カーテンは調理やタバコなどのニオイが気になったら、とりあえず除菌スプレーでシュッシュッとやるくらいで済ませることが多いのではないでしょうか?
でもシミや黄ばみ、ついには隅に小さなカビを見つけるとさすがになんとかしたくなりますね。
今話題の「オキシクリーン」を使えば、ご家庭でもカーテンをきれいに洗濯にできます。
ここではオキシクリーンを使うオキシ漬けと洗濯機で洗うオキシ足しをご紹介します。
目次
カーテンをずっと洗わないとどうなる?
カーテンを何年もかけっぱなしで洗ったこともないという方、いらっしゃいますか?
そんなカーテンにはニオイのしみつき以外にタバコのヤニやハウスダスト、外からの花粉、排気ガスなど目に見えない汚れが実はたくさんついているんですよ。
ペットのいる家庭ではペットの毛もつきやすいものです。窓やサッシの結露によってカビの温床にもなります。
知らないうちにそんな中で生活しているかもしれません。
私、洗濯屋さんなんスけど、
ずっと見て見ぬふりをしてる洗濯物があるの…
パパの部屋のカーテン…
この冬の結露で…カビさんがすげぇ育ってて…育ってて…どうやってカビ取るか知りたい人、おる…?レビュー形式ならやる気でるかもしらん… pic.twitter.com/ROKOY63B2I
— のきは@5y🚺3y🚹11m🚺 (@nokihamam) March 27, 2020
外が寒くて室内が暖かい
↓
窓が結露する
↓
レースカーテンが湿る
↓
レースカーテンがカビる……という恐ろしい話を聞いて、窓掃除してる
— たかのアキ【日常】 (@aki_takano) March 29, 2020
洗えないカーテンについては下記の「オキシクリーンで洗うときの注意」をご覧ください。
オキシクリーンとはどんな洗剤?
引用:オキシクリーン公式サイト
しつこい汚れを落としたくても塩素系の漂白剤は漂白作用が強く、色柄ものは洗えない場合がありますね。でもオキシクリーンなら安心して使えるんです。
- 酸素系の漂白剤なので、染料を脱色しにくく色落ちの心配がない
- オキシ漬けと呼ばれる漬けおき洗いで衣類の頑固なシミや汚れを漂白、消臭、除菌してくれる。
- オキシ足しと呼ばれる普段の洗濯洗剤にプラスして洗濯機で洗うこともできる。
- 漂白剤ですがツンとする刺激臭はない。
- さらに洗濯だけでなくキッチン、お風呂場、リビングやベランダなどの様々なお掃除にも使える。
ポリエステル素材のカーテンを右側だけクリーニング。
その差は歴然でした。#カーテンクリーニング pic.twitter.com/0F1qHigkZi— interior styling of bright ・ブライト (@_bright_style) March 28, 2020
【カーテンの洗い方】「オキシ漬け」でしっかり洗う方法
【試してみました!】
オキシクリーンでレースカーテンのカビ取り実験。
オキシ漬け!!
漬けるだけの簡単さで綺麗スッキリ♪*゚https://t.co/izs6vaFSfH#カーテン・インテリア専門店TERI✕TERI pic.twitter.com/TgkHVjKgzt— teriteri (@teritericurtain) May 26, 2018
タバコのヤニやしみついた汚れ、カビなど頑固な汚れは漬けおきするオキシ漬けで洗いましょう。
一般家庭の浴槽に給湯されるお湯は200ℓほどです。ここでは浴槽に半分ほどの100ℓにカーテンを漬ける場合でご紹介します。
- オキシクリーン付属スプーン2~3杯(1杯=28g)
- 30℃~40℃のお湯
- 大きめの洗濯ネット(カーテン用)
- 小さめの洗濯ネット(フック用)
- ゴム手袋
- カーテンのホコリ、髪の毛、ペットの毛などは吊るした状態で粘着ローラーや掃除機等で取るか取り外してから外で軽くはらう
- カーテンからフックを取る
- フックを小型の洗濯ネットに入れておく
オキシクリーンは、40℃~60℃前後のお湯に溶くと漂白成分の酸素が出やすくなりますが、カーテンが洗える温度は40℃以下が多いので注意してください。
お風呂のお湯は残り湯を温めなおして使うこともできますが、長時間漬け込むため入浴剤を入れた残り湯の使用はNGです。
入浴剤の成分によって洗浄効果が弱まり、さらには入浴剤から色移りする恐れがあります。
- 浴槽のお湯にオキシクリーンを溶かす
・洗い桶に50℃前後のお湯を入れてオキシクリーンを溶かしてから入れる
・またはオキシクリーンを浴槽に入れてから熱めのシャワーの勢いで溶かす - カビがひどい部分は、洗い桶に①の液を少量取り、やさしくもみ洗いしておく
- カーテンを軽く畳んで浸す
- 小型ネットに入れたフックも入れる
- 1~3時間漬ける(最長6時間)
・時々カーテンを軽く押さえたり、上下を変えると汚れが落ちやすい
・生地が傷むのでこすり洗いはしない - 栓を抜いて漬けおきしたお湯を完全にこぼしてから、水を入れて泡が出なくなるまでカーテンとフックを2~3回すすぐ
- カーテンを大きめの洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水(30秒以内)
・シワや繊維の傷みを防ぐため、30秒の設定がない洗濯機は途中で止めてカーテンを出す - 脱水が止まったらすぐに干す
オキシ漬けの効果が出るのは最短20分から6時間までです。途中で汚れの落ち具合を見て漬け時間を加減してください。
オキシクリーン(日本版)でカーテンを浸け置き洗いしたら、見違えるほどキレイになった❗#オキシクリーン pic.twitter.com/3knayRA99E
— あしたもジョー (@mo_hit_net) July 30, 2017
【カーテンの洗い方】
カビなどもなくカーテンの汚れがあまりひどくない場合で、洗濯機洗いがOKなカーテンはオキシクリーンをプラスして洗うオキシ足しで洗えます。
- 洗濯機の水量40ℓ
- 付属のスプーンに1杯(28g)のオキシクリーン
- 通常の洗濯洗剤(40ℓに対する分量)
- 大き目の洗濯ネット
- フックが引っかかって生地を傷めないように
・フックが内側になるように上から2回折り、カーテンを横から丸めるか折りたたんで上下の端をビニールひもで軽くしばる
・または、フックの部分をジャバラ状に折り畳んでビニールひもで軽くしばる - さらに洗濯ネットに収まる大きさに縦を3~4つに折り畳んだら洗濯ネットに入れる
⇒ 洗濯機での洗い方へ
- カーテンのプリーツに合わせて表を外側にしてジャバラ状に折る
- 洗濯ネットに収まるように縦を3~4つに折り畳んだら洗濯ネットに入れる
- 外したフックは洗濯機には入れないで、洗い桶に4ℓに対して付属スプーン1杯を目安に入れて漬けおきし、すすいで水けを取る
⇒ 洗濯機での洗い方へ
フックを洗濯機に入れると金属製のフックが洗濯槽を傷つけたり、プラスチック製のフックは破損する恐れがあるのでおすすめしません。
オキシクリーンは弱アルカリ性のため、塩素系洗剤といっしょに使うとオキシクリーンの洗浄成分が分解されてしまい、しっかり汚れを落とせません。
発生する酸素ガスは無害ですが、「混ぜるな危険」の表示がある洗剤と混ぜるのはさけてください。
- 洗濯機の水量を40ℓにセット
- オキシクリーン付属スプーン1杯と洗剤を入れる
- 洗濯ネットに入れたカーテンを入れる
- 弱水流、デリケートや手洗いコースなどやさしく洗ってくれるコースを選ぶ
・すすぎは2回 - 脱水は30秒以内
・シワや繊維の傷みを防ぐため、30秒の設定がない洗濯機は途中で止めてカーテンを出す - 脱水が止まったらすぐに干す
前々から気になっていたオキシクリーンをついに購入!
オキシ浸けをしたら衝撃を受けました…
結構悲鳴もの…
洗濯機オキシクリーン浸け 洗濯機…腐ってた – カルブロ https://t.co/7WWEnfd4m4#オキシクリーン #洗濯曹掃除 #汚れがすごい #コロナ自粛を活用— カルブロ (@kalublo) March 29, 2020
洗濯槽の掃除にもオキシクリーンが力を発揮します。ぜひこちらを参考にしてみてください。↓↓↓
カーテンの干し方
すっきり汚れもニオイも落としたら、すぐにカーテンを干しましょう。
- カーテンを広げる前にフックをつける
- 軽くシワを伸ばし、レースのカーテンはそのままカーテンレールにかけて乾かす
ただし、生地が厚いカーテンの場合はレースより水分を含んでいるため、そのままかけるとカーテンが重すぎてカーテンレールが変形する恐れがあります。その場合は物干し竿に干して、乾いてからかけてください。色物カーテンは陰干しします。
シワや縮みの原因になるのでタンブラー乾燥は絶対にやめましょう。
オキシクリーンで洗うときの注意
カーテンの素材によっては洗濯ができない、オキシクリーンが使えない場合があるので必ず洗濯表示タグで確認してください。
以下の×印は要注意です。
〇印はオキシクリーンで洗えます。
新 | 旧 | ||
× | 家庭での洗濯禁止 | ||
〇 | 手洗いができる | ||
〇 | 洗濯機で洗える |
※洗濯表示は2016年12月に改正されています。旧表示の「エンソサラシ」(塩素さらし)にはどちらもオキシクリーンは使えます。
- 洗濯表示に×がついているもの
⇒ 家庭では洗えないのでクリーニング店等にご相談ください。
- 刺繍などの装飾がついているもの、厚手カーテン、綿や麻などの天然素材、レーヨン
⇒ 素材によってはシワになったり縮んだりして風合いを損ねてしまう恐れがあります。
- 色の濃いカーテンに洗濯可の表示があっても心配なもの
⇒カーテンの目立たない部分で洗剤を少量含ませた布で軽くたたいて色が移ったら あきらめてクリーニングに出しましょう。
- オーダーメイドで表示がない場合はカーテンの購入元に確認してください。
カーテンは毎日長時間日光にさらされて予想以上に繊維が劣化している場合もあります。古くて生地が傷んでいる場合は洗濯をおすすめしません。
事件だわ
話題の洗剤オキシクリーンで
カーテン洗濯したら
ボロボロになりました pic.twitter.com/2DRV19XzCa— moco (@FUKUMASHA_) December 1, 2018
あまり洗いすぎるとカーテンの生地が傷みます。衣替えのシーズンなどを目安に洗濯するとよいでしょう。
カーテンの洗濯中にお掃除
カーテンがない窓やサッシは隅々まで拭きやすく、カーテンレールもきれいにできるチャンス!
ぜひ漬けおきしている時間を利用してお手入れしてみてください。
https://twitter.com/dehhyrrd/status/1079290308075040769
まとめ
- オキシクリーンでカーテンが丸洗いできる。
- カーテンの素材によっては洗濯できないものもある。
- オキシ漬け効果でカーテンの頑固な汚れもニオイもきれいになる。
- オキシ足しで洗濯機で洗える。
- レースのカーテンはそのままかけて干すだけ。
- 漬けおきの間に窓やカーテンレールなどの掃除がおすすめ。
他にもオキシクリーンを使ったいろいろなお掃除方法があります!ぜひこちらもご覧ください。
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