CMでもおなじみの手ピカジェル、皆さんご存知ですよね?
水道がないときでも手ピカジェルで「水なし手洗い」が可能になるというものです。
手ピカジェルに限らず、消毒用アルコールはいまや必需品です。
「消毒用アルコールを携帯用のボトルに詰め替えたいけれど、そのまま詰め替えてもいいのかな?」
「手ピカジェルにも色んな種類があるみたいだけど、実際どんなものがあるのか知りたい」
消毒用アルコールを別のボトルに詰め替える方も多くおられるようです。
詰め替えの際にもいろいろと注意することがあるのをご存知でしょうか?
目次
手ピカジェルをボトルに詰め替える際の4つの注意点
皆さんおなじみの手ピカジェルですが、外出時にも持ち運べるよう市販の携帯用ボトルなどに詰め替える方も多いのではないでしょうか?
あまり深く考えずに詰め替えていらっしゃる方もおられるかと思いますが、注意を怠るととっても危険なことになりかねません。
手ピカジェルなどの消毒用アルコールを容器に詰め替える際には以下の注意点が必要です。
- 火の気や電化製品に注意する
- 詰め替える度に容器をきちんと洗浄・乾燥させる
- 詰め替え可能な容器を選ぶ
- 詰め替えた容器には品名や注意書きを書いておく
それでは順番に見ていきましょう。
注意点1:火の気や電化製品に注意する
火気などの温度が高いものの近くでアルコールを使用すると火が付いてしまいます。
コンロの傍ではもちろんですが、その他温度が高くなるような場所の近くでは決して取り扱わないようにしましょう。
火の気はもちろんですが、その他電化製品などにも注意してください。
タバコを吸う際のライターの火がアルコールに引火してしまった事例や、アルコールのついた電化製品を作動して火災につながった事例なども多くあります。
その他、高温になるような場所に保管することも絶対にやめましょう。
例えば夏場の車内、また部屋でも直射日光の当たるような場所は思った以上に高温になるので、容器が破裂したりアルコールの蒸気(可燃性蒸気)がでたりして換気の悪い場所ではそのまま充満します。
そこに火の気や電流、静電気などが火種となって燃えてしまうというケースもあるんです。
保管する際にはそのような場所を避けて必ず冷暗所で保管するようにしましょう。
静電気を軽く見てはいけないわね。
注意点2:詰め替える度に容器をきちんと洗浄・乾燥させる
詰め替えの際には詰め替える容器をよく洗い、乾燥してから行うようにしましょう。
アルコール消毒液には使用期限があるためまだ残っている容器への継ぎ足しも行ってはいけません。
また、洗わずにそのまま入れ替えを行っていると細菌が入ってしまい消毒液が汚染されてしまいます。
アルコール対応型の容器に詰め替えを行っても差し支えありません。ただし、長期間にわたって詰め替えをくり返すと、チリやホコリなどの混入による芽胞汚染を受けてきます。したがって、その容器は6か月ごとなどに洗浄・乾燥を行ってください。
水道水でよく洗いきちんと水気のない状態にしてから詰め替えるようにしましょう。
注意点3:詰め替え可能な容器を選ぶ
詰め替える容器にも注意が必要です。
プラスチック製の容器に詰め替える方が多いと思いますが、プラスチックといっても色んな材質があり素材によってはアルコールに溶けてしまうものもあります。
以下にアルコール対応可能な素材とそうでない素材をまとめてみました。
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
- 硬質のポリ塩化ビニール(硬質PVC)
- ポリスチレン(PS)
- ポリエチレンテレフタレート(PET)
- 軟質のポリ塩化ビニール(軟質PVC)
アルコール対応不可の中でもポリエチレンテレフタレート(PET)は表面にコーティングが施してあるものならば対応が可能です。
ただし容器の素材表記にはその旨を記載していないので心配な面もあります。
ですので容器を選ぶ際にはポリエチレン(PE)もしくはポリプロピレン(PP)であれば問題なく使用できます。
アルコール消毒液をプッシュ容器に入れたい場合は、こちらの記事をご参考にどうぞ↓↓
注意点4:詰め替えた容器には品名や注意書きを書いておく
詰め替え後の容器にはアルコール消毒液の品名や注意書きなどの必要な情報を書いておくのがベストです。
また、アルコール消毒液の使用期限は濃度によっても変わりますが、開封してからだいたい1~3ケ月ほどとなっているので詰め替え時の日付または使用期限も明記しておくといいでしょう。
条件によって汚染の程度が異なりますが,
濃度が高い製剤を分割使用する場合は,開封後1~3ヵ月程度で使い切るのが目安となります。
手ピカジェルの商品ラインナップをご紹介
「手ピカジェル」は消毒薬などの分野を特に専門としている「健栄製薬」が作っているアルコール消毒液です。
製品のラインナップもいろいろと揃っていて、ジェルタイプのみならずスプレータイプも販売されているんですよ。
また、ピンクのフタがイメージとしてある手ピカジェルですが、フタの部分がイエローになっていて除菌力がパワーアップした「手ピカジェルプラス」もあるんです。
商品ラインナップは主に以下のものがあります。
ぜひ購入する際の参考にしてみてください。
- 手ピカジェル
- 手ピカジェルプラス
- 手ピカスプレー
手ピカジェル
300ml(350ml缶ビール約1缶分が入った大きさ)の家庭用サイズと60mlという外出時にも持ち運びやすいコンパクトサイズのものがあります。
製品のエタノール(アルコール)濃度は76.9~81.4vol%ほどあるのでしっかりと消毒ができますね。
殺菌(除菌・消毒)に使用されるエタノール(アルコール)の殺菌効果の至適濃度範囲(有効範囲)は、下記の通りとされています。
日本薬局方(局方): 76.9~81.4 v/v%
付けた後のベタつきも抑えた肌にもやさしい消毒液です。
ピンクのフタが目印の「手ピカジェル」ラインナップはこちらです↓↓
手ピカジェルプラス
引用:ec.line.me
除菌力がより高くパワーアップした「手ピカジェルプラス」。
従来の「手ピカジェル」は中性の性質を持っていますが、こちらの「手ピカジェルプラス」は弱酸性の性質になるよう工夫がなされています。
引用:tepika.net
酸性にすることでより微生物をやっつける力が高くなっているんです。
さらに通常なら消毒効果が期待できない「ノンエンベロープウイルス」という「膜」を持たないウイルスにも効果があるよう作られています。
引用:tepika.net
「手ピカジェルプラス」はアルコールが効かないとされてきた「ノロウイルス」も効果が期待できると言えます。
ノロウイルスに対して消毒用エタノールはやや有効と推定されます。
そもそも,アルコールが無効なウイルスは存在しません。したがって,ノロウイルスに対するアルコール消毒では,十分量の消毒用エタノール(消毒用エタノール液IPなど)を用いて30秒間以上接触させる必要があります。清拭では2度拭き(清拭して,15秒後ぐらいに再度清拭)を行ってください。
ノロウイルスは煮沸消毒か塩素消毒しか効かないって言われていたわよね?
手ピカスプレー
引用:askul.co.jp
エタノール(アルコール)濃度や入っている成分は「手ピカジェルプラス」とほぼ同じでスプレータイプになったものが「手ピカスプレー」です。
「手ピカジェルプラス」と同じくノロウイルスなどの「ノンエンベロープウイルス」にも効果があるとされています。
ジェルタイプとスプレータイプでどちらを使うか迷ってしまうところですよね?
まずは、ジェルタイプのメリットとデメリットを見ていきましょう。
- 飛び散らずピンポイントに使用できるのでペットのいるご家庭やお子さんに使用する場合に向いている
- コンロの近くでも飛び散らないのでその点は◎(しっかりと乾いている場合の話)
- べたつくのでフタ部分がベタつきホコリなどが付着しやすい
つぎにスプレータイプのメリットとデメリットも見ていきます。
- 広範囲にかけられる
- ベタつかないのでホコリなどが付着しにくく衛生的
- 飛び散るのでカンロなどの近くで使うにはかなり注意が必要
- 吸い込んでしまうとむせるのでこれにも注意が必要
ママはどっちがおすすめなの?
だから個人的にはスプレータイプがおすすめよ。
他にも15mlとリップクリームほどの小さめサイズもあるわよ。
お化粧ポーチなんかにも入れられて女性にとってはうれしいサイズね。
まとめ
- 消毒用アルコールを詰め替える際には火の気に注意して換気をよくする。
- 容器は必ず洗浄・乾燥してから詰め替える。
- 詰め替える容器の材質に注意する。
- 詰め替えた容器にはその品名や注意書きを書いておくことなどに注意する。
- 手ピカジェルの商品ラインナップとしては、「手ピカジェル」、より消毒効果がアップした「手ピカジェルプラス」、スプレータイプの「手ピカスプレー」などがある。
手ピカジェルにもいろいろなタイプがありますね。
消毒用アルコールは特に火の元での扱いによる事故も多く、別の容器に詰め替える際にもやはり注意が必要です。
効き目を保つためにも詰め替える際には容器の洗浄や乾燥を怠らないようにしましょう。
手ピカジェルについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ↓↓
手ピカジェルの主な商品ラインナップもまとめていますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。