次亜塩素酸は漂白をする時に使うイメージが強いですよね。
実は次亜塩素酸はスプレーとして手作りして、掃除や除菌に使用する事が出来るのです。
しかし、スプレーボトルに入れて使用する場合には注意点がありますので注意事項を確認してから使用してください。
今回はそんな便利な次亜塩素酸を使用したスプレーの作り方と使用する際の注意点を紹介していきます♪
目次
次亜塩素酸の効果とは!?
次亜塩素酸ナトリウムとは水溶液に塩素を加えた事によって出来る次亜塩素酸のナトリウム塩の事を言います。
一般家庭にある「ハイタ―」や「ブリーチ」も次亜塩素酸ナトリウムです。
ウイルス除菌効果
次亜塩素酸には除菌効果がありますが、汚れがある場合には除菌効果が発揮しないので注意が必要です。
除菌効果を最大限に発揮するためには汚れや付着物を除去してから使う事がポイントです。
様々なウイルスが流行っている現在、毎日家族みんなが触れる場所は毎日除菌すると良いでしょう。
- 大腸菌
- メチシリン耐性ブドウ球菌
- サルモネラ菌
- カンピロバクター菌
- インフルエンザウイルス
- ノロウイルス
身近な物の消毒にはアルコールよりも熱水や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効だ。
80℃の熱水に10分、又は濃度0.05%に薄めた塩素系漂白剤で拭くと消毒できる。手袋を着用し換気しながらやろう。へばな。
◎新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう(厚生労働省啓発資料)より pic.twitter.com/AzinpGxX0u
— 超神ネイガー (@neiger_akita) April 7, 2020
消臭効果
次亜塩素酸ナトリウムには臭いの原因となる菌を取り除く効果があります。
そのため、ペットやたばこ、トイレのアンモニア臭などの悪臭を断ち切る事が出来ます。
トイレは特に菌も臭いも気になる場所なのでトイレ掃除の時に使うと良いです。
https://twitter.com/ichmoootsu/status/1245569813079982081
次亜塩素酸ナトリウムを使用したスプレーの作り方と注意点
アルコール消毒液が不足している現在、消毒液の代用として注目されている次亜塩素酸ナトリウム。
自宅でも作る事が出来るのでコスパが良い事も特徴の一つです。
今回はハイタ―やブリーチではなく、ミルトン・ミルクポンで作る次亜塩素酸ナトリウムスプレーの作り方を紹介していきます。
次亜塩素酸ナトリウムを取り扱う時の注意点
次亜塩素酸ナトリウムは非常に強い成分なので取り扱いには注意が必要です。
注意事項を守ってスプレーを作るようにしてください。
- 酸性タイプを混ぜてはいけない
- 次亜塩素酸は直接手や体につかないようにする
- 原液のまま使用しないよにする
次亜塩素酸ナトリウムスプレーの作り方
- 塩素系漂白剤(ハイタ―・ミルトンなど)
- スプレーボトル
- 水
- ペットボトル(2ℓ)
- 計量カップ
次亜塩素酸ナトリウムスプレーを作る時はどんな事に次亜塩素酸ナトリウムスプレーを使うのかを確認する必要があります。
- 手すり、テーブルなどの消毒
(0.02%に薄める) - 吐しゃ物やウイルスのついた物の消毒
(0.1%に薄める)
- 計量カップで1990mlの水を図る
- ペットボトルのふた2杯分の塩素系漂白剤を用意する
- 上記二つをペットボトルに入れて混ぜ合わせる
- スプレーボトルに入れ替える(遮光ボトルがあれば遮光ボトルの方が良い)
- 計量カップで1920mlの水を図る
- ペットボトルのふた8杯分の塩素系漂白剤をペットボトルに入れる
- 水をペットボトルに入れて混ぜ合わせる
- スプレーボトルに入れ替える(遮光ボトルがあれば遮光ボトルの方が良い)
次亜塩素酸スプレーを使う際の注意点
次亜塩素酸スプレーは万能な消毒液で使い方としては、次亜塩素酸ナトリウムスプレーを布やキッチンペーパーに吹きかけ、消毒したい場所を拭いて10分ほどまってから水拭きします。
簡単に使用できる物ですが、使う際にはいくつか注意点があります。
長時間保管できない
次亜塩素酸ナトリウムは酸性なので長期間保管すると酸化してしまいます。
薄めて作った消毒液は時間がたつにつれて効果が少なくなってしまいます。
使い終わったら捨てて、再度使用する時にまた作るようにしてください。
金属腐食・脱色には注意が必要
次亜塩素酸ナトリウムには金属の腐食作用があるので金属には使用する事ができません。
ドアノブなどは金属が多いと思いますが、使用しないように注意してください。
万が一金属についてしまった場合は乾いたタオルで綺麗にふき取りましょう。
また、塩素なので脱色する恐れがあります。色の強いものは注意が必要です。
アルコール消毒スプレーようやく店頭に出てきたけど高すぎる…
次亜塩素酸ナトリウムの製品
(製品によって異なる為、熟読を)■注意
・金属錆びやすい
・脱色するかも■対象
・物に対する消毒よし
・空気中もよし
・全ての微生物室内環境、遊具、食器などに
手荒れしないか確認を!#消毒
— 水野彰宏 (@junk_trainer) March 31, 2020
手指消毒には使わない方が良い
次亜塩素酸ナトリウムスプレーは素手で触るのは危険されています。
手や皮膚が荒れてしまう可能性がありますので、作る時や使用する時には手袋が必要です。
ミルトン希釈して手指消毒しようとしてるあなた‼️ミルトンは肌荒れも酷くなるし、揮発したものは人体にもよろしくないです!石鹸手洗いの方がよほど効果的!!手荒れさせるとそこにも別の菌が付きやすくなるので、すぐやめて下さい!!#ミルトン #次亜塩素酸ナトリウム #コロナウイルス対策
— 香里 (@LoWjG6LnbXh7409) February 28, 2020
超大事!!空間にスプレーしてはいけない
次亜塩素酸ナトリウムはファブリーズのように空間の噴射してはいけません。
空間に噴射するとウイルス飛沫の恐れがあるため、スプレーボトルに入れても、布やペーパータオルに吹きかけてから手すりやドアノブなどを拭くようにしてください。
次亜鉛酸スプレーで消毒するべき場所
次亜塩素酸スプレーは上記で紹介したように様々な物に使う事ができます。
水拭きが必要なので、あらかじめ布を2枚持ちながら拭いていくと便利です。
拭くときのコツは、清潔な部分から拭いていくと良いです。トイレや玄関など汚れている場所は最後に拭いたり、布を交換するとしっかりと除菌する事ができます。
- 椅子のひじかけ
- スマホ
- リモコン
- パソコンのキーボード
- 電気のスイッチ
- 蛇口
まとめ
- 次亜塩素酸ナトリウムには除菌・消臭の効果がある。
- 次亜塩素酸ナトリウムスプレーを作る際には手袋を使用する。
- 次亜塩素酸ナトリウムスプレーを使う場所や使い方によって濃度を変更する必要がある。
- 手指・空間には使用しないようにしてください。
いかがでしたでしょうか?様々なウイルスが流行している現在、除菌がとても大事になってきます。
簡単に作る事が出来るので、ご自宅にある方は是非作って使用してみてください。
ミルトン・ミルクポンは赤ちゃん用品なので、買占めはしないようにしましょう。
今回はミルトン・ミルクポンで次亜塩素酸ナトリウムスプレーの作り方を紹介しましたが、こちらではハイタ―での作り方もありますので、参考にしてください↓↓