アルコール除菌シートは、手軽に拭いて除菌ができる便利な商品です。
ウイルスや細菌を除去するにはアルコールの濃度が肝心です。
「アルコール除菌シートってアルコール濃度はどれぐらいなのかな…?」
「どのアルコール除菌シートが効果があるのかな?」
そのような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
感染症対策として、アルコール除菌シートに関して知っておきたいものです。
アルコール除菌シートのアルコール濃度は?
アルコール濃度は40%から殺菌力を持ち、80%を超えると除菌力は低下します。
市販のアルコール除菌剤のアルコール濃度は40%~80%が多く、アルコール除菌シートの場合は20~40%が多いようです。
「99.9%除菌」などと記載がある高濃度の除菌シートでも、アルコール濃度は50%未満。
除菌シートは2、3回とふき取り回数を増やすことで除菌効果が高まります。
しかし、アルコール除菌シートで全ての菌を除菌できるわけではありません。
そもそも除菌とは
除菌とは菌を「減らす」こと。
洗剤や漂白剤など「雑貨品」の表示に使われます。
ここでいう菌には、カビや酵母などの真菌類は含まれません。
これに対し殺菌は菌を「殺す」こと。ただし、どの菌をどれくらい殺すことをいうかの定義はありません。
医薬品や医薬部外品の表示に使われます。
アルコール濃度はどこを見たらわかる?
パッケージの成分表示などにアルコール濃度の表記がある商品はあまりないようです。
濃度の高いものが欲しい場合は、「99.9%除菌」など高濃度の記載があるものを選ぶと良いでしょう。
アルコールで除菌できる菌は?
アルコールで除菌できるもの、できないものがあります。
- 食中毒の原因菌
- エンペローブをもった菌
アルコールは、食中毒の原因菌として知られる「病原性大腸菌・黄色ブドウ球菌・腸炎ビブリオ・サルモネラ菌」などに効果が高いです。
エンベロープと呼ばれる脂質性の膜をもったウイルス「インフルエンザウイルス・HIVウイルス・コロナウイルス」などにも有効とされています。
また、除菌できない菌には芽胞と呼ばれる固い殻を形成する細菌やエンベロープを持たないウイルスがあります。
アルコール除菌についてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック↓↓
拭くのに適している場所・適さない場所
ウェットティッシュは手指を拭く以外に、お掃除にも使えます。
乾燥してこびりついた汚れは水分を与えてゆるめることで拭き取りやすくなりますよね。
拭いたらすぐに自然乾燥するので、乾拭きをする手間も必要なしです。
基本どのウェットティッシュでもお掃除に使えますが、アルコール配合のものに関しては使わない方が良い場所があります。
- フローリング
フローリングのワックスと化学反応し、変質・変色の可能性が。光沢が失われる可能性もあります。 - 液晶画面
スマートフォンやPCの液晶画面を拭くのは、コーティングの劣化につながるので避けます。 - 愛鳥のケージや止まり木
アルコール成分を鳥が舐めてしまうと有害成分が体内に取り込まれてしまいます。アルコール配合ウェットティッシュでの掃除は避けましょう。
- キッチンの油汚れ
油汚れは早めにアルコール除菌シートでふき取るとキレイに。 - テーブルやドアノブ
除菌効果でいつも清潔にできると良いですね。 - トイレ掃除
トイレ専用のウェットティッシュでなくても十分効果があります。
肌が弱い場合はノンアルコールで除菌を
アルコールにアレルギーがある、敏感肌である場合や乳幼児はノンアルコールタイプを選びましょう。
アルコール配合ウェットティッシュが平面使用に向いているのに対し、ノンアルコールは手や体の除菌に向いています。
植物由来の成分を使用しているのでお肌にも優しい設計なんです。
おすすめアルコール除菌シート
それでは、おすすめのアルコール除菌シートを紹介します。
ここで紹介するのはどれもアルコールが「高濃度」配合とされている商品です。
【ネピア】激吸収99.9% 除菌キッチン&食卓ウエット
- 9.99%の菌を除菌
目に見えない汚れや雑菌も除去。 - 食品由来の成分のみ使用
拭いた後の成分残りも気にしないで良いのがいいですね。 - 使いやすい手のひらサイズ
たっぷり60枚入り。
使用しているのが食品由来の成分のみなので安心して使えます。
キッチン周りの汚れの除去におすすめです。
【エリエール】除菌できるアルコールタオル
- 高濃度アルコールで拭くだけ簡単除菌
- アロエエキス配合で肌に優しい
- 手や指のふき取りにも使える
80枚入りのボトルタイプの他、32枚入りの携帯用や400枚入りの大容量タイプも販売されています。
コスパが良いので毎日の除菌に活用できます。
他に「ウイルス除去用」や「薬用消毒」できるタイプも販売されています。
本体が売り切れだった場合はこちらの方法を試してみてください!
ペットボトルで本体の代用をするという、面白いアイディアです↓
【スコッティ】ウェットティシュー 除菌アルコールタイプ
- 99.99%除菌
植物由来のアルコール配合で強力除菌。
- パラベンフリー・無香料
- 外出に便利なコンパクトサイズ
100枚入りのボトルタイプと33枚入りの携帯用があります。
オシャレなボトルデザインでお部屋の雰囲気も壊しません。
厚手でやわらかいシートです。
【ユニ・チャーム】シルコットウェット 99.99%除菌
- 最後の一枚までウェット感が続く
- 特殊技術で1枚ずつ取り出しやすい
- 厚手でしっかり拭ける
対物専用です。
40枚入りのBOXタイプと24枚入りの携帯用があります。
手指に使えるアルコール配合の「除菌」タイプや、医薬部外品の「消毒」タイプもあります。
キッチンやテーブルのお掃除におすすめです。
【アラウ ベビー】ウイルス感染対策ウェットシート
- ウイルス・細菌を99.99%除去
- 合成香料、着色料、保存料が無添加
- 食品成分100%使用
赤ちゃんとママのためのウェットシート。25枚入り。
赤ちゃんが口にする食器やおもちゃにも安心して使えます。
うるおい植物エキスとしてローズマリーの天然エキスを配合しています。
乾燥してしまった除菌シートを復活させる方法
消毒・殺菌用アルコール類として広く使われているのが「エタノール」です。
アルコール濃度が高まるほど揮発性が高くなります。
揮発すると除菌効果が持続しませんので注意しましょう。
ウェットティッシュは少しでも空気が入る隙間があると乾燥の原因になるので、しっかり密閉するよう気を付けましょう。
逆性石鹸を使う方法
逆性石鹸は、ウェットティッシュの抗菌剤として含まれている成分です。
エタノールのような揮発性はありません。
原液を300倍に薄めて、ウェットシートに染み込ませたり、霧吹きなどで吹きかけます。
薄めた液は保存がきかないので、1日で使い切りましょう。
また、逆性石鹸で殺菌できるものは、カビ・細菌に限ります。
ウィルスには効果がありません。
アルコール(エタノール)+逆性石鹸を染み込ませて使う方法もあります。
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まとめ
- アルコール除菌シートのアルコール濃度は20~40%が多い
- 高濃度の除菌シートでも50%未満
- アルコール除菌シートは手指の除菌の他、お掃除にもおすすめ
- フローリング、スマホやPCの液晶画面、ペット用品の掃除には適さない
- 乾燥した除菌シートは逆性石鹸で復活できる
アルコール除菌シートのアルコール濃度は、除菌スプレー等に比べ低いですが、2・3回拭くことにより強い除菌効果を得ることができます。
アルコール配合タイプはキッチンの油汚れやテーブルやドアノブなどバイ菌が気になる部分をサッと拭いて除菌できます。
手軽に除菌できるのでこまめに拭いてキレイな状態をキープしましょう。
▽アルコール除菌についてこちらもチェック
今回は、市販されているアルコール除菌シートの濃度と使用方法についてご紹介します♪
また、おすすめのアルコール除菌シートも紹介しますので是非参考にしてくださいね(^^)