キッチンのイヤ〜な臭い。元を辿ろうとしても、どこから臭っているのか意外とわからないんですよね…。
正しく掃除をして臭いの原因を根本から退治しないと、臭いがちゃんと取りきれなかったり一度は消えてもまたすぐ臭いはじめたりして、ママや家族みなさんのストレスにもなってしまいます。
そこで今回は、キッチンの臭いと正しいお掃除の方法を詳しく解説していきます!
記事を読んでいただきながら、ひとつひとつご自宅でチェックしてみてください。
目次
キッチンの臭いはいったいどこから?なんで臭うの??
実はキッチンのあちこちに潜んでいる臭いの元…。
あの臭いは一体どこから来てるのでしょうか?
キッチンの臭いの元をまとめてみました。
- 三角コーナー
- 排水溝
- ゴミ箱(ゴミ袋)
- 水切りカゴ
- コンロまわり
- 換気扇
- キッチン家電
それでは詳しく順番に解説していきます。
三角コーナー
三角コーナーが臭う原因は、生ゴミやそれらのカスから発生して繁殖した雑菌やカビです。
「生ゴミはきちんと捨てているのにまだ臭いがする…。」というときは、「ぬめり」があるかどうか調べてみましょう。ぬめりの正体は簡単にいうと「雑菌のかたまり」です。生ゴミがなくてもぬめりがとれていなければ、臭いの元を完全に断ったことになりません。
なお、雑菌は空気と湿度の関係によって繁殖スピードが変わってきます。わかりやすいのは梅雨時期ですね。暖かく湿度が高い状態はとにかく臭いやすくなります。ものが腐りやすくもなりますし(ものが腐るのも雑菌が原因です)、生ゴミに発生する雑菌の繁殖もとにかく早いです。
排水溝
排水溝はとにかく臭いやすい箇所です。原因は三角コーナーとほとんど同じ、「カスから繁殖した雑菌」と「ぬめり」です。
具材のカスや食べものの残りカスが排水溝にはたまりやすいです。また三角コーナーと比べて空気が充満しやすことから、雑菌がさらに発生しやすい環境にあります。
ゴミ箱(ゴミ袋)
キッチンのゴミ箱は想像しやすいですね。生ゴミをはじめいろんなものを捨てますし、空気は充満しますし。
ただ、毎週おそらく2回は生ゴミを捨てる機会があるはずなので、定期的にゴミ袋を入れ替えていればそれほど気になる箇所ではありません。
見落としがちなのは、ゴミ箱に穴が開いたりなどして、ゴミ箱自体の清潔さが損なわれている場合です。この場合はゴミ箱にカビや雑菌が付着している可能性が高いので、きちんと掃除する必要があります。
水切りカゴ
ここはかなり盲点になりやすい箇所です。原因は「水垢」。水切りカゴの水分を受ける部分に溜まった水によって水垢が発生し、そこにカビが繁殖して臭いの元になります。
水切りカゴは単に水を捨てるだけでなく、きちんと掃除をして水垢を取り除く必要があります。
コンロまわり
コンロまわりは「生ゴミ」と「油」が溜まりやすい箇所です。生ゴミについては前述しましたが、油は調理のときにコンロまわりにハネてこびりつき、酸化することで臭いの元になります。
おそらく油汚れが一番掃除しにくく面倒でもあるので、特にこまめなお手入れが必要です。
換気扇
換気扇は高いところにあってお掃除がやや面倒ですが、油がこびりつきやすいところですので、できればこまめに掃除したいところです。
臭いの元はコンロまわりに同じく、付着した油の酸化ですね。
キッチン家電
意外と盲点なのが家電製品です。特に多いのが「電子レンジ」、次いで「冷蔵庫」や「炊飯器」ですね。
電子レンジは油汚れや飛び散ったカスが原因です。冷蔵庫はこぼれた調味料や具材、また臭いの強い食品の残り香が主に挙げられます。炊飯器は本体にこびりついた雑菌の繁殖が考えられます。
キッチンが臭う原因別お掃除方法
掃除テクの解説に入る前に、これまで挙げた「キッチンが臭う大きな理由」をまとめます。
- 雑菌の繁殖(生ゴミや食品の残りカスから発生)
- ぬめり
- 水垢
- 酸化した油汚れ
- 臭いの強い食品の残り香
ここからは上記にまとめた順に、キッチンの臭いを除去するお掃除テクニックを解説します!
雑菌の繁殖(生ゴミや食品の残りカスから発生)
とにかくゴミを溜めない
基本中の基本ですが、初夏から夏の終わりくらいまでは雑菌がとにかく繁殖しやすいので、こまめにゴミ出ししていきましょう。野菜や果物などは冷蔵庫の中に入れていても腐敗しやすいので要注意です。
三角コーナーを使わない
三角コーナーは雑菌が繁殖しやすく、特に手入れが必要な箇所です。三角コーナーはあえて使用しないで、生ゴミはビニール袋に入れて口を縛り密封し、ゴミの日に都度出していくほうが無難です。
なお、人によってはそのゴミ袋をゴミの日まで「冷凍庫に入れて凍らせる」という小技を使っていたりもします。
カスはこまめに取り除く
キッチン家電のちょっとしたスキマ、手の届きにくいコンロまわりなどは少しずつカスが溜まっていきます。カビがつくとそれも臭いの元になりますので、12月の大掃除を待たず定期的に取り除くようにしましょう。
キッチンペーパーや新聞紙を活用する
湿気や水分は雑菌の繁殖を促進します。生ゴミは紙に包んで捨てると紙が水分を吸い取ってくれるので、雑菌が発生する速度を遅らせることができます。
ぬめり
塩素系漂白剤の利用
スプレー式のキッチン泡ハイターが楽チンでおすすめです。メジャーなお掃除アイテムですので、安心して使うことができます。
漂白剤を使う前にはゴミやカスをできるだけ取り除いておきましょう、排水溝のトレイは細かいカスが溜まっていることが多いので要注意!
なお、三角コーナーや排水溝のトレイ、水切りカゴなどについた頑固なぬめりは、つけおきタイプのキッチンハイターが有効です。
重曹を振りかけるのもOK
聞き慣れないかもしれませんが、重曹もお掃除グッズのひとつです。重曹は一袋買っておくと、台所に限らずさまざまなところのお掃除に重宝します。クエン酸と併用することでさらに強力に!!
水垢
水垢はとにかく頑固なのですが、その性質さえ知っておくと掃除はラクです。
水垢はアルカリ性なので酸性の洗剤が有効です。というわけでここでは先述のクエン酸を選びましょう。それほど高額でないので、常備しておくと重曹に同じくあちこちで役立ちます(お風呂の掃除などにもいいですね)。
酸化した油汚れ
油汚れは「酸性」なのでアルカリ性の洗剤が有効です。油汚れマジックリンが安価で手っ取り早いでしょう。こびりついた汚れは歯ブラシやスポンジで擦るようにしてみてください。
また、油汚れを落とすコツはずばり「時間」と「温度」です。油汚れマジックリンを吹きかけたらしばらく放置して汚れが浮くのを待ちましょう。また換気扇のように取り外しのできるものは、50度ほどの温度につけおきしてから油汚れマジックリンを使うといっそう効果的です。
臭いの強い食品の残り香
冷蔵庫が主ですが、市販の消臭剤(設置タイプ)である程度カバーできます。また下記の材料で手作りの消臭剤を作ることもできます。
- 重曹(粉)
- コーヒーの出がらし(豆でも可)
- 緑茶のティーバッグ、茶葉
- 木炭
適当なお皿にこぼれない程度に放り込んでガーゼと輪ゴムで蓋をして冷蔵庫に中に置いておくと、脱臭効果が期待できるといわれています。
まとめ
- キッチンの臭いは「雑菌」「油の酸化」「水垢」が主な原因
- 市販の洗剤を用途に合わせて使う
- とにかくこまめなゴミ捨てとお手入れを!!
以上、キッチンの臭いを場所と原因に分けて掃除の方法を解説してみました。広くて手の届きやすいところの掃除はそれほど苦ではないと思いますが、ガスコンロのスキマに落ちたカスや、飛び散った汚れはなかなかこまめに掃除するのが難しいですよね。
最後にパパから。
どうやら言いたいことがあるそうです。
さすがパパ !!
キッチンの掃除はママだけでなく家族全員の仕事です。みんなで一緒に片付けていきましょうね!!