キッチンマットはとっても汚れがつきやすいところです。
洗いもので飛び散った水や泡、具材のカス、調理時にハネた油、うっかりこぼした調味料など。
率直にお伺いします。キッチンマットを最後に掃除したのは、いつですか…?
汚れやすい場所にもかかわらず意外と洗う頻度の少ないキッチンマット。
その理由はズバリ「洗いにくいという先入観」でしょう。
逆にいえば、この先入観さえ取り除けばキッチンマットの掃除も楽ちんになるんです!!
そこで今回は、キッチンマットの汚れをカンタンに落とす方法をご紹介します。
目次
最初に確認!!キッチンマットの「洗濯表示」
代表的な「洗濯表示マーク」です。この3種類だけでも掃除の方法がまったく違いますね。
今のキッチンマットはほとんどが洗濯できるように作られています。
ただし洗濯の方法はまちまちで、洗濯できないこともまれにあり、
間違った方法で扱うと繊維が傷ついたり色落ちしたり…。
上質で高価なキッチンマットを使っているご家庭もあるかと思うので、
じゅうぶんに気をつけたいポイントです。
さてここからは、洗濯表示に合わせたお掃除方法を解説していきますね。
洗濯表示別 キッチンマットの汚れの落とし方
洗濯機で洗濯ができる場合
引用:Amazon公式サイト
まずは用意するものから。ぜんぶで3つですが、ほとんどご家庭にあるのではないでしょうか。
- 洗濯ネット(サイズに注意!!)
- 中性洗剤
- 【重要】漂白剤(「ワイドハイター」など)
洗濯機で洗うときのポイントは3つです。
- 漂白剤を使うこと
キッチンマットの頑固な汚れには必須です。 - 柔軟剤を使わないこと
柔軟剤は繊維がふわふわになる代わりに吸水性を下げる効果があります。
そのため、シンクから飛び散った水分を吸収するキッチンマットには不向きなんです。 - 衣類とは別に洗うこと
キッチンマットの色が衣類に移ってしまうこともあります。
洗濯の方法自体は衣類を洗濯するときと同じです。ただひとつ注意点。
家庭用洗濯機に入りきらない大きなサイズのキッチンマットは、コインランドリーで洗濯を!!
洗濯機の水漏れや故障の原因になります。
基本的にはこれでよいのですが、もし汚れが落ちなかったら「手洗い」を試してください。
手洗いができる場合
それではこちらも同じように解説していきます。
- タライやバケツ(底が浅くて大きいと洗いやすいです)
- 中性洗剤
- 【重要】ゴム手袋(手の荒れやすい人は特に)
- 歯ブラシ(使い古したものなど)やスポンジ
キッチンマットはあらかじめホコリやゴミを取り除いておくと手洗いしやすいです。
タライに40度くらいのお湯を張り、中性洗剤をくわえてキッチンマットを浸します。
お母さんの言うとおり、お風呂のシャワーなどがよいでしょう。
やかんでお湯を沸かしたりするのは火傷の元です、要注意。
ちなみにここで、汚れがひどいときは「つけおき」してから一度洗い流すのも手です。
いわゆる「オキシ漬け」を試してみてもよいかもしれません。
汚れの部分にお湯を浸したら、ていねいに手洗いをしていきましょう。
毛の長いキッチンマットは繊維が切れたりしやすいので特にやさしく洗ってくださいね。
なお、実は手洗いにはいくつもの種類があるので、下記も参考に試してみましょう。
- つけこみ洗い:洗剤を入れたお湯につけおきする方法
- こすり洗い:汚れた部分を持って生地同士をこする方法
- 【おすすめ】たたき洗い:歯ブラシやスポンジを使う方法
- つまみ洗い:汚れた部分をもみほぐす方法
手洗いであれば頑固な汚れも落ちやすいです。
ひととおり洗ったら、洗濯機の脱水機能で1分ほど脱水させると乾きやすいですよ。
キッチンマットは「M字干し」がおすすめ
厚さのあるキッチンマットは、物干し竿が2本あれば「M字干し」にするのがおすすめです。
2本の物差しを使って、あいだにたわみができるように干します。
キッチンマットの両面に空気がしっかり通って、イヤ〜な生乾きを防ぐことができますよ!!
この冬、毎日お世話になってた #Keisukeokunoya カシミヤストールをお家で洗ってお手入れ。
綺麗に仕上がるかな〜#M字干し pic.twitter.com/6ceGqzzZSl— 長澤裕美子 (癒しの整体師❤︎) (@pioneer20010) March 28, 2018
洗濯禁止の場合
洗濯機で洗えないものはクリーニングに出すのも手です。
ただ、汚れやすいキッチンマットを頻繁にクリーニングに出すのは、ちょっと大変です。
そういうときは、こまめな拭き掃除が有効です。
地味なようで意外と効果的なんですよ。
- ぞうきん2枚
- 中性洗剤
- 【重要】ゴム手袋(手の荒れやすい人は特に)
手順です。
- 片方のぞうきんに中性洗剤を含ませる
中性洗剤を含ませたぞうきんでキッチンマットを拭き、
しっかり汚れを落としましょう。 - もう片方のぞうきんは水に浸してしっかり絞る
しっかりと絞ったぞうきんで、キッチンマットの洗剤を拭き取ります。
一度拭いたらぞうきんを洗って、洗剤のヌルヌルが取れるまで繰り返してください。 - 拭き終わったら「M字干し」
念入りに拭くとキッチンマットが湿るはずなので、乾かしましょう。
こちらも意外とカンタンです。
これならクリーニングに出す費用を抑えることができますね!!
それでも落ちない超頑固な汚れには…??
ここまで頑張って試しても、どうしても落ちない汚れが…!!
もしそんなときは、万能クリーナーとして名高い「重曹」の出番です!!
油汚れには重曹がおすすめ
引用:Amazon公式サイト
重曹が油汚れに効果的な理由は「油汚れ」を落とす力がとても強いためです。
この「ママのおそうじ術」では、お風呂のつけおき掃除でも登場している優れものです。
(お風呂にこびりついた皮脂も「油」ですからね)
しかもお値段がとってもやさしい…!!
キッチンマットの頑固な汚れはこびりついた油が原因であることが多いです。
重曹をはじめ、油汚れを落とす専用のクリーナーを使ってみましょう。
ここでは、手作りの「重曹スプレー」を使うことをおすすめします。
作り方はカンタン。水100mlに対して重曹を小さじ1杯くらいがだいたいの目安です。
ちなみにスプレーボトルは100均で手に入りますよ。
使い方も同じくカンタンで、汚れに吹き付けて拭くだけ。
ちなみに、重曹には酸化した油の臭いを落とす効果もあるのです。
自宅にあるアロマオイルを数滴加えると、さらにスッキリ!!
まとめ
- キッチンマットの汚れは、洗う前に洗濯タグを確認すること
- 洗濯機で洗える場合は漂白剤を忘れずに
- 洗濯機で落ちなかったり手洗い指定の場合は40度のお湯でゴシゴシと
- 洗濯禁止の場合はこまめに拭き掃除
- それでも落ちなかったら油汚れに強い重曹を使ってみる
汚れが増えていくのはわかっているものの、どうしても「大変そう」という先入観で
なかなかお掃除の手が届かないキッチンマット。
今回の記事を読んで、キッチンマットの汚れを落とすのは実はとってもカンタンだということを
感じてもらえればと思います。
高価なキッチンマットが間違った手入れで型崩れをしたり
シミを作ってしまうこともあります。
キッチンマットに限らず衣類なども同じくですね。
それでは楽しくお掃除、挑戦しましょう!!