カーペットは、なかなか綺麗に掃除ができませんよね。
洗濯するにも小さなものなら洗濯機で洗えますが、カーペットや布製ソファなど大きいものは洗濯機に入りません。
そんな時に活躍するスチームクリーナーってご存知でしょうか?
スチームクリーナーは、掃除機で取れない汚れを高温水蒸気で汚れを浮かせて取り除くことができるんです。
「スチームだけで本当に汚れが落とせるの?」
「スチームクリーナー欲しいと思ってたけど、重そうだし使いこなせなさそう・・・」
そんなお悩みを一発解決する、おすすめのスチームクリーナー5選を使い方と一緒にご紹介します!
目次
スチームクリーナーとは?
スチームクリーナーとは、高温(約100℃)の蒸気のチカラで汚れを浮かせて落とすクリーナーです。
水だけで洗剤も使用せず除菌もできるので、ご家庭でも安心して使えますね!
主な使用場所は室内です。
布製ソファーやカーペットにはもちろんのこと、窓掃除やキッチン、ガスコンロや水周りにも使えて便利♪
汚れの種類は、油汚れ、ぬめり、皮脂汚れが得意です。
スチームクリーナーは、高温のきめ細かいスチームを吹き付けて汚れと表面のわずかな隙間に浸透させて、頑固な汚れの粒子も浮き上がらせ、汚れを落とすクリーナーなんです。
掃除機では取りきれなかった汚れをスチームによって根こそぎ取り除けるので、カーペットや布製ソファにも活用できちゃいます。
高圧洗浄機との違いは何?
スチームクリーナーについては、使い方や手軽さなどよく分かっていただけたと思います。
スチームクリーナーも高圧洗浄機も、どちらも水を使うクリーナーですが、違いはあるのでしょうか?
高圧洗浄機は、水道の約40倍の高水圧の水で泥などの汚れを吹き飛ばして落とします。
高圧で頑固な汚れにも強いため、屋外清掃向きです。
使用場所は車やベランダ、サッシなどに向いています。
汚れの種類は泥や土、砂やホコリなどが得意♪
使用水量は多いと感じがちですが、ホースのみで洗い流す場合と比較すると高圧洗浄機を使用したときのほうが節水できるようです。
スチームクリーナーの種類
商品をご紹介する前に、スチームクリーナーには様々な種類があるんです。
タイプ別にメリット・デメリットをみていきましょう!
ハンディタイプ
引用:Amazon.co.jp
- コンパクトで収納に便利
- 狭い場所の掃除に最適
- 軽くて移動しやすい
- 比較的安く手に入れやすい
- 水を入れる容量が小さい
- 噴射時間が短時間
ハンディタイプは、手軽に窓のサッシなど狭い隙間やちょっとしたカーペットの汚れにも使えて便利です。
いろいろな商品がありますが、重量は約1kg前後~2kgくらいと軽い特徴があります。
水を入れるタンクの容量は250mlと少ないですが、短時間でささっと掃除したい時にはおすすめです。
一気に掃除を終わらせたい方には少し不向きですね。
スティックタイプ
引用:Amazon.co.jp
- 床や窓など広い面が得意
- 省スペースに立てて収納できる
- タンクが大きくないため長時間には向かない
- 使用場所が限られてしまう
スティックタイプなら立ったまま掃除機のように使えるので、腰を痛める心配がありません。
スリムなので立てて収納でき、収納にも便利です。
給水タンクは商品により幅があり、200ml~450mlくらいなので長時間稼動には向いていません。
また重さも様々で、小柄な日本人には軽いものをオススメします。
キャニスタータイプ
引用:Amazon.co.jp
- 給水タンクが大きい
- 本体サイズが大きい
- ノズルが軽く作業しやすい
- ほとんどコード付きで自由度低い
- 部屋が広い方はコンセントの抜き差しがめんどう
キャニスタータイプの掃除機はよくご家庭にあると思いますが、大体がコード付きですよね。
お部屋の広い方はいちいちコンセントの抜き差しをしなければならないため、少しの汚れで使用するのは少し不便かもしれません。
でもメリットとしてはなんといっても大容量タンクです。
タンク容量は約1~1.5リットルと他と比べ物にならないくらい入るので、長時間使用に向いています。
用途は豊富で、カーペットやフローリングはもちろん、キッチンの水周りや窓のサッシなど様々な使い方があり便利です。
スチーム方法の違いとは?
本体のタイプ別はお分かりいただけたと思いますが、スチーム(加熱)方法の違いもここで一緒にみてみましょう!
簡単に3つのパターンに分けられます。
- ボイラー式
- パネル式(通常)
- パネル式(スーパーヒート)
それぞれの特徴は以下です。
種類 | ボイラー式 | パネル式①(通常) | パネル式②(スーパーヒート) |
---|---|---|---|
待ち時間 | 7~8分 | 30秒 | 30秒 |
メリット① | 高圧で洗浄力が高い | 待ち時間が短い | 待ち時間が短い |
メリット② | 長時間使える! | 価格がお買い得! | 水滴が残り難い |
デメリット① | 待ち時間が長い | 圧力弱めかつ温度も低いため水滴が残りやすい | 圧力弱め |
デメリット② | 構造上小型化が難しい | 価格が少し張ってしまう | |
特徴 | タンク内の水が沸騰し水蒸気に変わり、密閉されたタンク内の温度が上昇し蒸気を噴出 | 噴出直前に水をヒーターで加熱し、その水が蒸気に変わる | 噴出直前に水をヒーターで加熱し沸騰させ、発生した蒸気を更に加熱。水分量の少ない蒸気に変身 |
ボイラー式は、頑固な汚れにオススメです。
待ち時間だけ少しかかりますが、パワフルで噴射する蒸気の温度が高いのはもちろんのこと、勢いも強いので洗浄力と除菌にも優れており、長時間使用できるので大掃除に向いています。
パネル式(通常)は、特徴から普段使いのお掃除に便利です。
短時間でスチームになるため、普段使いや急な食べこぼしなどにはすぐに使えますよ!
パネル式(スーパーヒート)は、通常版と比較すると水滴が残り難いのが利点で2度拭き不要です。
通常版と同じく短時間でスチームになり、2度拭きもいらないので良いとこ取りです。
カーペットの掃除におすすめのスチームクリーナー5選!
それではお待ちかね、スチームクリーナーおすすめ機種を5つ特徴と使い方と共にご紹介します。
いろいろな商品がありますが、今回はカーペットのお掃除に最適なものを5つ厳選して書いていきますね!
①ケルヒャー スチームクリーナーSC2 EASYFIX
- ボイラー式(約6分)で高温安定、連続噴射約30分
- 1回の給水で家中お掃除できる
- 洗剤を使わず汚れを落とすので、小さなお子様がいる方やペットのいる方にも安心
- 菌の繁殖しやすいキッチン、お風呂場、フローリングなどのお掃除向き
- クロスの交換が便利になった新ノズル採用
おそらく耳にしたことがあるドイツの有名メーカー「ケルヒャー」。
水だけで頑固な汚れを浮かせて落とし、除菌もできる優れものです。
ケルヒャーSC2の使い方
使い始めはお湯が出ます。洗浄を始める前にスチームレバーを握って、しっかりとスチームが出ることを確認してから必要なアクセサリーを取り付けてください。
アクセサリーの着脱時は必ずレバーのロックをしてください。
スチームを中断・終了する時は、レバーをロックし電源をOFFにし、電源プラグを抜けば完了です。
こちらのモデルは働く女性が増えている現代に休日にまとめてお掃除ができる点が最大のメリットですね!
またスチームの持続時間が約30分と長いところが、一回の給水で家中のお掃除ができます。
カーペットの掃除には?
マイクロファイバークロスを取り付けたフロアノズルを床にあて、スチームでクロスを温めながら清掃します。
引用:ケルヒャー取扱説明書
スチームを連続で出し続けると、すぐにクロスが濡れてきますので、以下の①②を繰り返します。
- スチームレバーを3秒握りクロスを温める
- 温まったらレバーを離して3秒ほど拭く
- 汚れのそばにタオルを用意し、ノズルヘッドを斜めにして汚れ部分にスチームを当て、タオルに汚れを移す
- 別の乾いたタオルでたたいて水分と汚れを落とす。
②アイリスオーヤマスチームクリーナーSTP-102
- パネル式(約30秒)で素早く起動
- 最大運転時間は約10分
- タンクの容量約300ml・使用中でも給水可能
- 重量1.6kgと割と軽量で女性でもラクに使える
- 3WAYの使い方ができる
3WAYの1つはハンディタイプとして、コンロや排水溝、サッシなど細かい箇所に使えます。
次はロングホースを使用して、エアコンのフィルターやタイルの目地など細かい部分にも使用できます。
最後に延長パイプが2本付いているので、取り付けて床掃除にも使え、普段使いに便利です。
スチームクリーナーstp-102の使い方
この機種は、 いろいろなお掃除部品が付いていて、汚したらすぐに除菌&掃除ができて使いやすいですね。
日常のお掃除に、床や窓、キッチンなど様々な使い方ができる高性能なスチームクリーナーです。
③ブラック&デッカースチームモップFSM1215W
- パネル式で準備時間は約30秒
- 最大運転時間は約7分
- タンクの容量約350ml
- 重量2.2kg
- 180度自由自在に動くフロアヘッドなので、狭いスペースもラクに掃除可能
アメリカの電動工具メーカーで、コードレスドリルが有名な会社から出ているスチームクリーナーです。
スティック型で床の掃除には丁度良い高さです。
給水タンクだけ取り外して給水出来るので、本体にこぼしたりせず便利です。
ブラック&デッカースチームモップF1215の使い方
図のようにカーペットスライダーを取り付けることにより、摩擦を軽減し、カーペットにスチームを当てやすくなります。
重さが2.2kgと少々重く感じるようですが、頑固な汚れも腰を曲げて拭き掃除する必要がないスティック型なのでラクに掃除ができます。
日常の床掃除には便利な機種です。
④ラクラシースチームクリーナー
- パネル式(約40秒)で素早く起動
- 最大運転時間は約15分
- タンクの容量約300ml・取り外し可能
- 重量1.25kg(電源コードを除く)
- ワンタッチでワイドヘッドからミニヘッドに変えられる
ラク・手入れがしやすい・小回りが利くという工夫がされた商品です。
ノズルは3段階に変換可能なので、棚の上の掃除床や、高さの違う階段やカーペットなど、これ一つで対応できます。
ラクラシースチームの使い方
以上使い方も簡単なラクラシーでした。
組み立て後は自立しますし、立てかけておけばいつでもすぐに使えて便利です。
軽量なので女性も重量を気にすることなく使いやすいですね!
⑤ハイブリッドスチームクリーナーSMD005
- パネル式(約30秒~1分)で素早く起動
- 最大運転時間は約25分
- タンクの容量約350ml
- 重量:ハンディ1.1kg・モップ2.1kg
- 7段階のスチーム量調整
モップとハンディの両方を兼ね備えているスチームクリーナーです。
他の機種ではハンディとスティックと使い方が複雑だったりしますが、こちらに関してはモップとハンディの付け外しが簡単!
しかも1万円以下で買えるとお財布にも優しいです。
ハイブリッドスチームクリーナーの使い方
早く動かすと蒸気になる前の水が出ます。床がべたべたになる場合は、目盛りを調整してください。
スティック型でありながら25分も運転持続時間があり、カーペットもハンディとしても使える優れたスチームクリーナーです。
この機種は本体に浄水装置を搭載しているので、水に含まれる炭酸カルシウムによって目詰まりをおこす心配がなく、長持ちさせられます。
まとめ
- ハンディタイプは軽くて短時間の掃除に向いている
- スティックタイプはスリムで立てて収納可能
- キャニスタータイプは大容量で大掃除向け
- 高圧洗浄機は水圧で汚れを吹き飛ばし、屋外が得意
- スチームクリーナーは高温の蒸気で汚れを浮かして除菌もする室内用
一見難しそうな使い方に見えたスチームクリーナーですが、意外と簡単で電源を入れて蒸気で汚れを浮かせて取り除くだけでしたね!
汚れてもすぐに洗濯ができないカーペットや布製ソファでしたが、スチームクリーナーひとつで除菌もできて清潔に過ごせます。
ぜひおすすめ5選の中から選んで使ってみてくださいね!
カーペットの掃除におすすめグッズに関して以下にも書かれていますので、参考にどうぞ↓
スチームクリーナーを活用して家の中をピカピカにしちゃいましょう!小さなお子様やペットがいても、洗剤を使わないので安心よ♪