台所で「ふきん」は使っていますか?
食事の前後にテーブルを拭く用途で使いますよね。
しかし、そのふきんはこまめに除菌しないと雑菌が繁殖してしまいます!
今回の記事では、ハイターやその他でふきんを除菌し、清潔に保つ方法を解説していきます。
ふきんの除菌方法
雑菌を完全になくすには熱湯をかけたり漂白剤に浸けたりして、しっかり殺菌しなければなりません。
かといって毎日やるのは大変なので、おすすめの方法は以下の通りです。
- 使ったふきんは毎日洗濯機で洗う
- 週に1回くらいのペースで煮沸またはハイターで漂白して除菌する
それでは詳しく見ていきましょう。
洗濯機で洗う
https://twitter.com/segawa68/status/1125251032911474688?s=20
まずは洗濯物と一緒に洗ってしまう方法。
他の洗濯物と混ざることが気にならないのであれば、とても楽ですし問題ありません。
- 水を使うこと
- 柔軟剤を使わないこと
- ふきんだけ水ですすぎなおすこと
タンパク質汚れを落とすためにはお湯ではなく、水を使う必要があります。
湯船の残り水を使っている方は、1日経って冷たくなった水を使いましょう。
柔軟剤は、吸水性が悪くなるので使ってはいけません。
また、洗濯機で洗うと洗剤が残っている可能性があります。できれば水でのすすぎ直しをすることをおすすめします。
煮沸消毒をする
- 鍋
- 重曹
- 鍋にふきんと水(ふきんが隠れるよりも多いくらいの水)を入れ、沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にし、重曹を入れて5分煮る。
- 火を止めて冷めるまで放置する。
- よくすすぎ、固く絞る。
- 天日干しでしっかり乾かす。
熱湯だけでも十分除菌できますが、重曹を入れると油汚れも一緒に落とすことができます。
鍋の種類によっては洗剤との相性が合わず変色したり、錆や塗装が剥げたりしてしまうこともあるので煮洗いに使用する鍋はステンレスやホーローの鍋にしましょう。
素材によっては熱することで色が水に抜け出すこともあります。赤や青など色の濃いものと、真っ白なものは一緒に洗わないようにしましょう。
殺菌や消臭をしたいからといって長時間煮ると、衣類やタオルがいたみやすくなります。熱に弱いポリエステル素材は縮んでしまう恐れもあるので、煮る時間と扱う素材に注意しましょう。
ハイターで漂白する
一番手軽に除菌する方法としては、キッチンハイター(塩素系漂白剤)を使ってふきんを浸けるやり方です。
- 桶
- ハイター
- ゴム手袋
- 桶に水を張り、ハイターを溶かす
- 除菌だけしたいときは2分、汚れが気になる時は30分浸す。
- 水でしっかりすすぎ、固く絞る。
- 天日干しでしっかり乾かす。
ハイターは、2分間で消臭除菌の効果があると言われていますが、汚れがひどいときは30分ほど浸けましょう。
梅雨などで天日干しできないときは、電子レンジで加熱すると乾きが早くなります。乾燥機や浴室乾燥などを使ってしっかり乾かしてください。
臭いの元は、生乾きのときに繁殖する雑菌なので、なるべく短時間で乾かすよう工夫しましょう。
作業の際は手荒れを防ぐためにゴム手袋の使用が必須です。
また、水と漂白剤の比率はメーカーによって違います。取扱説明をよく読んで正しい比率でハイターを溶かしましょう。
ふきんのニオイの原因
- 雑菌
- 油汚れの洗い残し
ふきんの臭いの元は生乾きのときに繁殖した雑菌や、洗いきれていない油汚れが酸化したものです。
ふきんはどうしても濡れていることが多く、湿度の高い状態に長時間置かれることになるので、臭いが発生しやすいのです。
また、キッチンで使用する布巾には食べ物のカスや油汚れが付着しており、それが酸化していきます。
そういった雑菌や細かい汚れは繊維の中に入り込み、通常の洗濯方法では落としきることが難しいのです。
臭っているということは、ふきんが雑菌に侵されているということ。
防ぐためには、毎日洗う以外にも定期的に除菌して消臭する必要があります。
ふきんを放置していると起こるリスク
- 嫌なニオイがする
- 雑菌が大量に発生する(食中毒の原因にもなる)
ふきんを濡れたまま放置していると、数時間で雑菌の温床となってしまいます。
衛生微生物研究センターの調査によると、約8割のふきんが1000万個/10cm2 以上の雑菌で汚染されているというデータもあります。
例えば4人用のテーブルは約135㎠なので、この汚染されたふきんでテーブルを拭くと1億3500万個の雑菌が塗り拡げられることになります。
毎日このようなふきんを使っていたら食中毒の原因にもなりかねません。
ふきんを清潔に使うために
- 頻繁に取り替える
- 抗菌タイプを使う
- 除菌スプレーを使う
汚染されやすいふきんは、週に1〜2回は煮沸や漂白剤で除菌したいものです。 日頃はこまめに洗濯をして、室内干しではなく天日干しをしましょう。
また、普段からふきんをローテーションできるよう3枚以上用意し、毎日洗って完全に乾燥させることで、臭いが発生するのを未然に防ぐことができます。
抗菌タイプのふきんを使うのもいいですね。
そしてふきんが乾いたら、ふきんの表裏にスプレーで除菌をしておきましょう。ふきんを使用する前にはもう1度スプレーして使うとより清潔に使うことができます。
まとめ
- ふきんのニオイの原因は放置して繁殖してしまった雑菌
- 水洗いだけでは雑菌は消えない
- 毎日洗濯し、定期的に除菌をする
- 煮沸するときは鍋の種類、ふきんの素材、色柄物に注意
- ハイターで漂白するときはゴム手袋を装着し、ハイターを溶かす分量に注意
- 日ごろからふきんを定期的に変えたり、抗菌タイプのものを使ったり、除菌スプレーを使ったりなどの工夫も必要
- 大敵は生乾き!天日干ししてしっかりと乾燥させましょう
普段何気なく使っているふきんですが、乾燥と除菌がとても重要です。
毎日除菌するのは少し面倒ですが、週に1度ハイターでたった2分漂白するなら簡単ではないでしょうか?
清潔なふきんでテーブルを拭き、気持ちよく食事をしたいですね。