みなさんは普段手を洗う際何を使って洗っていますか?
ほとんどの人が「ハンドソープ」か「石鹸」いずれかを使っていると思います。
この2つは「洗うもの」として共通していますがその違いをご存じでしょうか?
「ハンドソープと石鹸って何が違うの?」
「汚れがよく落ちるのはどっち?コスパが良いのはどれ?」
人は一日に何回も手を洗う習慣があります。
出来るだけ手に優しく汚れ落ちも良くて、尚且つコスパが良いものを選びたいですよね!
目次
ハンドソープと石鹸の違い
ハンドソープと石鹸の大きな違いはやはり「液体」か「固形」かという所でしょう。
何年も前から使われている固形石鹸に比べ、ハンドソープ等の液体石鹸は割と最近から出始めた物ですよね。
ですが沢山の液体石鹸が色々なメーカーから売り出され、至る場所で使われている所を見ると、それだけ沢山の人に指示されているということでもあります。
それぞれにメリット・デメリットがある為、一概にどちらが良いとは言い切れませんが、使う環境によって変えていくのがベストでしょう。
今回4つの項目に分けて、ハンドソープと石鹸の違いを比較していきます。
- 原料の違い
- 洗浄力の違い
- コスパの違い
- 使いやすさの違い
比較していきながらおすすめのハンドソープや石鹸もご紹介していきます!
【ハンドソープと石鹸】原料の違い
まず最初に、ハンドソープと石鹸は何で作られているのか、その原料の違いから見ていきましょう。
脂肪酸(油脂)と水酸化カリウム(苛性カリ)を反応させた【脂肪酸カリウム】
脂肪酸(油脂)と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させた【脂肪酸ナトリウム】
下の図を見ると分かりやすいですよね!
引用:石鹸百貨公式サイト
どちらも同じ“石鹸”であることに間違いはありませんが、形態をどのようにするかで原料が変わってきます。
ハンドソープの原料と特性
ハンドソープの原料は脂肪酸カリウムだと分かりましたね。
こちらは水に溶けやすく液体状にすることが可能なことからハンドソープ等の液体石鹸に使用されるそうです。
その理由はずばり原料が違うからなのです。
おなじ石鹸であることに違いはありませんが、原料が異なることからハンドソープと石鹸は全く別物と考えて良いでしょう。
固形石鹸の原料と特性
次に、固形石鹸の原料ですが、ハンドソープとは違い脂肪酸ナトリウムだと分かりましたね!
これは水に溶けると界面活性剤として洗浄力を発揮します。
水と油のように普段は決して混ざり合わない物質と物質を混ざり合わせてくれる働きをするのが界面活性剤である。
引用:株式会社コープクリーン公式サイト
一般的な固形石鹸は動植物油脂で作られているので、自然由来の界面活性剤と言えます。
なので人工的に作られた合成界面活性剤とは違い、肌に優しく環境への影響も少ないとされています。
【ハンドソープと石鹸】洗浄力の違い
次に洗浄力の違いを見ていきましょう。
ハンドソープと固形石鹸では、固形石鹸の方が洗浄力は優れていると言えます。その理由は固形石鹸には水分が少なく、純石鹸成分の割合が多いためです。
ハンドソープは純石鹸成分の割合が30%程度で、残りはほぼ水分です。純石鹸成分が少ない分、洗浄力も落ちるということになります。
洗浄力には泡が重要!
固形石鹸が洗浄力を発揮するには泡立ちが重要なんです。
そもそも泡はどうやって汚れを落とすのでしょうか?
- 汚れに泡が付着する
- 汚れは泡の方へ移動し泡に閉じ込められる
- 流水で泡は汚れを持ったまま水に流される
- 表面の汚れがキレイになる
このように泡には個体の表面に付いた粒子を吸い取って包み込む性質があります。
つまり泡が多ければ多い程、それだけ汚れを吸い取り包み込むことができるのです。
泡はある一定以上の濃度があってはじめて洗浄力を発揮します。
「泡立つ濃度=洗浄力の濃度」ということになるので、泡は洗浄力を持っているかどうかの目安にもなります。
洗浄力で選ぶならおすすめはこちら!
頑固な汚れには洗浄効果が高い固形石鹸が向いていることが分かりましたね!
ではここで、洗浄力で選ぶおすすめの商品を4つご紹介致します♪
ミューズ石鹸
↑洗浄力の高い固形石鹸を選ぶなら、こちらの薬用石鹸ミューズ。
殺菌成分配合でさっぱりした洗い心地。手洗いだけでなく身体も洗えてデオドラント効果も期待できますよ♪
ビオレガード薬用泡ハンドソープ
↑洗浄力の高いハンドソープを選ぶならおすすめはこちら!
手肌のバリア機能の働きを守って洗える弱酸性のハンドソープです。
ビオレガード薬用ジェルハンドソープ無香料
↑ジェルタイプもあります!
ここで気になってくるのがお肌への影響…。
洗浄力が高い分、お肌への刺激も強いと思われがちなのですが、実際にはあまり差はないようです。
というのも商品ごとに内容が違ってくるため、どちらかに優劣をつける比較は難しいとされています。
洗浄効果を維持しながらもお肌に優しいおすすめハンドソープもありますよ♪
キュレル泡ハンドウォッシュ
↑一番刺激の少ないアミノ酸系の界面活性剤を使用し、さらに肌荒れを防ぐ「グリチルリチン酸2K」も配合。
炎症を抑えるスキンケア成分なので肌荒れが気になる方におすすめです。
【ハンドソープと石鹸】コスパの違い
成分や洗浄力の違いを見てきましたが、正直一番気になる所がコスパではないかと思います!
なんてったって一日に何回も手洗いをします。家族が多ければ多い程、減るのも速いですよね。
そんな毎日頻繁に使う物だからこそ、コスパが良い方を選びたいものです。ではどちらがコスパが良いのでしょうか?
ここでも軍配が上がったのが“固形石鹸”です。
その理由は2つあります。
- 商品単価が安い
- 使いすぎることがない
言うまでもなく、もともと石鹸はハンドソープよりも安価で手に入ることが多いですよね。
また、少しづつ水に溶かしながら泡立てるので使い過ぎることが少ないです。
ハンドソープはワンプッシュすると適量が出ますが、手軽さ故に無意識に多く出し過ぎていることもあります。
コスパが良い物は環境にも良い
固形石鹸のコスパの良さは環境にも影響していると思います。
なぜなら、固形石鹸はほとんどの商品が袋や箱で簡易的に包まれていますが、一方のハンドソープはというとプラスチック容器に入れられています。
どちらが環境に良いかと問われれば一目瞭然ですよね!
詰め替え品をつかえば大差ないかもしれませんが、詰め替え容器でさえプラスチック容器を使用している商品もあります。
コスパと同時に環境のことも考えると断然“固形石鹸”が魅力的かもしれません。
コスパで選ぶならおすすめはこちら!
ここではコスパ最強でありながらクオリティも素晴らしいこちらの商品をご紹介!
↑誰もが一度は目にしたことがあるかもしれない程、歴史のある石鹸ですよね。
青箱はさっぱりとした洗い心地が特徴。ミルク成分配合で肌のきめを調整してくれます。
↑先ほどの青箱とは成分が若干異なり、スクワラン配合でうるおいがプラスされています。
しっとりとした洗い心地で乾燥肌の方におすすめです!
青箱・赤箱どちらもこのクオリティでこの低価格!コスパ最強の石鹸として人気が高い商品です♪
牛乳石鹸に関する詳しい記事はこちらをご覧ください↓↓
【ハンドソープと石鹸】使いやすさの違い
家庭環境や使う場所によって重要になってくるのが使いやすさですよね!
どんなに固形石鹸が洗浄力も高くコスパが良くても、使いづらいとなると選ばれません。
まず手洗いの際の最重要課題は「汚れを落とすこと」ですが、「素早く落とす」ことも大事です。
その場合だと、石鹸で少しづつ水を加えながら洗うよりもハンドソープの方がはやく泡立てれます。
さらに泡ハンドソープだと最初から泡がでてきてくれるので、素早く汚れを落とすにはこちらが優秀だと言えますね!
これなら小さなお子さんもしっかりした泡できちんと手が洗えます。
使いやすくするアイテム
使いやすさという点では劣ってしまった固形石鹸ですが、アイテムを使えば使いやすさがアップしますよ!
ここでは3つのおすすめ商品をご紹介していきます!
ソープインホイッパー
↑普通に石鹸を手でこすりながら泡立てるよりはるかに素早く簡単にモコモコな泡が作れます!
こちらは石鹸を中に入れておくことができるタイプのネットなので、小さくなった石鹸も最後まで使いきれます。
ダルトン ソープホルダー
↑石鹸を使用した後の石鹸置きはどうしても水に濡れてしまい、どんどんヌメリが出てきますよね。
次に使う時に石鹸がヌルヌルしていると不快ですし、衛生的にも良くありません。
そんな時にこの石鹸ホルダーがとても便利です!
石鹸が宙に浮いた状態になるのでヌルヌルする心配もなく、次に使うまでにはしっかり乾いているので気持ちよく使えます♪
WYオートディスペンサー
↑使いやすさではハンドソープが1番だとお伝えしましたが、そのハンドソープを更に使いやすくした便利なアイテムがこちらです!
手を差し出すとセンサーが反応し、自動で液が適量出て来ます。ノータッチなのでとても衛生的ですよね!
こちらはハンドソープの他にも食器洗い洗剤やアルコール消毒液でも使える万能な商品です♪
↑泡ハンドソープ対応のオートディスペンサーもありますよ♪
感染症対策におすすめなのはどっち?
ウィルス等による感染症の予防には、手洗いが最も重要ですよね!
ではハンドソープと石鹸ではどちらが感染症対策におすすめなのでしょうか。
実はどっちが良いか、どんな石鹸を使うかというより、正しい手洗いの仕方で丁寧にしっかり洗い流せているかが大切なのです。
まとめ
- ハンドソープと固形石鹸はそもそも原料から違う
- 洗浄力は固形石鹸の方がハンドソープより優れている
- コスパで選ぶなら単価が安くて使い過ぎ防止にもなる固形石鹸が◎
- 使いやすさで見ると素早く泡立てることができるハンドソープが優秀
- 感染症対策にはどちらを使うにしても正しい手洗いの仕方が重要
ハンドソープと石鹸の違いを項目ごとに比較した結果、どちらにもメリット・デメリットがあることがわかりましたね!
ずっと長く愛され続けている固形石鹸と、まだ歴史は浅いが使い勝手が良く次々に新しい商品が売り出されるハンドソープ。
どちらも手洗いに欠かせないものなので、環境の変化や好み等で色々と使い分けて違いを楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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今回はそんなハンドソープと石鹸のあらゆる違いを徹底的に比較してみようと思います!