除菌に効くのは次亜塩素酸水?・・・次亜塩素酸ナトリウム?・・・次亜塩素酸ソーダ?
良く名前を聞くけどどういう違いがあるんだろう。結局何を使えばいいのかな?
こんな疑問をお持ちの方向けに!
今回は両者の違いを徹底的に解説していきます。違いを知ることで自分と家族の病気や感染症に気を付ける毎日を過ごせるようになっていきましょう!
目次
次亜塩素酸水の特徴
- pH値:酸性~中性の間
- 効果:殺菌作用と消臭作用
- 用途:人の手の消毒やモノの消毒
この水溶液は食塩水を電気分解することで出来て、次亜塩素酸ナトリウムよりも高い消毒効果と消臭効果があります。
消毒液と聞けば最初に思い出すのはアルコールですよね。しかし次亜塩素酸水はアルコールよりも細菌やウイルスを死滅させる範囲が広く、除菌する力が強いんです!・・・ちょっと驚きですよね。
除菌する力が強いと聞くと「刺激が強いのかな?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は次亜塩素酸水は厚生労働省から食品添加物として認可されているので口にしても問題がないほど人体に影響はないのです。
ppm別での次亜塩素酸水の使い方
ここからはppm(濃度)ごとの使い方をご紹介していきます!
- 風呂場のカビ取り
- トイレの便器掃除
- 生ものを切ったまな板や包丁、ふきんなどの殺菌と消毒
- 台所の辛苦や三角コーナーの殺菌と消臭
- ゴミ箱の殺菌と消臭
- エアコンの殺菌と消臭
200ppmの次亜塩素酸水は色んなモノの殺菌と消臭ができるのでとても便利です!
ですが、次亜塩素酸水は汚れ自体を落とす洗浄効果はありません。
ですので事前にお掃除をしてキレイにしてから次亜塩素酸水を使うようにしてくださいね!
- 臭いが染みついたカーテンの消臭
- トイレの消臭
- タバコが臭う部屋などの消臭
- 枕やシーツなどの寝具の消臭
- 自動車内の消臭
- ペットやトイレの寝床の消臭
100ppmになると殺菌よりも消臭が主になりました。この状態であれば一時的な殺菌効果と消臭効果をもたらしてくれます。
- キッズ用品やおもちゃの除菌
- 手の除菌
- ペットの餌容器などの除菌
このようにppmが50以下になると人体に問題なく使えるようになります。市販で売っている次亜塩素酸水はこの状態なんですね。
https://twitter.com/fitness304050/status/1251160646483275790
次亜塩素酸ナトリウムの特徴
次亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸水と名前は似ていますがかなり違いがあります。
- pH値:アルカリ性
- 効果:殺菌と漂白
- 用途:カビ取り剤や漂白剤
次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌や染み抜き、漂白に効果を発揮する塩素系の消毒剤の一種で、塩素系除菌漂白剤の主成分でもあります。安価で扱いやすいため、広く消毒に用いられています。ノロウイルス、インフルエンザウイルス、サルモネラ菌、チフス菌、大腸菌などに有効です。消毒する際は0.1%(1000ppm)や0.02%(200ppm)などに希釈して使います。便利な反面、皮膚への刺激が強く、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するといった危険があるため、取り扱いには注意が必要です。
引用:花王公式サイト
次亜塩素酸ナトリウムは塩素系除菌漂白剤の主成分です。ハイターなどが代表的です。
次亜塩素酸ナトリウムはカビキラーなどにも入っています。ちなみに次亜塩素酸ナトリウムは別名を次亜塩素酸ソーダとも呼ばれます。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムのおすすめ商品
次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムに分けてそれぞれおすすめの商品をご紹介します。
用途が違うので目的に合った商品を選んでくださいね。
次亜塩素酸水のおすすめ商品
次亜塩素酸水は厚生労働省から食品添加物として認可されていて、口にしても問題がないほど人体に影響はない除菌・消毒液です。
市販のおすすめ商品をご紹介します。
次亜塩素酸水 空間除菌 Dr.けっぺきくん 200ppm
こちらは200ppmの次亜塩素酸水です。強力な除菌効果と消臭効果が売りの商品です!もちろん安全性にも配慮されていて、有機物に接触すると水に戻るため誤って手に付いたときでも安心です。
さらにこの商品は作りたてを配達してくれるため高い除菌効果が期待できます!
次亜塩素水 空間除菌 Dr.けっぺきくん 50ppm
次亜塩素水 生成パウダー
次亜塩素酸ナトリウムのおすすめ商品
言わずとも知れた代表的な次亜塩素酸ナトリウムの商品はハイターです。
特におすすめしたいキッチンハイターをご紹介します。
キッチンハイター
さらにキッチンハイターはハイターとは違い界面活性剤という成分が入っています。
このおかげで軽い汚れを落とすことができるため、まな板やシンクの除菌とお手入れにおすすめです。
まとめ
- 次亜塩素酸水はアルコールよりも殺菌性能が高い。
- 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは効果とそれに伴う用途が違う。
- 次亜塩素酸ナトリウムはハイターの主成分。
- 次亜塩素酸水は用法を間違えなければとても安全に使うことができる。
- 200ppmの次亜塩素酸水はモノの殺菌と消臭に最適。
- 100ppmの次亜塩素酸水はモノの消臭に最適。
- 50ppmの次亜塩素酸水は人やペットの殺菌に最適。
- 次亜塩素酸水は鮮度が大事。
いかがでしたか。次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは名前こそややこしいのですが、全然違う物質なんですね。
また次亜塩素酸水はppmごとに取り扱いが違うため、モノを殺菌したい場合や手の除菌をしたい場合にはしっかりと区別することが大事です。
次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムの違いを知って用途に合わせて使い分けてくださいね。
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