久々にカーテンを開けてみたら窓枠にカビが…!!なんてことはありませんか?
窓枠に出来てしまったカビは放置しておくとすくすく育ってしまいます。
すくすく育ってしまったカビはどう掃除すれば良いのでしょう。
予防法もあわせてご紹介します。
目次
窓枠のカビの掃除には準備が大切
見なかったことにしないの!
カビがはえてしまったことは仕方ないわ、でも放っておくと広がっていってしまうし、それにね…
詳しい説明は後で聞くから、さっさとこのカビを退治しよう!!
まずは下準備から確認していきます。
- 服装
- 道具
- 薬剤
何を用意すれば良いか、さっそく見ていきましょう!
服装
掃除をする時は汚れても良い服装で。
エプロンをつけたり、レインコートを羽織るのも良いでしょう。
処分する予定の服があれば、作業後にそのまま捨てられるので汚れを気にせず作業ができますね。
- 手袋
- 作業用メガネ(ゴーグルでも代用可)
- マスク
この3つは強力な洗剤を使う際には必ず使うようにしましょう。
カビや洗剤が体内に入ってしまったら大変ですからね。
道具と薬剤
- 濡れ雑巾
- キッチンペーパー
- 塩素系カビ取り剤
カビ取り剤は他の洗剤と混ぜて使用してはいけません。
また、必ず換気しながら行いましょう。
作業の後はしっかり手を洗います。
窓枠のカビのお掃除手順
- 濡れ雑巾でふく
まずは濡れ雑巾で汚れやホコリを取り除きましょう。軽度の汚れやカビであればこれだけでも落ちますよ。住宅用の中性洗剤(食器用洗剤を数滴、水で薄めたものでも)を使うとより落ちやすいです。 - から拭きしてよく乾かす
- 塩素系カビ取り剤をかける
- キッチンペーパーやラップを貼り付ける
キッチンペーパー1枚で大きすぎたら短冊状に切って使いましょう。③→②の順番でも大丈夫です。やりやすい順番で。 - 15~30分ほど待つ
- 濡れ雑巾でふき取る
薬剤が残ると変色の原因にもなりますので、しっかりふき取りましょう。
- ①~⑤を繰り返す
こびりついてしまったカビは1回の作業ではとれません。根気よく繰り返すことで徐々に取れてきます。
ゴムは劣化しやすいので、洗剤をつけたまま長く放置しないようにしましょう。
変形などの原因になります。
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塩素系カビ取り剤がない場合は…
塩素系カビ取り剤がない場合は、ズバリ他のもので代用していきましょう。
それでは掃除用品別に解説していきます。
キッチン用の塩素系漂白剤
キッチンハイター等の塩素系漂白剤は除菌力が非常に高いです。
水で5~10倍に薄めて使います。
塩素系カビ取り剤と同様の方法でOKですが、ゴムパッキンには原液の塩素系漂白剤を片栗粉でペーストにして使うとよいでしょう。
- 塩素系漂白剤
- 片栗粉
- 雑巾
- 混ぜ合わせペースト状にする
塩素系漂白剤と片栗粉の割合は1:1。
- ゴムパッキンに塗り、5分ほど放置
- 雑巾でふき取る
長い時間置いておくとゴムが傷んでしまうので注意しましょう。
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重曹+クエン酸
エコなお掃除道具として有名な重曹とクエン酸。
これをあわせて使う方法をご紹介します。
- 重曹
- クエン酸
- スプレーボトル
- ラップ
- 雑巾
割合は重曹:水=2:1。
水200mlに対しクエン酸は小さじ1。これをスプレーボトルに入れます。
ラップをかけて1時間ほど置くとより効果的です。
消毒用エタノール
消毒用エタノールは、殺菌作用を持っています。
カビに直接スプレーで吹きかけて、その後雑巾でしっかりとふき取ります。
乾いた雑巾に除菌スプレーをつけてふき取る方法でも大丈夫です。
無水エタノールの場合は、無水エタノール:水=4:1の割合で混ぜて使います。
カーテンの裏にもカビが潜んでいるかも
窓枠にカビができているという事は、カーテンにもカビがついている可能性があります。
勇気をもってカーテンをめくってみてください。
どうですか?
もしカビがあったら以下の方法で退治してみてください。
- 酸素系漂白剤
- タオル
- 歯ブラシ
- カーテンが自宅で洗濯可能な素材か確認
- カーテンを外して、気になる部分を手洗い
タオルで軽くこするか、歯ブラシを使って軽く叩きます。 - プリーツに沿って折りたたんで洗濯ネットへ
- 酸素系漂白剤で洗濯する
30℃以下のお湯を使うとより効果的です。 - カーテンレールに干す
除湿器などを使って早めに乾燥させます。
なんで窓枠にカビが出来るの?
- 気温25~30度
- 湿度70%以上
- ホコリや汚れなどの栄養分
この3つの条件が揃った環境で大量発生します。
窓周りは浴室の次にカビが大量発生しやすいと言われています。
その主な原因は「結露」。
特に梅雨の時期や冬は要注意です。
ちょっとくらいカビを放っておいても大丈夫?
カビを放置するとどんどん増殖して、頑固な汚れになります。
そしてたくさんの胞子が室内中に飛散し続けることに。
大量の胞子を吸い込んでしまうと以下のような健康被害に繋がる可能性があります。
- ぜん息
- アレルギー性肺炎
- シックハウス
- 免疫力の低下
また、住まいにも影響を与える恐れがあります。
- 住宅建材の劣化
- シロアリが発生しやすくなる
もう窓のカビは見たくない!普段からのカビ予防
カビは湿気・水分が大好物!
やっかいなことにすぐ再発してしまいます。
普段からのカビ予防、ポイントは3つ。
- 結露を防止する
- ホコリを取る
- 殺菌する
結露を防止する
結露を防止にするには、
- 結露防止シートを貼る
- 除湿器で除湿する
- こまめに換気をする
などの方法があります。
窓を水拭きした場合はそのままで終わりにせず、から拭きするなどして乾かしましょう。
結露が出来たらこまめにふき取りましょう。
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ホコリを取る
細かい場所は、割り箸や歯ブラシ、綿棒を使うと作業がしやすいです。
ゴムパッキンは定期的にクリームクレンザーなどで磨くと良いでしょう。
殺菌する
お掃除の仕上げに消毒用エタノールやアルコール除菌スプレーを吹きかけておくと、予防になります。
確かにお酢には殺菌効果があります。
けれどカビ予防にお酢はNG。カビの栄養源になるからです。
カビ掃除をする手間を思うと、定期的に掃除をする方が圧倒的に楽ちんかと思います。
ぜひ普段の掃除に窓掃除も組み込んでみてくださいね。
毎日窓枠のカビ退治なんて無理!どれくらいの頻度で掃除・予防をする?
窓掃除の頻度が少ないとカビの再発が心配です。
掃除頻度の目安はこちら。参考にしてみてくださいね。
結露のふき取り
結露が出来る時期には最低でも1日1回はしたいところ。
窓掃除
本格的な掃除
半年に1回を目安に行いましょう。
結露が気になる冬と、花粉・黄砂が飛ぶ春~夏に行えると良いですね。
窓の内側はもちろん、外側もやれる範囲で掃除しましょう。
1日で全てを終わらせようとしないのがポイントです。
簡単な掃除
1、2か月に1回行うのが理想です。
花粉や黄砂が飛ぶ2~5月は汚れがたまりやすいので、できれば月に1回お掃除をしておきたいですね。
汚れが目立つ場所の汚れ落としをするだけでも大丈夫ですよ。
掃除をしなくても、普段から室内側の窓の汚れには気をかけておきましょう。
特に小さなお子さんのいる家庭ではお子さんが顔を押し付けたり指紋をベタベタつけたりして汚れやすいですよね。
汚れを子どもがなめたりするといけないので、汚れに気付いたらすぐふき取っておきましょう。
殺菌
月に1回は消毒用エタノールなどで殺菌を。
殺菌する前にはホコリを取り除いておきます。
まとめ
- ホコリや汚れを取り除いてから、塩素系カビ取り剤を使う
- 塩素系カビ取り剤がない場合は、キッチン用の塩素系漂白剤などで代用できる
- 実は窓枠はお風呂の次にカビが大量発生しやすい場所
- カビを放っておくと健康や住まいにも悪影響が
- カビ予防には普段からの予防が大事
カビは出来てばかりのものであれば割と簡単に取り除くことが出来ますが、放置すれば放置するほど、すくすく育っていってしまいます。
病気と同じでカビも早期発見、早期対処が大事ですね。
育ってしまったカビは、根気よく掃除を繰り返して退治してしまいましょう。
キレイな窓を取り戻す事が出来れば、気持ちもすっきり。そのキレイな状態を保とうという感情も芽生えるはず。
普段から窓の汚れを気にしたり、換気をこまめにする癖をつけられると最高ですね。
カビの掃除方法はこちらもチェック↓↓