ジョンソン株式会社が販売している「カビキラー アルコール除菌」
キッチン用と食卓用があり、食器にかかっても安心とパッケージに書かれています。
では実際に食器の除菌として使うことは出来るのでしょうか?
商品の説明と共に解説していきます。
目次
カビキラーアルコール除菌って?
引用:カビキラー公式サイト
カビキラーと言えば上画像ののカビ取り剤の方を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
今回お話する「アルコール除菌 キッチン用」とは成分がまったく違うものになります。
「カビキラー」の成分は以下の通り
成分: 水(溶剤)・次亜塩素酸塩(酸化剤)・安定化剤 ・水酸化ナトリウム(アルカリ剤)・アルキルアミンオキシド(界面活性剤)・アルキルスルホン酸ナトリウム(界面活性剤)・アルキル硫酸エステルナトリウム(界面活性剤)・香料
引用:カビキラー公式サイト
対して「アルコール除菌」の成分は
成分:発酵エタノール(除菌剤)、クエン酸ナトリウム(除菌助剤)、乳酸(除菌助剤)、精製水(溶剤)
引用:カビキラー公式サイト
ごらんの通り、綺麗にするための成分がまったく違うものになります。
「カビキラー」はカビ取りに特化した製品。「アルコール除菌」はその名の通り、除菌専用の製品ということになります。
「アルコール除菌」にはキッチン用と食卓用がある
用途としてはどちらも調理器具やシンク・ドアノブ等の除菌となっています。
キッチン用はスプレー式で、直接まな板など除菌するものに吹きかけます。
対して食卓用はプッシュ式なので、ティッシュやキッチンペーパーで片手で押してさっと拭くだけ。
小さいお子さんがこぼしてしまった時でも、手軽にお掃除が出来ます。
カビキラー除菌の食卓タイプ毎日使っています。化粧水のようにタオルペーパーに含ませてからサッと一拭きでキレイになるので、赤ちゃんがいる我が家では必要不可欠です。
これからも買わせていただきます。
(30~39歳/女性)
引用:カビキラー公式サイト
カビキラー アルコール除菌 キッチン用|台ふきん、まな板の除菌ができるアルコール除菌スプレー|ジョンソン株式会社 https://t.co/ZTiILufTj4
— wubai (@wubai3041) February 5, 2018
アルコール除菌の特徴を詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください↓↓
食器の除菌には使えるの?
結論から先に言えば、あまりおすすめは出来ません。
公式サイトには【食品・食品添加物】が原料のため、食器にかかっても大丈夫と記載されています。
よくあるご質問でも「少量ついてもご心配はありません」とあります。
「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」は、100%食品や食品添加物として使える原料からできています。万一、少量ついてもご心配はありません。
引用:カビキラー公式サイト
カビキラーを販売するジョンソン株式会社に問い合わせてみたところ、「万が一少量口の中に入っても問題はありませんが、食器の除菌に使えるとは積極的にご案内出来ません」とご回答いただきました。
食器を除菌するには?
食器を除菌するための方法を3つご紹介します。
- パストリーゼ
- 食器用洗剤
- 煮沸消毒
パストリーゼ
パストリーゼは成分が100%さとうきび由来なので食器はもちろん食品に使うことも出来ます。
すすぎの必要も無い上に、除菌効果も高いのがポイントです。
https://www.instagram.com/p/Bv6fRuNlw4T/?igshid=1d7xokt4prckf
除菌の仕方
やり方は簡単です。
- 食器を洗う。
- 布巾で水気を取り、パストリーゼを吹きかける。
- 乾燥させる。
食器に吹きかける時は、食器から30㎝放しましょう。
食器だけでなく、保存容器にも同じ方法で除菌が出来ます。
食器用洗剤
市販されている食器用洗剤で、除菌効果があると明記されているものがあります。
この結果は直接馴染ませたことを前提にしています。
つけ置きだと、水で洗剤を薄めることになり除菌性能が落ちてしまいます。
さらに、ただの水だけのつけ置きでもハイリスクです。つけ置き直後でも細菌が400万個。
3時間後には800万個にまで増えるという研究データがは発表されています。食器は使ったらすぐに洗いましょう。
サイトにも載っているおすすめ食器洗剤
両方とも食中毒の菌に対してしっかり除菌してくれます。
煮沸消毒
耐熱100度の食器限定ですが、煮沸消毒という簡単な方法もあります。
- 容器がすっぽり入る鍋の底に布巾を敷く。
- 容器を入れて、被るほどの水を入れる。
- 火をつけて、沸騰してから5分ほど煮る。
- トングなどで取り出す。
- キッチンペーパなどの上に置いてしっかり乾燥させる。
ポイントは必ず水から加熱すること!
※お湯の状態で容器を入れてしまうと、過剰な温度変化で破裂する恐れがありますのでご注意ください。
洗剤を使う必要がないので、ジャムなどを入れる瓶や哺乳瓶に対して行うことも出来ます。
全ての菌を殺菌することは出来ませんが、食中毒の原因の菌は除去することが可能です。
水分が残ってしまうと、逆に菌が繁殖してしまいます。
しっかりと乾燥させてから食器や容器を使いましょう。
基本的には安全ですが、耐熱手袋を用意しておくと火傷対策になります。
まとめ
- カビキラーアルコール除菌にはキッチン用と食卓用がある
- カビキラーアルコール除菌は食器の除菌にはおすすめ出来ない。
- 食器の除菌の方法はパストリーゼ・食器用洗剤・煮沸消毒。
- つけ置き洗いはNG
食は私たちの生活には欠かせない習慣であると同時に、危険を伴う可能性もあります。
自分や家族を守るためにも、キッチン周りや食器の衛生には気を付けなければいけませんね。
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