オキシクリーンを使ったつけおきは”オキシ漬け”という言葉が生まれるほど有名ですよね。
もちろん衣服の洗濯にもオキシ漬けが有効ですが、失敗してしまう方も少なくありません。買っても買っても足りない服を無駄にしたくはないですよね……
また汚れがよく落ちる分だけ強い成分が使われていないか、しっかり理解しておきたいですね。
そこで今回はつけおきに特化して、洗濯の方法とその前に知っておきたいことについてまとめてみました。
目次
オキシクリーンを使った洗濯方法
引用:Amazon公式サイト
まずは基本のつけおき洗濯方法を紹介します。単純にオキシクリーンに漬ければよいのですが、水の温度やつけおき時間など知っておくことで失敗を少なくすることができますよ。
またオキシクリーンはつけおきももちろんですが、普段の洗濯にも使えます。その方法についても紹介しますね。
つけおき洗濯の方法
- オキシクリーン
- 洗濯用洗剤
- 4l以上入るバケツ(たらいなどでもOK)
- 40〜50℃程度のお湯
- ゴム手袋
- ゴム手袋を装着する
- バケツにお湯を入れる
- お湯の中に計量スプーンライン4のオキシクリーンを溶かしてオキシ液をつくる
ポイント:汚れ具合によっては計量スプーンライン2でもOK - オキシ液の中に汚れた衣服を入れる
- 6時間つけおきする
ポイント:つけおき中に様子をみて汚れが浮いていたら6時間待たなくてもOK - つけおきして浮いた汚れをもみ洗いする
- 落ちなかったらもう一度つけおきする
- 洗濯機に入れていつも通り洗濯する
計量スプーンのラインはこちら↓
つけおきなら放っておけば汚れが落ちるので遊びに行くこともできますよ↓
https://twitter.com/3i1DlK2uLGIGlPx/status/1240840541505376256
お風呂のつけおきもおすすめです。詳しくはこちらの記事をご覧くださいね↓
軽い汚れならつけおき不要です
頑固な汚れにはつけおきがおすすめですが、普段の洗濯にプラスするのもおすすめです。そうすることで洗濯用洗剤だけでは落としきれない汚れや臭いが溜まるのを防ぐことができます。
- 洗濯用洗剤
- オキシクリーン
- 洗濯機の底に計量スプーン一杯のオキシクリーンを入れる
- 洗濯用洗剤を入れる
- 洗濯物を入れる
- 洗濯機のスイッチオン
オキシクリーンは40~50℃で効果を最大限に発揮します。なのでオキシクリーンをお湯で溶かしてから洗濯機に入れるとさらに効果的ですよ。
オキシ洗濯生活半年
何が良くなった?と言えば
洗濯物が臭くなくなった
最近の洗濯洗剤って、柔軟剤と同じくらいくさいよね。#オキシ洗濯#匂い#洗濯洗剤#柔軟剤#過炭酸ナトリウム
— アトリエひよこ豆 (@ate_hiyokomame) April 27, 2019
日本版のオキシクリーンはこちら↓
お試しサイズもあります↓
オキシクリーンでつけおき洗濯するときの注意点
オキシクリーンを使ったつけおき洗濯は少ない手間で汚れがよく落ちます。ラクしながらもキレイに汚れが落とせるなら一度使うと手放せないアイテムになりそうですね。
でもオキシクリーンは洗浄力が高い分、使い方には注意が必要です。主な注意点について説明しますね。
つけおきしすぎない
オキシクリーンの酸素の泡の効果の持続時間は6時間です。
オキシクリーンは強力な洗剤なので、つけおき時間が長くなると衣服への負担も大きくなります。様子を見て、なるべくつけおき時間が短くて済むように調整しましょう。
https://www.instagram.com/p/Bx7lsnQlg1-/
ゴム手袋を使う
オキシクリーンの液性は弱アルカリ性なので、汚れだけでなく手肌に必要な皮脂も落としてしまいます。手荒れの原因になるのでゴム手袋を付けてつけおき作業をするのがおすすめです。
密閉して保管しない
オキシクリーンをお湯に付けるとたくさんの酸素の泡が発生します。
オキシクリーンはお湯に付けなくても、空気中の蒸気等と反応して気体を発生させています。そのため密閉させておくと容器の中が空気でパンパンになってしまい非常に危険です。
入れ替えるなら気密性が高くない容器がおすすめです↓
https://www.instagram.com/p/BwwBgGAn_mT/?utm_source=ig_embed
オキシクリーンでつけおき洗濯ができない衣服
オキシクリーンは強力な洗剤なので、安全に洗剤の効果が最大限に発揮されるように使いたいですね。
さらに衣服によってはつけおきできないものもあります。つけおきできない衣服をつけおきすると衣服がかえって汚れてしまったり、傷んで着られなくなってしまうかもしれませんよ。
つけおきできる衣服
基本的にはいつも洗濯機で洗濯している衣服はつけおきできます。でも念のため洗濯表示を確認してからつけおきするのがおすすめです。
引用:消費者庁ウェブサイト
- 手洗いができる
- 家庭での洗濯はできない
- 漂白剤は使えない
- ドライクリーニング推奨の場合
- ウェットクリーニング推奨の場合
洗濯液の上限温度を守ってオキシ液の温度を調整しましょう。
オキシ液は40~50℃だと最も汚れを落とす効果を発揮しますが、それより低い水温でも効果を発揮しないわけではありません。
つけおきするのに注意が必要な衣服
- ウール・シルク・麻製品
- 革
- プリントTシャツ
- ステンレス以外の金属
ウール・シルク・麻製品などの普通に洗濯できない素材はつけおきできないのでご注意くださいね。また革も表面の油分が溶けてしまうのでオキシクリーンを使ったつけおきには向きません。
失敗例-1
プリントTシャツはお湯を使う場合、プリントが劣化してしまうかもしれないので注意が必要です。
https://www.instagram.com/p/B1L0z4WH_f-/
失敗例-2
アルミ製品はアルカリ性に弱く変色することがあるので、ご注意くださいね。
オキシ漬け失敗したー!
お陀仏や。゚(゚´Д`゚)゚。 pic.twitter.com/fDvoZZLNvW— Mayu (@bonjour_mayu) January 8, 2019
オキシクリーンのつけおき洗濯で落とせる汚れの種類
オキシ漬けをする前に洗濯表示の確認をしないと、大事な衣服を傷つけてしまうことがあります。
それともう1つ、オキシ漬けをする前に確認していただきたいのは汚れの種類です。便利で万能なオキシクリーンですが、落とせない汚れもあるので事前に確認しておきましょう。
オキシクリーンで落とせる汚れ
- 食べものなどの染み
- タンパク質汚れ(皮脂・血液・ミルクなど)
食べものなどの染みは主に水溶性です。つまり水に溶ける性質をもっているのですが、染みになってしまう原因は色素です。色素が衣服の繊維に浸透すると普通の洗濯では落とすのが難しくなります。
またタンパク質汚れとは体から出る分泌物である血液や汗だけでなく、肉・卵・牛乳などの汚れを指します。タンパク質汚れは固まりやすい性質をもっているので、普通の洗濯では落とせないことが多いのです。
オキシクリーンで落とせない汚れ
- 水にも油にも溶けない汚れ
泥やホコリなど
衣服の軽いカビもオキシクリーンで落とすことができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
オキシクリーンのつけおきでは汚れが落ちない衣服の洗濯方法
オキシクリーンだけでは落とせない泥やホコリの汚れはウタマロ石けんで落とすことができますよ。
またウタマロ石けんは泥洗いだけでなく、水洗い全般に使えるので一家に1つあると非常に役立ちますよ。
さらにオキシクリーンとの合わせて使うのもおすすめです。
それではウタマロ石けんを使った泥やホコリ汚れの落とし方を紹介します。
泥汚れはウタマロ石けんで落とせます
- ウタマロ石けん
- 洗面器
- ゴム手袋
- ゴム手袋を装着する
- 洗面器にぬるま湯を溜める
- 汚れた衣服をぬるま湯に浸す
- 汚れた部分に直接ウタマロ石けんを塗りこむ
- もみ洗いする
ウタマロ石けんでもみ洗いした後にオキシクリーンのつけおきをするとさらにキレイになりますよ。
クリーニングも活用しましょう
オキシクリーンのつけおきやウタマロ石けんでも落ちない頑固な汚れはクリーニング屋さんに任せましょう。
もみ洗いをしすぎると衣服を傷めてしまうことがあります。クリーニング屋さんに頼めば衣類を傷つけることなくキレイに仕上げてもらえますよ。
洗濯を失敗したかもしれないとへこんでいる……洗濯機使って洗濯失敗って何……
— 美坂 紅理 (@misaka_akari) March 26, 2020
つけおき洗濯にオキシクリーンをおすすめする理由
オキシクリーンはSNSで汚れがよく落ちると非常に人気ですよね。
ではなぜ汚れが落ちるのでしょうか?今回は日本製のオキシクリーンの成分について調べたので説明しますね。
オキシクリーンの成分
https://www.instagram.com/p/BzXr0DSAAR-/?utm_source=ig_embed
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。物質に酸素が結合する反応を利用して、染みの原因の色素を除去できます。
またタンパク質はアルカリによって分解されます。オキシクリーンの液性は弱アルカリ性なので、タンパク質分解の効果もあります。
漂白剤といえば塩素系漂白剤もあります。アルカリ性を示すため洗浄力が強い反面、衣服や手肌への負担も大きいです。また塩素系漂白剤は色柄ものの衣服には使えないので、まず酸素系漂白剤を使うようにしましょう。
- 汚れを落とす酸素がたくさん発生するため洗浄力が高い
- アルカリによって主な汚れの原因であるタンパク質を分解できる
- 弱アルカリ性を示すから色柄ものの衣服に使える
日本版オキシクリーンをおすすめする理由
オキシクリーンには日本版とアメリカ版がありますが日本版がおすすめです。
合成界面活性剤を使っていない
- 手肌にやさしい
- 環境にもやさしい
界面活性剤には合成界面活性剤と天然界面活性剤があります。そのうちの合成界面活性剤は石油由来の成分で、自然界には本来存在しないものです。そのため生態系に有害なおそれがあるので、環境に良くないといわれています。
合成洗剤の毒性に関してぜひ一度ご覧いただきたいです↓
まとめ
- オキシクリーンのつけおきは40~50℃のお湯で最大限に効果を発揮する
- 6時間以上つけおきすると泡が発生しなくなり洗浄効果がなくなるのに加えて、衣服への負担も大きくなる
- 日頃の洗濯にも漂白剤としてオキシクリーンが使える
- オキシクリーンは弱アルカリ性なのでゴム手袋を付けて作業するのがおすすめ
- オキシクリーンのつけおきは基本的には洗濯機で洗えるものならできるが、特にワンポイントの素材には注意が必要
- オキシクリーンのつけおきで日常的な汚れなら大体落とせる
- オキシクリーンのつけおきで落とせない泥やホコリはウタマロ石けんを使って落とすことができる
- オキシクリーンは日本版とアメリカ版があるが、手肌や環境にやさしい日本版がおすすめ
オキシクリーンは汚れがよく落ちると話題の商品ですぐ使いたくなってしまいますよね。
でも事前に使い方を知っておくことでその効果を最大限に発揮して衣服をよりキレイにすることができますよ。
またお使いの洗剤の成分についても一度見直してみてくださいね。自分の身の回りだけキレイになっても、それが環境汚染に繋がってしまうとしっぺ返しを受けることになるかもしれないですよ。
オキシクリーンを使った掃除方法についてもっと知りたい方はこちらをご覧くださいね↓