今やほとんどの家庭にあるアルコール除菌スプレーですが、ちゃんと正しく使えていますか?
いろいろな所に使えるアルコール除菌スプレーですが、今回お家の中でよく使うと思われるキッチンに絞って紹介しますね。
キッチンの細かい部分まで使える万能スプレーなんですよ。
目次
アルコール除菌スプレーでキッチンを掃除する方法
アルコール除菌スプレーの成分であるアルコールは油分を分解するので、調理台やコンロ回りなど特にキッチンで使うと効果的です。
また手あかなどの皮脂もスッキリと落としてくれるので、冷蔵庫など扉の取っ手にも使うとキレイになりますよ。
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アルコール除菌スプレーはキッチンで大活躍です。細かい場所ごとのお掃除方法を紹介します。
キッチン周りの掃除によく使っています。スプレーして、キッチン周りを拭いたり、電子レンジや冷蔵庫も汚れをしっかり落とせるし、シンクにスプレーしておくと、除菌できるので、汚れがつきにくくなります。アロマスプレーにしたりなど、量がたっぷりだし、1本あれば、いろいろ使えます。
— haruka_mikawa (@haruka_mikawa) March 21, 2020
冷蔵庫
冷蔵庫の中はお肉や魚の汁とかで意外と汚れています。温度が低いので菌は少なそうですが菌は冬眠状態。冷蔵庫の中もしっかりお掃除しましょう。
- ゴム手袋
- 中性洗剤
- アルコール除菌スプレー
- 布またはふきん1枚(水拭き用)
- 布またはふきん1枚(乾拭き用)
- ゴム手袋をつける
- 中性洗剤を布またはふきんに含ませる
- 汚れの部分につけて汚れをふき取る
- 水拭きして乾かす
- 乾いた布またはふきんにアルコール除菌スプレーを吹き付けまんべんなく拭く
汚れが少ない場合は、アルコールスプレーだけのお掃除でOKです。
そして冷蔵庫の扉を開け閉めする取っ手部分も手あかで汚れているので、忘れずにお掃除しましょう。
この部分は布またはふきんにアルコールスプレーを含ませて拭き取ればキレイになります。
まな板
まな板は雑菌がつきやすいので気を付けていつもきれいにしておきたいですね。
特にまな板に包丁の傷がありそのすき間に雑菌がついているのですが、水で洗っただけではキレイになりません。
- ゴム手袋
- 中性洗剤
- ブラシまたはたわしのようなもの
- 乾いたふきん2枚
- アルコール除菌スプレー
- ゴム手袋をつける
- まな板に中性洗剤をつけ包丁の傷に沿ってブラシをあててこすり洗う
- 水でまな板をよくすすぐ
- まな板を乾いたふきんで水分をよく拭き取り乾かす
- 乾いたふきんにアルコール除菌スプレーを吹き付けて、まな板をよく拭く
包丁
そして包丁ですが、包丁を握る部分が意外と汚れているんですね。ですので刃の部分はもちろんですが包丁の柄の部分(握る部分)もきちんと掃除しましょう。
掃除のやり方はかんたんです。乾いた清潔なふきんにアルコール除菌スプレー吹きつけて、包丁の刃と握る部分をふき取ります。
調理台
毎日料理を作る調理台は、いつもキレイにしておきたいですね。ですが見えないところにも菌がたくさんいます。しっかりとお掃除しましょう。
- ゴム手袋
- 中性洗剤
- ふきん1枚(水拭き用)
- 乾いたふきん1枚(乾拭き用)
- アルコール除菌スプレー
- ゴム手袋をつける
- 汚れのあるところは中性洗剤を使って取り除く
- 水ぶきをして中性洗剤と汚れをふき取る
- 調理台が乾いたらアルコール除菌スプレーをふきんに吹き付けて拭き上げる
ステンレスの調理台の場合で軽い汚れの場合、アルコール除菌スプレーを直接スプレーして乾いたふきんで拭き上げてもOKです。
アルコール除菌スプレーでふきんを掃除する方法
キッチンのなかで一番汚れているのはふきんかも知れません。ただ水やお湯ですすいでも菌はそのままついています。
ふきんをアルコール除菌スプレーに使う場合、事前に準備が必要です。まずはふきんを滅菌します。方法は煮沸消毒と塩素系漂白剤を使う方法です。
煮沸消毒
昔からある煮沸消毒。今でも赤ちゃんの哺乳瓶とかを煮沸消毒して菌から守る方法がありますね。これはふきんにも応用できます。
- 鍋
- 熱湯 適量
- ふきんを水でざっと洗う
- 鍋に熱湯を用意しふきんを入れ1分間放置
- または数分間グツグツと煮る
- 鍋からふきんを取り出しよく絞って水分を取る
- 干して乾かす
少々手間がかかりますが、ふきんを事前に煮沸消毒するとしっかりと殺菌できてアルコール除菌スプレーを使う際に効果がアップします。
塩素系漂白剤 泡タイプ
私はこの泡タイプ漂白スプレーが大好きでよく使っています。短時間でシッカリときれいになっていますよ。
- ゴム手袋
- 泡タイプの塩素系漂白剤
- ふきん
- ゴム手袋をつける
- 泡スプレーをふきんにしっかりとつけ最低20分間放置します。
- 水またはぬるま湯でよくすすいで漂白代を完全に落とします
- 干して乾かし出来上がりです
泡タイプ漂白剤を気に入っているのは、液だれしないことと、時間がないときは短時間 (20分くらい)でスッキリ漂白できるからです。
泡タイプの塩素系漂白剤はこちらで購入できます。↓
塩素系漂白剤-液体
- 塩素系漂白剤
- ボウルなどの容器
- 水 適量
- 使っているふきん
- ボウルに水を入れる
- 塩素系漂白剤を入れよく混ぜる
- ふきんを浸して一晩放置
- 水またはぬるま湯でよくすすいで漂白剤を完全に取る
- 干してか乾かす
液体の漂白剤もキッチンで手軽に使えますよね。ふきんはスッキリ漂白できるし、またふきんと一緒に茶しぶのついた湯呑みとかコーヒーカップなども一晩つけ置きすると翌朝真っ白になっていますよ。
塩素系漂白剤はこちらから購入できます。↓
また塩素系漂白剤を使ったお掃除はこちらの記事にもありますので参考にしてください!↓
そもそもアルコール除菌スプレーとは?
まずはアルコール除菌スプレーとはなんぞや? ということで、ちょっとだけ確認してみましょう。
名前の通りアルコールの成分が入った液体をスプレーボトルに入れたものです。スプレー噴射なので手軽に使え短い時間でカンタンに除菌ができるんですね。
キッチンを磨き上げてアルコールスプレー振りまいて除菌したら
そこら中アルコールの良い匂いがしてしまい一杯やりたい…となってしまったのですが
ここで飲み始めたら本日の作業オールストップする未来しかないので我慢の子— あやり〜(PNイツコ) (@i00t00k00) April 5, 2020
除菌 殺菌 滅菌の違い
ここで確認です。よく聞く除菌とか殺菌とかいう言葉の違いはご存じですか?
正直、アルコール除菌スプレーを使ったからといって菌が完全死滅するわけではないんですよ。
- 除菌→菌を減らす
- 殺菌→菌を殺す
- 滅菌→菌を完全に死滅全滅させる
アルコール除菌スプレーは除菌、つまり菌を減らすということです。菌が減れば、菌によるいろいろな被害を最小限にとどめることができます。
アルコール除菌スプレーでキッチンを掃除のときの注意は?
さて次にアルコール除菌スプレーの使い方を見ていきましょう。
まず注意することは、アルコールが入っているので引火する恐れがあります。火の気があるところでは絶対に使わないようにしましょう。
https://twitter.com/tuiterunato/status/1237164094534201344
キッチンだとちゃんとガスが止まっているかどうか、ガス栓を閉めてから使うのをおすすめします。さらにコンセントなどの電源に直接スプレーするのも危険です。注意しましょう。
そして、アルコールはすぐに蒸発するので、2度拭きはしなくてもいいです。とっても楽にお掃除できますよ。
また除菌するので使う布やふきんなどは意外と多くの菌がついています。アルコール除菌スプレーを使うときは清潔なもの、新しいものを用意してくださいね。
そして、アルコール除菌スプレーは必ず乾いた布やふきんを使って掃除するようにしてください。
なぜかというと濡れた布やふきんを使うとアルコールが水で薄まり、汚れをしっかり落とすことができなくなるからです。
アルコール除菌スプレーは基本的にふきんの方にスプレーして使ってください。掃除する部分に直接スプレーすると変色したり傷む場合があるからです。
- 火気厳禁
- 2度拭き不要
- 清潔で乾いた布やふきんを使う
- アルコール除菌スプレーは基本的に掃除部分には直接吹きつけない
アルコール除菌スプレーは戦う! キッチンに多くある菌とは?
昔アルバイトしたコンビニ卸専門のお弁当工場は、かなりガチの事前説明してくれました。頭髪が付着しての黄色ブドウ球菌食中毒とか、色々と。
— くろ☆ねこ (@schwkatz) April 5, 2020
さて除菌のことばかり紹介してきましたので、ここでキッチンにはいったいどのような菌があるのか見てみましょう。
代表的な菌は大腸菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌です。それぞれの特徴を紹介します。
特徴 | 潜伏期間 | かかった時の症状 | |
大腸菌(O157) | 自然界によくある菌 | 1~10日 | 発熱や激しい腹痛、水下痢、血便、吐き気、嘔吐など。初期症状が風邪と似ている。 |
黄色ブドウ球菌 | 熱と乾燥に強い 傷んだ食品で増殖。 100度で30分の過熱でも死なない菌 酸性アルカリ性でも増殖。 | 30分〜6時間 | 激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛など。まれに発熱もあるが通常1〜2日ほどで回復する。 |
セレウス菌 | 熱に強い 嘔吐型は主に米飯で増殖 食品中で増殖 30度で最も活発になる。 | 嘔吐型: 30分〜6時間 下痢型: 8〜16時間 | 嘔吐型: 激しい吐き気、嘔吐など。 下痢型: 腹痛や下痢 |
時に暑くて湿度の高くなる夏場には菌の活動が活発になり食中毒になりかねません。気を付けましょう。
これらの菌をアルコール除菌スプレーで除菌することにキッチンをいつもきれいな状態にすることができます。
アルコール除菌スプレーは手作りできる
- ゴム手袋
- 消毒用エタノール
- 精製水
- スプレーボトル 100ml入るもの
- ゴム手袋をつける
- 精製水20mlと消毒用エタノール80mlをスプレーボトルに入れて混ぜる
精製水ではなく普通の水でも作れますが、水道水は不純物が混ざっているので、もし作ったら保存がきかないので早めに使い切るようにしてください。消毒用エタノールと精製水はこちらから購入できます。↓
なお消毒用エタノールの参考価格は500円程度です。
手作り消毒液はこちらの記事にもありますので参考にしてください!↓
まとめ
- 掃除するときの注意点は火気厳禁、2度拭き不要、清潔で乾いた布かふきんを使う、アルコール除菌スプレーを汚れの場所に直接噴射しない
- 冷蔵庫の中は意外汚れている。扉の取っ手部分も忘れずに掃除
- まな板は切った傷に沿って洗う→乾かしてからアルコール除菌スプレーを使う
- 包丁は持ち手の部分も意外と汚いので念入りに掃除する
- ふきんは煮沸消毒か塩素系漂白剤で清潔にし乾かしてから使う
- キッチンの主な菌は大腸菌(O157)、黄色ブドウ球菌、セレウス菌など
- 消毒用エタノールと精製水でアルコールスプレーが手作りできる
キッチンは毎日使う大事な場所なので、いつもキレイにしておきたいですね。
アルコール除菌スプレーでカンタンにお掃除することで、無理なく気軽に清潔さを保てるのであれば、さっそく明日からやってみましょう。
アルコールスプレーに関する記事はこちらにもありますので、参考にして下さいね!↓