カビキラーと聞いて皆さんは何を真っ先にイメージしましたか?
私はお風呂のカビ取りスプレーと洗濯槽のカビキラーでした。
しかしアルコール除菌が出来るカビキラーというものがあるのをご存知でしたか!?
「普通のカビキラーと何が違うんだろう…」
「どんな使い方でどんな場所のお掃除に向いるのな…」
「カビキラーって危険?強い薬液のイメージがあるし…」
などと気になる事は沢山ありますよね。
目次
『カビキラーアルコール除菌』と『カビキラー』の違い
まず、カビキラーと聞いて皆さんが思い浮かべる商品はこちらではないでしょうか。
お風呂の黒カビなどに効果的なこちらの商品。カビといえばコレ!という方も多いのではないかと思います。
我が家のお風呂場でも、うっかり成長してしまったカビを見つけると最後の砦の様にコチラの商品が登場します。
今回ご紹介するのは、今話題の「アルコール除菌タイプ」です。
アルコール除菌といえば、ノロウイルスやインフルエンザなどの細菌・ウイルスによる病気への予防や罹患してしまった際の嘔吐物の処理などに利用した事のある方もいらっしゃると思います。
現在は新型コロナウイルスへの対策にも効果が期待され、店頭では在庫切れが続いたりネットでは価格が高騰するなど関心を集めていますね。
そんなアルコール除菌効果を持つカビキラーは2種類あります。
こちらの2商品の詳しい使い方や特徴を早速ご紹介していきますね。
カビキラーアルコール除菌 食卓用
引用:SCジョンソン公式サイト
こちらの商品は、主に食卓の拭き掃除用に開発された商品です。
雑菌の多い台ふきんを使用してダイニングテーブルを掃除することはかえって菌を塗り拡げる事になるという衝撃的なCMが印象に残ったという方も多いのではないでしょうか?
商品名に食卓用とありますが、用途を確認してみるとダイニングテーブルだけでなく、ドアノブや電子レンジ・冷蔵庫内などにも使用出来る様です。
- 高濃度アルコールで99.99% 除菌!
さらにティッシュやキッチンペーパーを使うのでいつも清潔! - 片手で押してサッと拭くだけ
シンプルなデザインで食卓に置いておけるから、いつでも手軽に使える! - 100%食品に使える原料使用
- お得な詰め替え用も
菌の温床となりやすく、お手入れの面倒な台ふきんを断捨離し、この様にティッシュやキッチンペーパーでその都度お掃除する方が衛生的で簡単と考えられる事から注目されたのかもしれませんね。
また、SNSや商品レビューでは「携帯や身の回りの小物を除菌するのにも便利」との声や
便利に除菌できる為「必需品になりました」との声も多数見受けられました。
カビキラーアルコール除菌〈食卓用〉をもっと詳しく知りたい方はコチラの記事も参考にどうぞ!↓
カビキラーアルコール除菌 キッチン用
引用:SCジョンソン公式サイト
お次はキッチン用について紹介します!
毎日除菌しないとどんどん増殖していってしまうキッチンの菌。
まな板やふきん、包丁やざる等の調理用品からキッチン小物やシンクなど、汚れが気になる箇所は沢山ありますよね。
毎日洗ってはいるけれど菌ってちゃんとサヨナラできているかしら?
そんな時に登場する心強いのがこの商品です。
- 高濃度アルコールで99.99%除菌
菌の発生・存在”が気になるキッチンまわりを99.99% 除菌
台ふきんの除菌・防臭も。 - 成分は100%【食品・食品添加物】原料なので食器に使っても安心
- 2度拭きや洗い流しは不要
使い方については、こちらのCM動画を見てみましょう。
・水切りカゴ
・食卓
・調理台
・包丁・ザル・スライサーなどの調理器具
・まな板
・台ふきん
・電子レンジなどのキッチン家電
・冷蔵庫
スプレーする時には除菌する物の水分を拭き取る等、乾かした状態で使用すると効果的!
濡れたまま使用すると液が薄まる為、効果も弱くなるようです。
アルコール除菌やキッチン用と書いてあるものは大丈夫と覚えておき、慣れるまでは念の為よく確認して使った方が良さそうですね!
カビキラーアルコール除菌〈キッチン用〉をもっと詳しく知りたい方はコチラの記事も参考にどうぞ↓
アルコール除菌でカビ掃除をするメリット
続いて、アルコール除菌商品を使ったカビ掃除について紹介します。
カビ取り剤を使わずにアルコールを使うメリットは?
大きく3つのポイントがあるので順にご説明します!
身体に害がない
アルコールは病院でも消毒に使われているほど安全性が高く、小さな子供や肌荒れが気になる人でも安心して使えます。
食品を扱うようなデリケートな場所こそ「アルコール除菌」が使いやすいですね。
Q:手の消毒にも使用できますか?
A:「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」は、台所用の除菌剤として開発されたもので、手指への使用は用途外になります
引用:SCジョンソン公式サイト
素材を傷めにくい
アルコールはすぐに蒸発してあとに何も残らないのもメリットの1つ。そのため、ほとんどの素材に使えるので漂白剤を使えないような場所のカビ退治にも使えます。
通常のカビキラーだと、木やホーロー・金属などは使用不可とされていますが、アルコールタイプであれば使用しても大丈夫です。
カビの発生を防ぐ
ガッツリ生えてしまったカビというよりかは、発見してすぐくらいのカビに使用する。もしくはカビの予防に効果が期待できそうです。
日々除菌しておけばカビは繁殖できなくなります。
アルコールはカビが出てきてからの掃除だけでなく、カビを発生させない予防掃除にもピッタリのアイテムです。
ジメッとした日が続いたら、普段使う洗剤の代わりにアルコールスプレーを使ってみましょう。
カビが身体に与える害
カビというものがなんとなく身体に悪そうだなという印象は皆さんも持っていますよね?
具体的にはどの様な害があるのでしょうか。
カビの胞子はとても小さく目にする事は出来ませんが、吸い続ける事で感染症・アレルギー・中毒の原因にもなるそうです。
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- 夏型過敏性肺炎(夏型肺炎)
- アレルギー性結膜炎
- アレルギー性鼻炎
- 食中毒
- 癌
ちょっと意外な病気や身近なものまで思った以上にカビも原因の一つとなる事がわかりましたね。
神経質になりすぎてしまうと必要な細菌までもが無くなり、その結果悪玉のカビ菌が増殖してしまいます。
程度が難しいのですが、カビの胞子を吸い続ける事が害である事には変わりありません。
カビを見つけた際にはあまり放っておかず素早くお掃除した方が良さそうですね。
抵抗力の弱い赤ちゃんや身体の免疫力が低下している方は、なにかの拍子に感染してしまう事もあるのでカビ菌にも注意が必要となりそうです。
アルコール除菌でどこを掃除する?
どこを掃除するのか…それは、ズバリ!キッチン周りです。
細かいお掃除のオススメ場所とポイントについて解説していきますね!
冷蔵庫の内部
食品から出た汁や、調味料の液だれ、湿気を含んだ野菜クズは、カビや雑菌のごちそうです。
「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーした布で棚や壁面全体を拭いて、除菌しましょう。
二度拭きいらずで、時短にも繋がりますね!
冷蔵庫の中身が少なくなってきたタイミングなどで行うと外へ取り出す手間も少なく済みますのでオススメです。
冷蔵庫の扉などのゴムパッキン
冷蔵庫の扉につけられている白いパッキンは、庫内の冷気を外に逃さないためのもの。実は扉をあけるたびに冷気と暖気が入り交じるのでよく結露するんです。
冷蔵庫の扉は毎日何度も開け閉めするだけに、汚れが落ちたり結露したりするのを完璧に防ぐのは困難ですので、汚れが出てきていないか定期的にチェックすることが大切になってきます。
もしも、冷蔵庫内のゴムパッキンにがんこなカビ汚れを見つけてしまった時はコチラの商品がおすすめです。
冷蔵庫の野菜室
あなたの冷蔵庫の野菜室には「野菜くず」が、底に落ちていませんか?
実は冷蔵庫の中で最も細菌が多いとされるのは野菜室なのだそうですが、「野菜くず」にはカビ菌だけではなくありとあらゆる菌が繁殖してしまう怖い場所でもあったんです!!
花王が2019年10月3日に公表した、家の中における「日本の住環境における菌の実態調査」によると
キッチンやダイニングの菌数はトイレ床の菌数と同等以上であり、冷蔵庫の野菜室の中も菌種に着目すると飛び抜けて多いことがわかりました。
メタ16S解析による菌叢の種多様性の比較 ↑
(横軸は種の多様性を示し、値が大きいほど多様な菌種がその環境にいることを示します。)
引用:花王公式サイト
キッチンシンク周り
お料理などで日々使うキッチンシンクも、もうお気づきかと思いますが雑菌の繁殖しやすい場所となります。
先程紹介した、家の中における「日本の住環境における菌の実態調査」でもキッチンスポンジやシンク排水口、蛇口付け根といった場所においてほとんどの家庭で菌数が多いことがわかりました。
アルコール除菌スプレーを吹きかけてキッチンペーパーなどで拭き取る事で簡単にお掃除が出来ますので、こちらも日々の食器洗いなどのついでにシュッと小掃除してみてはいかがでしょうか。
キッチン小物
最後にキッチン小物です。目に見えにくいものも雑菌・カビ菌多く潜んでいる場所となるのでこちらも注意が必要な場所となりそうです。
- まな板
きれいに見えても包丁などで付いたキズの隙間はカビや雑菌が多い場所です。
プラスチック生のまな板で最長3年程度で取り替える事がオススメです - キッチンスポンジ
こちらは乾くまでに時間もかかるため雑菌繁殖率高そうだなとお気づきの方も多いと思います。
やはり長くても1ヶ月ほどで取り替えるのが目安となります。 - 排水溝・三角コーナー
お掃除した後にシュッと吹きかけておく事でキレイを長持ちさせることができます。
日頃からアルコール除菌スプレーを吹きかけておく習慣を作ることでカビを抑える事が出来ます。
- 台ふきん
アルコール除菌スプレーを使用する他、煮沸や塩素系漂白剤に浸すなどのお手入れを日頃から取り入れる他、台ふきんを断捨離し、使い捨てのペーパータオル等に置き換えるのも手かもしれません。 - 包丁・スライサー・ザルなど
細かい部分が洗いにくく雑菌が残ってしまいがちなアイテムこそ、アルコール除菌スプレーが簡単で便利ですね。
これらは一度よく洗って水分を拭き取った後にスプレーする事でお手入れ出来ます。
使用時の注意点
アルコール除菌は簡単に様々な場所を除菌出来たり、カビの増殖を抑える事が出来たり良い事がたくさんありましたね!
最後に使用する際の注意点や特に気をつけたいポイントをまとめてご紹介します。
- 木製のテーブルに使用する際には直接スプレーせず、キッチンペーパー等に吹き付けて使用する
- 冷蔵庫内のお掃除に使用する際には直接スプレーせず、キッチンペーパー等に吹き付けて使用する
- 引火の恐れがあるため火気の近くでは使わない
- 人に向けてスプレーしない
- 換気をする
- いたずら防止の為小さなお子さまやペットのいる家庭では手の届かない場所に保管する
- 素肌の敏感な方は手袋などで保護して使用する
- 人が触る物や場所のお手入れ用として作られたもので、手肌への使用を認可された製品ではありません
まとめ
- カビキラーのアルコール除菌商品にはキッチン用・と食卓用の2種がある
- カビ掃除にはカビキラーアルコール除菌〈キッチン用〉を利用する
- キッチンや食卓には雑菌やカビ胞子が多数ある
- 汚れは溜めずにこまめに小掃除する
- 主成分がアルコールの為、口に入るものに使用しても問題ない
- 小さな子どもやペットのいる家庭でも安心して使用出来る
- アルコールは液体から気体に変わるスピードが速く、吹きかけた場所を痛めたり劣化させたりする可能性が低い
- 濡れた物に使用するとアルコール効果が薄くなる
今までカビキラーは最後カビがどうしようもなくなってしまった時の最後の砦の様な使い方をしていましたが、実はカビ菌というものが目に見えていないだけで家の中の様々な場所に相当数潜んでいる事が再認識させられました。
日頃の何気ないお掃除の中にアルコール除菌を上手に取り入れて悪い菌から身体を守る武器として本記事が皆様の健康維持のお役に立てると幸いです!
カビキラーアルコール除菌商品・アルコール除菌についてもっと詳しく知りたい方は関連記事も併せてご覧ください
今回はアルコール除菌が出来るカビキラーの商品紹介と、それを使ってどんな場所をお掃除すると良いのかについて詳しく解説していきますよ!