしまうと、大切なものをダメにしてしまう可能性があります。
ほとんどが水で濡らしてはいけないものなので、一つの基準として覚えておくといいですね。
使う前には必ず使用の注意を読んでから使ってください。
素手で触らない
オキシクリーンで素手で手洗い(馬鹿)しちゃってから手荒れ治らんっス…泣。
— 月餅 (@yuebing_) August 21, 2019
掃除方法でもお伝えしましたが、オキシクリーンを使うときはゴム手袋やビニール手袋をしてください。
弱アルカリ性なので、素手で触ると皮脂が落ちてしまいます。
手荒れしてしまうので直接触らないように気を付けてください。
使い捨ての手袋なら、衛生的で使い終わった手袋の保管場所にも困らないですね。
上履きを早く乾かすワザ
せっかく洗った上履き、早く乾かせたらいいですよね。
また干して置いたら雨が降ってきてしまった、とか日曜日なのに洗うのを忘れていた!!ということもあるかと思います。
上履き乾かす時間いれてないの気づいて洗えない死にたい
— 和田広輝 (@hiro0531_ki) April 5, 2016
少しでも上履きを早く乾かせるワザがあるのでご紹介します。
- 洗った後に水分を取る
- 外に干す
- ドライヤーで温めてから干す
- つるして干す
- 新聞紙を丸めて入れる
- 靴用の乾燥機を使う
ひとつずつご紹介します。
洗った後に水分を取る
上履きを洗ったあと、かかとの部分に水がたまると思います。
これを雑巾で吸い取ってから干すだけです。
↑このように、かかとにたまった水を吸い取るだけです。
あっという間にできるので簡単でおすすめです。
タオルなどで包んでから洗濯機の脱水にかけてもいいですよ。
雨の日
汚れた上履き。自宅で洗ったら
要らないバスタオルでぐるぐる巻きにして、洗濯機で脱水して乾かすと
乾きが早くなり、臭わないですよ。金曜日。
汚れた上履きと
汚れた息子が帰ってくるまでに思い出した事。— ワーママはる@打倒長時間労働! (@wa_mamaharu) May 31, 2019
外に干す、干せないときは扇風機を使う
外に干すって当たり前じゃないの?と思われるかもしれません。
外というのは、玄関ではありません。
玄関は意外と空気がこもってなかなか乾きません。
もし雨が降っていて外に干せない場合は室内で換気扇を回したり、扇風機の風を当てると早く乾きます。
冬になってもしまっていない扇風機は上履きを乾かすためにある。 #housoku 日曜の夜だけ動く
— Yasuko Nagaoka ~今はただ祈る~ (@yakotae) November 16, 2010
ドライヤーで温めてから干す
上履きを干す前にドライヤーで靴の中を温めると早く乾きます。
上履きの素材は熱に強いのでこの方法が可能です。
完全に乾かすのは時間がかかるので、温まるまででいいですよ。
その後外に干すと通常よりも早く乾きます。
つるして干す
とても簡単ですが、靴用のハンガーを使って干すと早く乾きます。
日本の友人がくれた靴ハンガー。次男が絶賛。ジャポネってこういう発明、すごいよね!ってさ pic.twitter.com/posurmWotw
— バルセロナで雪 (@neige_manille) July 7, 2019
↑靴用なので上履き以外も干せます。
空中に干すことで上履きのすべての面がどこにも触れずに乾かせます。
靴用ハンガーは安価なのに靴を干す悩みから解放されます。
コンパクトに干せるので上履きを干す場所を確保しなくて済みます。
ハンガーは100円ショップや通販で簡単に手に入ります。
新聞紙を丸めて入れる
丸めた新聞紙を靴の中に入れると、新聞紙が水を吸うので普通に干すよりも早く乾きます。
新聞紙が濡れてしまったら新しい新聞紙と交換しましょう。
濡れた靴に新聞紙詰めて乾かす方法知らなかったなぁ〜
— salamlegian (@salamlegian) July 16, 2017
靴用の乾燥機を使う
引用:楽天公式サイト
靴を乾かす専用の乾燥機があります。
これなら天気に左右されずに上履きを干すことができますね。
場所を取らないので、使わない間もコンパクトにしまっておくことができます。
上履きを干すだけでなく毎日使う靴を乾燥させることができるので、たくさん汗をかいてしまった時も靴を清潔に保てます。
まとめ
- オキシクリーンを使って上履きを簡単に洗うことができる
- 日本版・アメリカ版がありアメリカ版には界面活性剤が入っている
- 上履きのオキシ漬けをするのに日本版もアメリカ版も差はない
- オキシクリーンを使うときはいくつか注意点があるので気を付ける
- 上履きを少しでも早く乾かしたいときにはいくつか方法がある
上履きのオキシ漬けは、漬けておく時間はかかりますが洗う時間はとても短いです。
オキシクリーンを使えばゴシゴシと洗う手間がないので負担が減ります。
毎週の負担が少しでも減ると嬉しいですよね。
オキシ漬けを取り入れてぜひ家事の負担を減らしてください!
オキシクリーンについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ↓↓