産まれて間もない赤ちゃんは繊細でデリケート。そんな赤ちゃんが身に着けるものには特に気を使ってお手入れしてあると思います。
きれいに洗っておいたはずのベビー服、時間が経って久しぶりに手にしてみると黄ばみが…なんてことありませんか？
洗ってすぐはきれいなのに、時間の経過によって出てくるやっかいな黄ばみ、簡単に落とせたら助かりますよね。
今回はオキシクリーンを使った簡単な黄ばみの落とし方を紹介します。
目次
ベビー服の黄ばみの原因
洗濯してすぐは一見きれいにみえるのに時間とともに浮き出てくるもの、それが黄ばみです。
ベビー服の黄ばみの原因は母乳やミルクの吐き戻し、よだれや汗が付着した汚れです。
黄ばみの正体とは!?
やっかいな黄ばみ、その正体はタンパク質です。
母乳やミルク、よだれや汗にはタンパク質が含まれていて時間が経つにつれて酸化して黄ばみとなって浮き出てくるのです。
さらに母乳やミルクには脂質も多く含まれているので、これも黄ばみの原因になります。
オキシクリーンはベビー服に使っても大丈夫!?
オキシ漬けで話題のオキシクリーン、その漂白効果はご存じの方も多いと思います。
効果が大きい分、まだ皮膚が弱い赤ちゃんが身に着けるベビー服に使っても大丈夫なのか気になりますよね。
今回はオキシクリーンを使った黄ばみの落とし方の紹介の前に、オキシクリーンが本当に赤ちゃんの身に着けるベビー服に使っても安全なのかを説明していきます。
オキシクリーンとは
オキシクリーンとは、衣類のシミや汚れを漂白・消臭・除菌する酸素系漂白剤のことです。
オキシクリーンはお湯に溶けると酸素の泡をたっぷり放出し、繊維の間にこびりついた頑固なシミや汚れを落としてくれます。
さらに過炭酸ナトリウムから発生する活性酸素により、ニオイの元となる汚れも落とすことができます。
- 酸素パワーで汚れを落とす
お湯に溶けると酸素の泡をたっぷり放出し、頑固なシミや汚れを落とします。 - 消臭効果でスッキリ
過炭酸ナトリウムから発生する活性酸素が、汚れとニオイを落として消臭します。 - 色柄もにも使える
染料を脱色しにくいので色柄ものにも使えます。 - ツンとしたニオイなし
酸素系の漂白剤なのでツンとした刺激臭はありません。 - これひとつで家中使える
衣類はもちろん、キッチンやお風呂、ベランダや玄関、お部屋の床など、家中キレイにできます。 - 使い方がとっても簡単
お湯に溶かして漬けたり、洗ったりするだけで汚れが落とせるので簡単です。
以上がオキシクリーンの基本的な説明になりますが、ベビー服に使う際にもう1点知っておいていただきたいことがあります。
それは、オキシクリーンの種類です。
オキシクリーンの種類
引用：オキシクリーン公式サイト
オキシクリーンは大きく分けて、日本版とアメリカ版の2種類があります。
どちらも主成分は過酸化ナトリウムですが、その他に含まれる成分に違いがあるので説明していきます。
日本版オキシクリーン
- 過炭酸ナトリウム（酸素系）
- 炭酸ナトリウム（洗浄補助剤）
アメリカ版オキシクリーン
- 過炭酸ナトリウム（酸素系）
- 洗浄補助剤（炭酸ナトリウム）
- 界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル）
- 香料
そうです、界面活性剤と香料が入っているか入ってないかの違いです！
界面活性剤には汚れを落とす効果があり、洗浄力はかなり大きいですが、衣類に残りやすく、肌への刺激も大きいので肌荒れの原因になることもあります。
そのため、乳幼児や敏感肌の方には注意が必要で、ベビー服に使用するのはおすすめしません。
その点、日本版オキシクリーンは余分な成分が全く含まれていないので、安心してお使いいただけます。
オキシクリーンの日本版とアメリカ版の違いについて、さらに詳しく知りたい方はこちらもおすすめです↓
【アメリカ版】オキシクリーンベイビー
引用：オキシクリーン公式サイト
- 過炭酸ナトリウム（酸素系）
- アルカリ剤（炭酸ナトリウム）
- 界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル）
洗浄成分入りで、無香料タイプ。食べこぼしのついた衣類や、よだれかけ、赤ちゃんの肌着や布おむつにも使えます。
引用：オキシクリーン公式サイト
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、オキシクリーンベイビーにも界面活性剤が含まれています。
とはいえ、無香料で普通のアメリカ版オキシクリーンよりはやさしいようです。
産まれたばかりでデリケートな赤ちゃんのことを思うと、日本版オキシクリーンをおすすめしますが、どうしても落とせない汚れや洗浄効果を求める方の中にはアメリカ版オキシクリーンを使用される方もいます。
https://www.instagram.com/p/BiqwPrjnAcr/
日本版オキシクリーンを使ったベビー服の黄ばみの落とし方
普通に洗濯するだけでは落とせない黄ばみを落とす方法、それはオキシ漬けです。
オキシ漬けとは「オキシクリーン」を使用した漬けおき洗いのことで、 50℃前後のお湯で溶かして汚れを落としたいものを漬けます。
ベビー服のオキシ漬けの方法
- 日本版オキシクリーン
- お湯(40～60℃)
- 洗い桶(金属製でないもの)
- 混ぜる棒(金属製でないもの)
- ゴム手袋
お試しで使ってみたい方には500ｇのサイズもあるのでおすすめです。
ここで一つ注意していただきたいのがお湯の温度です！40～60℃のお湯を用意してください。
- 洗い桶に40～60℃のお湯を用意する
- オキシクリーンを入れてよく混ぜて溶かし、溶液をつくる
- ベビー服を溶液に１～６時間漬けおく
- 最後にしっかり水ですすぐ
手順１
ベビー服が入る大きさの洗い桶(洗面器やバケツ)に40～60℃のお湯を用意する。
手順２
お湯４リットルに対しオキシクリーンを付属スプーン1杯(約28g)を入れる。
金属製以外の棒を使ってよく混ぜてしっかり溶かす。
手順３
ベビー服を溶液に１～６時間漬けおく。
(長時間漬けおくと変色や色落ちのおそれがあるので２時間程度がおすすめです。)
手順４
漬けおきが終わったらゴム手袋を付けて、しっかり水ですすぎます。
オキシクリーンは落としきった方がいいので、心配な方には漬けおき後に洗濯することをおすすめします。
安心して使えるからこそ、ベビー服をオキシ漬けする人は多いようです。
https://twitter.com/toshibomi/status/1126097126172311552
https://twitter.com/kappachimaki/status/1033632185725550593
こちらはベビー服ではありませんが、子供服の汚れやコンロの五徳、洗濯槽などを実際にオキシ漬けしてあるので参考になります↓
オキシ漬けについてもっと詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです↓
日本版オキシクリーンを使った黄ばみの予防方法
オキシクリーンを使った黄ばみを予防する方法とは、【オキシ足し】です。
【オキシ足し】とはその名の通り、普段のお洗濯にオキシクリーンを足すことです。
オキシクリーンをプラスすることで汚れ落ちをサポートして、漂白・消臭効果をアップするので、黄ばみを付きにくくします。
- 日本版オキシクリーン 付属スプーン1杯(約28g)
- 水 お洗濯1回の水量(約40リットル)
- 洗濯槽に直接オキシクリーンを入れる
- 洗濯洗剤を分量分入れる(柔軟剤も一緒に使えます)
- 洗濯機に衣類を入れ、 通常の洗濯をする
オキシ足しで注意していただきたいのは、他の漂白剤や漂白剤入りの洗剤とは一緒に使用しないことです。
オキシクリーンは漂白剤なので、混ぜて使用すると十分な効果が発揮されません。
まとめ
- ベビー服の黄ばみの原因は、母乳やミルクに含まれるタンパク質
- オキシクリーンには種類があるが、ベビー服に使うなら日本版オキシクリーンが安心
- ベビー服の黄ばみはオキシ漬けで落とすことができる
- 黄ばみを予防するにはオキシ足しが効果的
産まれて間もない繊細な赤ちゃん。きれいで清潔なものを身に着けてほしいですよね。
日本版オキシクリーンの安全性を知っていただき、安心してお使いいただけたらと思います。
大事な赤ちゃんのために、ぜひ試してみてはいかかでしょう。
オキシクリーンを使ってこんなものもきれいにできます↓
