洗濯槽の掃除について調べると、いろんな洗剤を使った方法がありますよね。特に多いのは重曹、酸素系漂白剤、塩素系漂白剤です。
しかし重曹を使った掃除についてはキレイにならないという意見もあります。本当のところはどうなんでしょうか…
一方で酸素系漂白剤や塩素系漂白剤は評判が良さそうですが、デメリットも気になりますね。
そこで今回は重曹、酸素系漂白剤、塩素系漂白剤を徹底比較してみました。どの洗剤が一番いいのか、三つ巴の戦いに決着がつくかもしれませんよ?!
目次
重曹を使った洗濯槽の掃除方法
まずは重曹を使った掃除方法を紹介します。
家中のお掃除でも使えるおなじみの重曹。洗濯槽の掃除に使うことでどんな効果を発揮するのか気になりますね。
重曹を使った洗濯槽の掃除方法と特徴をメリットとデメリットに分けて紹介します。
掃除方法
- 重曹…水10Lあたりに20g
(洗濯機の最大水位が56Lなら100g強) - ゴミすくいネット
- 洗濯槽の取り外せる部品を取り外す
- 洗濯槽にぬるま湯(40~50℃)を最大水位まで入れる
- 洗濯槽に重曹を入れる
- 「洗い」を押して洗濯機を回して「すすぎ」の前に洗濯機を止める
- 5~6時間つけおき
- ごみすくいネットで浮いたゴミを取り除く
- 洗濯機のスイッチ操作で「脱水」をする
- 洗濯機のスイッチ操作で「洗い」を選んで、洗濯機を回す
- 最大水位になったら再びごみすくいネットで浮いたゴミを取り除く
- その後「すすぎ」→「排水」をして完了
ぬるま湯は給湯温度の設定を上げて用意するのがカンタンですよ。通常は40℃前後になっているかと思います。洗濯槽にぬるま湯を張った後に給湯温度を戻すのをお忘れなく。
洗濯槽のゴミが出てくるので閲覧注意とのことです↓
信頼できる老舗メーカーが製造したおすすめの重曹はこちら↓
メリット
- 比較的安価で入手できる
- 家中のいろんな場所の掃除で使える
- 消臭効果がある
- 安全な成分で手肌や環境にやさしい
重曹は100均でも入手することができます↓
洗濯槽の掃除で余った重曹は家中の掃除にも使えます。なぜなら重曹の液性は弱アルカリ性を示すので酸性汚れの油汚れを分解する性質をもっているからです。そのため皮脂や食べ物の汚れや臭いを落とすことができるんですよ。
重曹を使ってラグのお掃除や掃除機の消臭、さらには腕時計もキレイにできちゃいます。詳しくはこちらをご覧くださいね↓
消臭効果もあるので、臭いが気になる場所置いておくのもありです。おしゃれなインテリアにもなります↓
https://www.instagram.com/p/ByqhbDIA_yx/
デメリット
- 洗浄力が弱い
- 水に溶けにくい
重曹は弱アルカリ性なので、皮脂や水垢などの汚れを落とすことはできますが、洗浄力が弱く雑菌やカビまで落とす効果はないといわれています。
こんな意見もあります↓
洗濯槽のカビや汚れは、過炭酸ナトリウムや次亜塩素酸ナトリウムなど漂白剤の酸化力を利用して、分解・除去します。
重曹には酸化力はなく、洗濯槽のカビ汚染には無力です。
一概に重曹での洗濯槽掃除は効果がないとはいえなさそうです↓
https://twitter.com/hiyorin_1026/status/1208280426214637568
また重曹は水に溶けにくい性質をもっています。
それにより洗濯槽を傷つけない、程よい程度の研磨作用があるといわれています。その一方で洗濯槽の穴に重曹が詰まってしまう恐れもあります。
なるべく溶け残りのないように、ぬるま湯でしっかり重曹を溶かすようにしましょう。
酸素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除方法
酸素系漂白剤といえばオキシクリーンを思い浮かべる方もいるかと思います。特にオキシクリーンを使って洗濯槽を掃除すると汚れがごっそり落ちると話題ですね。
でも酸素系漂白剤はメリットばかりではありません。その特徴について掃除方法を踏まえて説明します。
掃除方法
- 酸素系漂白剤…水10Lあたりに50~100g
※洗濯機の最大水位が56Lなら300~550g程度 - ごみすくいネット
- ゴム手袋
- 洗濯槽の取り外せる部品を取り外す
- 洗濯槽にぬるま湯(40~50℃)を最大水位まで入れる
- ゴム手袋を装着して、洗濯槽に酸素系漂白剤を入れる
- 「洗い」を押して洗濯機を回して「すすぎ」の前に洗濯機を止める
- 5~6時間つけおき
- ごみすくいネットで浮いたゴミを取り除く
- 洗濯機のスイッチ操作で「脱水」をする
- 洗濯機のスイッチ操作で「洗い」を選んで、洗濯機を回す
- 最大水位になったら再びごみすくいネットで浮いたゴミを取り除く
- その後「すすぎ」→「排水」をして完了
下の動画のようにあらかじめぬるま湯に酸素系漂白剤を混ぜておいて洗濯槽に入れてもOKです。閲覧注意とのことです↓
動画でも使われているシャボン玉せっけんの酸素系漂白剤はこちら↓
SNSで汚れがごっそり落ちると評判のオキシクリーンも酸素系漂白剤です↓
メリット
- 汚れや臭いをごっそり落とせる
- 比較的手肌や環境にやさしい
- 無臭の成分でつくられている商品が多い
酸素系漂白剤は名前の通り汚れを酸素のチカラで洗浄します。物質に酸素が結合する反応を利用しているので、しっかり汚れを吸着するんですよ。そのため酸素系漂白剤は汚れを落とす効果が非常に高いです。
洗濯機オキシ漬けしてたら
洗濯槽カビキラーなんて
何の意味も成してないやんか…
って思うほどのゴミ出てくる( ̄▽ ̄;)
1回目のはグロすぎたから2回目でこれ。
エアコン洗浄的な感じで
洗濯槽外して洗ってくれる業者欲しい(笑) pic.twitter.com/AFkWRM44dL— まあみちゃん。 (@KOAKUMA_MAAMI) March 26, 2020
酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムです。この成分は使用後、酸素と水と炭酸ソーダに分解されます。そのため臭気や有毒成分が発生しない環境にもやさしい成分なのです。
また家中のいろんな場所の掃除にも使えますよ。洗濯にはもちろん、換気扇や上履きもキレイにできますよ。
こちらの記事でもオキシクリーンを使った掃除方法についてまとめてあります↓
デメリット
- 比較的高価
- 期待値が高い分、失敗すると凹む
洗濯機の最大水位が56Lなら300~550g程度の酸素系漂白剤が必要です。
オキシクリーン1.5gに置き換えると3回程度の洗濯槽掃除でなくなる量です。オキシクリーン1.5gの価格はおよそ900円なので1回あたり300円とやや割高です。なおシャボン玉せっけんも同じくらいの金額です。
SNSでオキシクリーンは汚れがよく落ちると話題になっています。その一方でオキシクリーンを使った掃除に失敗したという声も少なくありません。特にぬるま湯の温度管理に注意です!
オキシ漬け失敗した
温度足りんかった— いぐてん (@iguten_axela) September 28, 2019
洗濯機のオキシ漬け失敗…こいつすすぎしたら勝手に水入れ替えちゃうのね_(:3 」∠)_
— 梅茶漬け (@umetyaduke2525) February 8, 2020
塩素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除方法
洗濯槽専用の洗剤は塩素系漂白剤のものが多いです。やはり王道は塩素系漂白剤なのでしょうか…??
塩素系漂白剤は液体なので扱いやすいです。他にもどんな特徴をもっているのか説明しますね。
掃除方法
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- 洗濯槽の取り外せる部品を取り外す
- 洗濯槽に水を最大水位まで入れる
- ゴム手袋を装着して、洗濯槽に塩素系漂白剤を入れる
- 「洗い」を押して洗濯機を回して「すすぎ」の前に洗濯機を止める
- 12時間つけおき
- 洗濯機のスイッチ操作で「洗い」を選んで、洗濯機を回す
- その後「すすぎ」→「排水」をして完了
動画で使用している日立製の洗剤はこちら↓
パナソニック製もあります↓
メリット
- 掃除がラク
- 殺菌効果が高い
重曹や酸素系漂白剤を使った掃除の場合、お湯の用意やゴミをすくう工程があり、正直大変ですよね。でも液体洗剤ならぬるま湯の準備がいらないことに加えて、溶かして落とす性質なのでゴミをすくう手間が省けます。
また塩素は強アルカリ性を示す強力な洗剤なので、殺菌効果があります。
掃除方法で紹介している塩素系漂白剤は効果が高いと評判ですが、ちょっと割高です。でも衣料用ハイターで代用すればコストダウンできますよ↓
https://www.instagram.com/p/By5BdFjhaTa/
ドラム式洗濯機にも塩素系漂白剤が便利ですよ!詳しくはこちらの記事の中で紹介しています↓
デメリット
- 取扱いに注意が必要
- 塩素の臭いが残る
塩素は汚れを落とす効果が強力な分、皮脂も落としてしまいますので、ゴム手袋をして作業するようにしましょう。また換気も忘れずにおこなってくださいね。
つけおきにより殺菌効果が高まる一方で、塩素の臭いが洗濯槽にこびりついてしまいます。
@8roinko 塩素系は短時間なら金物の除菌は出来る けど 長時間漬けると 腐蝕と臭いが取れないというデメリットがあるっぽいですねー
酸素系漂白剤って 母は使ってた記憶があるので セイジョーで探してみます (₍(ง ˙ω˙)ว⁾⁾— Yuuri (@Yuuri_with_cat) August 1, 2015
結局どれを使えばいいのか…!
今回は重曹、酸素系漂白剤、塩素系漂白剤について紹介させていただきました。どの洗剤を使いたくなりましたか??
それぞれの特徴を表にまとめてみました。
重曹 | 酸素系漂白剤 | 塩素系漂白剤 | |
価格 | ◎ | △ | △ |
洗浄力 | △ | 〇 | 〇 |
掃除の手間 | △ | △ | ◎ |
臭い | ◎ | 〇 | △ |
安全性 | ◎ | 〇 | △ |
ママの一言 | 手間はかかるけど忍耐強くコツコツ掃除を続けることで安全にキレイを長くキープできるのよ。 | 手間がかかるけど、どうにかして汚れをごっそり浮かせるためには酸素系漂白剤が一番! | ちょっと気になるところもあるけれど、殺菌できる塩素系漂白剤もたまには取り入れたいわね。 |
それぞれの洗剤にはメリットもデメリットもありますね。どれかひとつに絞るよりもすべてを使いまわすことですべてのメリットが取れるのではないでしょうか。
目安として洗濯槽の掃除時期は月に一回が推奨されているので、毎月変えてみるのはいかがでしょうか。
半年周期で洗剤を変えてみる
- 1月目…塩素系漂白剤で殺菌する
- 2月目…塩素系漂白剤で汚れをごっそり落とす
- 3~5月目…低価格の重曹掃除で節約する
- 6月目…塩素系漂白剤で殺菌する(1月目に戻る)
https://twitter.com/rpg2am/status/1013059668753596416
https://www.instagram.com/p/BqHPYXmnZPr/
まとめ
- 洗濯槽の掃除に重曹を使うことで汚れを浮かせることができ、消臭効果が期待できる
- 洗濯槽の掃除に酸素系漂白剤を使うことでごっそり浮いた汚れが目に見えてわかって楽しい
- 洗濯槽の掃除に塩素系漂白剤を使うことでラクに汚れやカビを溶かして、洗濯槽をピカピカにすることができる
- 月に一回の掃除の際に重曹、酸素系漂白剤、塩素系漂白剤を交代して使うことでそれぞれの洗剤のいいとこどりができる
洗剤の特徴を理解して使うことでもっと効率的に掃除ができますよ。
それにしても洗濯槽って本当に汚れやすいんですね。いくつか動画を紹介しましたがどれも衝撃的です…定期的に洗濯槽の掃除をして、洗濯する衣服がもっとキレイになるようにしたいですね。
衣類の洗濯や洗剤に関する記事についてもっと知りたい方はこちらをご覧くださいね↓