オキシクリーンという洗剤はご存知ですか?
最近流行っているようで、SNSでも「#オキシ漬け」というワードが話題になったりしています。
そしてオキシクリーンには日本製とアメリカ製の2種類があり、今回はその違いや特徴について解説します。
オキシクリーンについてまだ知らない方、気になっている方はぜひご覧ください!
目次
日本製オキシクリーンとアメリカ製オキシクリーンの違い
引用:楽天市場公式サイト
(写真左が日本製、右がアメリカ製)
オキシクリーンを購入するとなった時、日本製とアメリカ製のどちらの方がいいのか迷いますよね。
ここで注意すべきなのは、日本製といっても日本国内で製造されているわけではありません。
工場自体は中国にあり、オキシクリーンの販売元である「グラフィコ社」が日本向けに製造しているもの(日本語で表記されているもの)が「日本製」とされています。
以下で日本製とアメリカ製のそれぞれの特徴をまとめました。
- 界面活性剤、柔軟剤、香料なし
- 泡立たない
- 容器がコンパクト
- 界面活性剤、柔軟剤、香料入り
- モコモコに泡立つ
- 容器が大きい(コスパはいい)
一番大きな違いは「界面活性剤」が入っているかどうかです。
アメリカ製は青い粒状の界面活性剤と香料が入っていますが、日本製は真っ白で肌や環境に優しい仕様になっています。
「日本製は全然泡立たない」という意見もありますが、それは水と油を混ぜ合わせる働きを持っている「界面活性剤」が入っていないためで、洗浄能力に違いはありません。
また、容器の大きさにも違いがあります。
日本製は丸型の容器に入っており、1,500gと試しやすい容量です。
サイズもコンパクトなので収納しやすく、あまりたくさん使わない一人暮らしの方にぴったりです。
一方、アメリカ製は約5kgと大容量なので場所は取りますが、長く使えてコスパはいいです。
日本製オキシクリーンの特徴
上記で日本製とアメリカ製の違いを解説しましたが、日本製オキシクリーンならではの特徴をもう少し詳しく解説していきます。
- すすぎやすい
- 1回の使用量が少なくすむ
- 臭いがない
日本製オキシクリーンの成分は「過炭酸ナトリウム」と、成分を安定させるための「補助剤」のみでとてもシンプルなので、泡立ちがあまりありません。
泡立ちがないので物足りなく感じるかもしれませんが、泡立ちがない分、すすぎが簡単にすみます。
アメリカ製に比べ、日本製のオキシクリーンは1回の使用量がかなり少ないのも違いのひとつ。その分パッケージもコンパクトになっていて収納が楽ちんです。
香料無添加なのでどんなところでも使いやすいのもポイントです。香りの好き嫌い問わず使えますし、お部屋のアロマと混ざってしまうようなストレスがありません。
まとめると日本製オキシクリーンは「添加物がなく扱いやすい」洗剤ということになります。
日本製オキシクリーンに向いている人
以上の特徴から、日本製を使うのに向いているのはどんな人なのでしょうか?
- 肌の弱い方、添加物が苦手な方
- 香りの強い洗剤が苦手な方
- オキシクリーン初心者さん
- 消費量の少ない一人暮らしの方
- コンパクトに収納したい方
添加物が入っていないので、そういったものが気になったり手肌が荒れやすいのであれば断然日本製をおすすめします。
また、初めて使うならいきなり約5㎏のオキシクリーンを使うのは少しリスクがあるので、とりあえずお試し感覚で使える1500mlの方がいいでしょう。
容量が少なくてコンパクトなので、自宅の収納スペースが少ない方、できるだけ嵩張らせたくない方、一人暮らしや掃除をする機会が少ない方も日本製の方が使いやすいです。
逆に、オキシクリーン愛用者で香りも肌への影響も気にならず、長くたくさん使える方がいい!という方にはアメリカ製がおすすめです。
そもそもオキシクリーンって何?
ここまでオキシクリーンについて話してきましたが、オキシクリーンとはなんぞや?と思った方も少なくないでしょう。
オキシクリーンとは、元はアメリカで発売された粉末漂白剤のことです。
最初はアメリカ製のオキシクリーンだけが扱われていましたが、その後日本仕様に成分を変更した日本向けのオキシクリーンも扱われるようになりました。
主成分は「過炭酸ナトリウム」で、お湯に溶かすと汚れを分解する酸素の泡が出てくるのが特徴。
この泡が衣類や食器、ファブリックの汚れやシミを浮き出させ、キレイに洗浄することができることから、日本でもヒットしているというわけです。
また、漬けおきをすることで汚れをしっかり浮き出すことができ、嫌な臭いも取り除いてくれます。
- 衣類靴
- 換気扇
- キッチン・お風呂
- トイレ
- 壁・床
- シミ
- 黄ばみ
- 泥汚れ
- 油汚れ
- 茶渋
- 水垢
オキシクリーンの用途はさまざまで、あらゆる場所で使えます。
汚れの種類も普段のお洗濯から頑固な汚れにも効きます。
オキシクリーンの使い方
使い方は日本製もアメリカ製も変わりませんが、付属のスプーンの容量が違うのでそれぞれの洗剤の使用量を確認しましょう。
あとは目安通りにすくってお湯に溶かすだけです。
- オキシクリーンを40~60℃のお湯で溶かす。
この温度が一番オキシクリーンを効率的に溶かし、効果を発揮してくれます。 - つけ置き時間は20分以上確保すること。
つけ置き時間が短すぎると汚れを分解しきれないため、効果を十分に実感できないことがあります。
オキシクリーンの効果的な使い方に、「オキシ漬け」と「オキシ足し」というものがあるので紹介していきます。
オキシ漬けとは?
オキシクリーン溶液に、汚れを落としたいものを漬ける方法です。
- オキシクリーン
- お湯40~60℃
- 桶
- 棒状のもの(混ぜる用)
- ゴム手袋
- 桶に40~60℃のお湯を入れる
- オキシクリーンを入れて溶液を作る
- 洗いたいものを20分~6時間漬ける
- すすぐ
オキシクリーンは「油汚れの分解」や「雑菌によるヌルヌル汚れの分解」が大得意。
コンロ周りのギトギト汚れや茶渋のついたコップも「オキシ漬け」で綺麗になります。
また、浴槽を使って一気に色々なものをオキシ漬けして除菌するのもいいでしょう。
やり方はお風呂の残り湯を半分くらいに減らし、追い焚きで少し温めたところにオキシクリーンを5〜10杯溶かして漬け込むだけ。ひと晩ほど放置すればツルツルに戻ります。
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オキシ足しとは?
いつもの洗濯にオキシクリーンを足すことでさらに綺麗な仕上がりにする方法です。
- オキシクリーン
- いつも使っている洗濯用洗剤
- 洗濯層に直接オキシクリーンを入れる
- 洗濯用洗剤を入れる
- 最後に衣類を入れて洗濯する
オキシクリーンはもともと洗濯用の漂白剤だったというだけあって、洗濯物の汚れを落とす力には威力があります。
普段の洗濯洗剤と合わせて使うとより仕上がりがよくなり、襟元や袖口の黒ずみ、食べこぼしの油シミまでキレイさっぱり落とします。
酸素系漂白剤は汚れだけに反応するので色柄物にも安心して使えるのも魅力です。
普段から洗濯に混ぜておくと汗の臭いなども予防できます。
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オキシクリーン使用上の注意点
オキシクリーンはありとあらゆる汚れに効き、誰でも簡単に使用することができますが、あくまでも洗剤です。
注意すべき点がいくつかあるので紹介します。
- ゴム手袋をする。
- 塩素系の漂白剤・洗剤などと混ぜない。
- オキシクリーンを溶かした液(オキシ液)の作り置きはしない。
- オキシクリーンを使用しても問題ない素材なのか確認する。
オキシクリーンは漂白剤なので、肌を守るためにゴム手袋をつけて使用しましょう。
比較的手肌に優しい日本製のものでも、素手で直接オキシクリーンに触れると肌荒れの原因になりかねません。
酸素系と塩素系の洗剤が混ざると、有毒なガスが発生する恐れがあります。
オキシクリーンは酸素系なので、絶対に塩素系の洗剤と混ぜないように使用してください。
いつでもすぐ使えるようにオキシ液を作り置きしたくなりますが、オキシクリーンは水に溶かしてから約6時間後には効果がなくなる性質があります。
また、初めて使用する素材の場合は、目立たない一部分に使用してみて大丈夫なのか確認してから全体に使用しましょう。
オキシクリーンを使えない素材は以下に挙げているので参考にしてください。
- 水洗いできないもの
- ウール・ウール混紡
- ペルシャ製カーペット
- 革製品
- 畳
- 宝石
- 大理石
- シルク
- サビ
- 金属全般
- ジュート・チーク材・仕上げ木材等
まとめ
- 添加物なし、コンパクト、扱いやすい⇒日本製オキシクリーン
- 界面活性剤が入っているためよく泡だち、容器が大きい⇒アメリカ製オキシクリーン
- 初心者さん、肌の弱い方、強い香りが苦手な方、消費量の少ない方、コンパクトに収納したい方には日本製がおすすめ。
- 香りも肌への影響も気にならず、長くたくさん使える方がいいコスパ重視の方にはアメリカ製がおすすめ。
- オキシクリーンはあらゆる掃除に使える万能洗剤。
- 使用上の注意点はいくつかあるので確認が必要。
話題になるだけあるとっても便利な洗剤ですね。
色々な用途で使えるので、ぜひ試してみてください。
初心者さんだったらまずは日本製を選ぶのが妥当かなと思います。
オキシクリーンで部屋中綺麗にし、快適な生活を送りましょう!
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