最近では当たり前になったアルコール消毒ですが、手や指の消毒以外にもさまざまなシーンで使えるのを知っていますか?
「部屋の掃除にアルコール消毒は使えるの?」
「買い過ぎた消毒液の利用方法は?」
家に1本あると、とっても便利なアルコール消毒液の使い方をご紹介します!
掃除以外にも様々な使い方もあるので最後まで読んでみてくださいね。
目次
お部屋掃除にアルコール消毒は使える?
アルコールは人が摂取しても基本的には無害なので、お部屋掃除に使っても問題はありません。
殺菌効果もあるので、防腐剤や食品添加物の原料としても使われています。
基本的に、口に入ってしまっても問題はありませんが、子供の場合は目に入ったりすることもあるので、使用する際はとくに注意が必要です↓
https://twitter.com/supernakanohito/status/1255141721928687616
必ず周りに人がいないことを確認してアルコール消毒作業を行なってください。
アルコール消毒で掃除をするメリット
アルコール消毒で掃除をするとこのようなメリットがあるんです。
- 除菌効果がある
アルコール布巾に吹きかけてトイレの周りの掃除をすると、ほとんどの雑菌を死滅させることができます。カビが発生しやすい場所にかければ黒カビの予防にもなります。
- 水洗いしなくていい
アルコールは揮発性が高いので、拭き終わったあとに水ですすいだりしなくていいので、水洗いが難しい場所にもアルコールは有効です。
アルコール消毒といっても様々な形のものがあり特徴も違ってきます↓
タイプ | 形態 | 特徴 |
---|---|---|
スプレータイプ | ・持ち運びが簡単で広範囲に使える ・詰め替え容器を使えば経済的 | |
ジェルタイプ | ・飛び散らない ・形態してもこぼれる心配が少ない | |
ウェットティッシュタイプ | ・持ち運びやすい ・赤ちゃんからお年寄りまで安心して使える | |
ディスペンサータイプ | ・触れずに液が出るので衛生的 ・複数人で使用する場所に設置しやすい |
お部屋の掃除には、持ち運びに便利でなおかつ容量もあるスプレータイプがいちばん使いやすいでしょう。お掃除する場所や用途によって使い分けてください♪
アルコール消毒のデメリット
次にデメリットをみていきましょう。
- 肌荒れを起こす可能性がある
アルコールの主成分はエタノールですが、タンパク質や脂質を溶かすといった特徴があり手あれを起こしやすくなるので、使い過ぎや直接触れるのは避けましょう。
- 空気噴射は効果がない
アルコールは空間に噴射しても、空間を除菌することはできず引火性もあるので、空間に吹き掛けたりするのは避けましょう。
アルコール消毒の成分
一般にアルコールというのは、お酒の成分として知られるエチルアルコールの略称です。
お酒の主成分と同じなので口に入っても安全ではありますが、酒税法により飲用は禁止されています。
さらに、殺菌効果があるので消毒剤や防腐剤、食品添加物の原料などとしても使われています。
アルコール消毒や除菌スプレーという消毒グッズは大きく2つのタイプに分類されます。
引用:朝日新聞デジタル
ウイルスを殺したりするには塩素系のものがより効果を発揮しますが、家庭内のそうじなど日常で使う場合にはアルコール系で十分だと言えます。
食品にもアルコールは使われている
食品添加物用のアルコールは、糖やでんぷんを原料とする発酵アルコールが使用されています。
食品添加物としてアルコールは含まれていますが、加熱調理して食べる食品では蒸発してしまい全く残りません。
- うどん・・・1〜2%程度
- 味噌・・・2%程度
- 醤油・・・2%程度
- ハム・・・0.5%程度
- ソーセージ・・・0.5%程度
- かまぼこ・・・0.5%程度
全体に含まれている量はとても少ないので、アルコールで酔ったりすることはありません。
消毒液の正しい使用方法
消毒液は対象物に触れることで効果が発揮されます。空間にむやみにスプレーをかけたりするだけでは十分な効果は得られません。
基本は拭き掃除です。部屋の中の病原菌やバイ菌はほとんどが人の手によって運ばれるため、人がよく触れるドアノブやスイッチなどは、あまり触れることのない壁や床よりも頻繁に拭き掃除をすることが重要です。
乾いたクロスや布ではアルコール液を吸い取ってしまうので、あらかじめ水で湿らせておく。消毒したい箇所にスプレーを吹きかけてからクロスなどで拭き取る。
部屋の中で手指が触れる回数が多い所
部屋そうじをする上で、どこが汚れているのか、どの場所を重点的に綺麗にしていくのを事前に確認しておきましょう。
- ドアノブ
- 照明などのスイッチ
- テーブル・机・椅子
- 電話機・スマートフォン
- 水道の蛇口
- パソコンキーボード・マウス
- トイレの水洗レバー・便座ボタン
小さなお子様のいるお家では、低い場所やおもちゃなどもよく触れる場所として認識しておきましょう。
簡単!アルコール消毒スプレーの作り方
アルコール消毒スプレーは除菌ができて揮発性が高く、使ってしばらくしたら成分が飛ぶので、部屋じゅうの様々な場所に使えるのが特徴です。
原液のまま使用すると家具のニスや塗料が剥がれたり、プラスチック製品は溶けてしまうことがあるので濃度に気をつけましょう。
水で薄めることによって、ある程度の除菌効果があり、汚れもよく落ち、部屋じゅうの掃除に安心して使えるものが作れます。
カンタン消毒スプレーの作り方
とっても簡単で経済的なので、広範囲の部屋掃除には手作りのアルコールスプレーがオススメです。
アルコール消毒液の万能な使い方紹介
お部屋の掃除で使える、用途ごとのおすすめ市販アルコール系の商品をご紹介します♪
消毒液を作るのがめんどくさいな〜という方は要チェックです(^^)
キッチン用品の掃除
アルコールはブドウ球菌や大腸菌などの細菌にも有効なので、キッチン用品の掃除に大活躍します。
洗浄した調理器具の水気を切ってアルコールを噴霧します。週に2〜3回のアルコール消毒でいつも清潔な調理器具で安心してお料理ができます。
キッチン掃除のおすすめはコチラ↓
こちらのスプレーは、発酵エタノール・クエン酸・精製水のみの余分なものが入っていないので食器類にも安心して使えます♪
スプレーの噴き出し口は『狭』と『広』の2段階で調節ができるのでとっても便利です。
生ゴミの匂いとり
アルコールは生ゴミの悪臭の元となるトリメチルアミンとアンモニアなどを臭わなくさせる効果があります。
ポリ袋に生ゴミを入れアルコールを噴霧し袋を結びます。更に、ポリバケツやゴミ箱の内側にもアルコール噴霧をしておくのがベストです。
生ゴミ臭対策のおすすめはコチラ↓
こちらのスプレーは、天然由来の成分で作られているので薬品臭さはなく、さわやかなオレンジの香りがします。
除菌・殺菌効果だけではなく、コバエの発生と予防もしてくれるので生ゴミなどにシュッ吹きかけておくだけでもOKです♪殺虫剤は使用していないので小さなお子様がいる家庭でも安心して使えます。
エアコンのカビ予防
夏になると気になるエアコンのイヤ〜なカビの匂い、、、
雑菌が繁殖しやすいエアコンの除菌にもアルコール消毒が使えます!
エアコンの吹き出し周辺をクロスにアルコール消毒液をスプレーしたもので拭きあげ、フィルターに直接吹き付けておけばカビ予防になります。フィルターや羽の部分はこまめな拭き掃除も忘れずに。
エアコン掃除のおすすめはコチラ↓
ささっとエアコン掃除をしたいとき、こちらのウェットシートが大活躍です。
大判のしっかりとしたシートには除菌剤が含まれているので、そのまま拭き掃除をすることができます。 破れにくいシートなので、エアコン以外のトイレ掃除にもおすすめです。
コストコに売られている商品ですがネットでも購入できます。
押入れのカビ対策
湿気がこもりやすい押入れには揮発性のあるアルコール消毒が大活躍。掃除機で軽くホコリを吸ってから、押入れ内の壁にスプレーする。
あらかじめカビを防止するために、すのこを敷いて物を置けば空気の通り道ができて、空気の循環もしやすくなります。
カビ対策のおすすめはコチラ↓
ネーミングが面白いコチラのスプレーは口コミ多数の人気商品♪押し入れやクローゼットに吹き掛けておいてカビ予防ができるのはもちろん、お風呂場の天井や壁のカビ対策にも効果抜群です。
梅雨時期に入る前のカーテンなどに吹き掛けておくことでもカビ対策ができます。
靴の消臭
靴は、汗や皮膚から剥がれ落ちる角質などが原因で雑菌が繁殖し、悪臭につながります。
通気性が悪く湿度の高い靴やブーツの中は、細菌やカビが好む環境です。
靴の表面に吹きかけると変色などの原因になるので、必ず内側だけに噴霧しましょう。
2〜3回ずつ吹きかけ、しっかり乾かしてから履いてください。
靴の消臭対策にはコチラ↓
フマキラーから出ているこちらの商品も口コミが多数です。
小ぶりサイズなので、外出先でも靴にシュッと一拭き♪アルコール除菌ですぐ乾くので安心して使えます。
なかなか洗えない革靴やブーツにあらかじめ吹き掛けておくと良いでしょう。
- ボールペン染みの応急処置
- 子供用の手やおしり拭き
- 車の窓の霜取り
- ペットのトイレ掃除
- ぬいぐるみのクリーニング
アルコールを使うときの注意点
アルコール消毒液は取扱いを誤ると、火災などを引き起こすおそれがあります。とくに濃度の高いアルコール液の場合は危険性が高まるので取扱いには十分気をつけましょう。
- 引火しやすいので、火気の近くでは使用しない。
- 詰め替え作業をおこなうときは、十分に換気をする。
- 揮発しやすいので、しっかりと栓を閉めて日の当たらない涼しい場所に保管する。
- 子供の手の届かないところに保管する。
危険物に該当する消毒用アルコールを大量に貯蔵する場合には消防法により、消防署への申請や届出が必要となります。
まとめ
- アルコール消毒液は部屋じゅうの掃除に使える。
- 消毒意外にも食品などにもアルコールは使われている。
- アルコール消毒は空間に吹き掛けるより、拭き掃除のほうが効果がある。
- 手作りのアルコールスプレーでも効果はある。
- 使用する際は取扱いには十分注意する。
アルコール消毒液はお部屋のそうじや除菌、消臭効果などあらゆる場所で活躍します。
手指消毒以外でも使えるのでとっても万能ですが、引火しやすいので使用する際には注意が必要です。
使用方法を守って、正しく使いましょう。
ほかにもアルコールの使用方法などをまとめた記事はこちらからどうぞ↓
欲張って買い過ぎた消毒液をフル活用するわよ〜♪