最近よく聞く「クエン酸をお風呂掃除に使ってみたけど綺麗になるどころか白くなった」
という経験、ありませんか?
このままずっと白く汚れたままだったらどうしようという焦りは積もるばかり。
もしかして、ハウスクリーニングに頼るしかない…?という方、必見です。
クエン酸の掃除で白くなってしまった対処法とその原因について伝授します。
目次
クエン酸で白くなった汚れの対処方法
まずは、実際に白くなってしまった汚れを落とすための方法をご紹介します。
重曹で掃除をした後にクエン酸で掃除する
重曹を使用したことがある、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
まずは重曹スプレーで手あかや石鹸カスを落として、きれいにしていきましょう。
- 重曹スプレー(重曹小さじ一杯に対し水200ml)
- クエン酸スプレー(クエン酸小さじ一杯に対し水200ml)
- 雑巾やスポンジ
- 重曹スプレーを気になる部分に吹きかける
- 雑巾やスポンジで白くなった汚れを落とす
- 一度きれいに洗い流したあと、クエン酸水を吹きかける
- さらに雑巾やスポンジで汚れを落とす
この方法で白くなってしまった汚れに対抗することができます。
このとき、重曹水とクエン酸水の濃度を高くしてみたり、クエン酸スプレーを吹きかけたあとにキッチンペーパーでパックするのもいいかもしれません。
重曹とクエン酸の二段階掃除でもなかなか取れない場合は…
重曹とクエン酸の二段階掃除でもなかなか取れない頑固な汚れには、重曹とクエン酸を混ぜ合わせたハイブリッドでお掃除しましょう。
重曹とクエン酸を混ぜ合わせると、泡(二酸化炭素)が発生します。
しかし、この泡が汚れを落としてくれるというわけではありません。
汚れを浮かせた後にきれいに落とすという作業がポイントですよ。
- クエン酸スプレー(濃いめ)
- 重曹
- スポンジ
- クエン酸スプレーを吹きかける
- 重曹を粉末の状態のままふりかける
- クエン酸と重曹が反応を起こして二酸化炭素が発生するので、スポンジで擦る
- きれいに洗い流す
混ぜ合わせて使う場合のクエン酸スプレーは、濃いめに作りましょう。
二酸化炭素を発生させるためには通常よりも濃いめの方が反応が起きやすいからです!
白くなってしまった汚れの対処方法についてお話ししました。
では、なぜクエン酸の掃除できれいになるはずだったのに、白くなってしまったのでしょうか?
その原因を解説していきます。
クエン酸の特徴をおさらいしよう
ではクエン酸の特徴についておさらいしましょう。
クエン酸は酸性の性質を持っているため、アルカリ性の汚れに効果を発揮します。
そんなクエン酸の効果が期待できるのはこういったものです。
- シンクにこびりついた水あか
- トイレのなかなか取れない尿石
- お風呂場の石鹸カス
- キッチンの生臭いニオイ
このようなアルカリ性の汚れはつけおきすることで成分がしっかりと浸透して落としてくれる、というクエン酸パックも話題ですよね。
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こんなにきれいになって安くて安全なクエン酸、使うしかない!と思ったあなたに、質問です。
汚れの種類、見定めてクエン酸を使いましたか?
汚れの種類によってはきれいになるはずが逆効果になってしまうのです。
白くなってしまった原因
白くなってしまった原因として考えられる理由がこちら。
- 手あかや皮脂汚れに酸が反応してしまった
- クエン酸パックでつけおきしすぎた
そのせいできれいになるはずが白くなってしまったのです。
では、一つずつ解説していきましょう。
手あかや皮脂汚れに酸が反応してしまった
クエン酸で掃除をしたのはお風呂場、キッチンシンク、トイレなどが多いのではないかと思います。
では、そういった場所の汚れがどんな種類なのか、ご存知ですか?
汚れにも大きく分けてアルカリ性と酸性の二種類あります。
手あかや皮脂などの酸性汚れ、そして水あかや石鹸カスなどのアルカリ性汚れです。
その汚れたちはいろいろな場所に潜んでいるのです。
例えばお風呂場。水あかが気になるな…と思っていても、実はその汚れが手あかによる汚れだったということもありえるのです。
そこでクエン酸を使った掃除によって白く反応してしまった、ということです。
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クエン酸パックでつけおきしすぎてしまった
汚れの種類を見定めていても、白くなってしまう原因がもう一つあります。
それがクエン酸パックでつけおきしすぎてしまった、ということです。
クエン酸も元々は白い粉末状。それを水に溶かしてクエン酸水を作り、掃除に使っていましたよね。
それが乾きすぎてしまうと、白い粉末状に戻ってしまいます。
汚れの度合いにもよりますが、つけおきするのは30分が目安、最長でも一晩となります。
長くつけおきしすぎてしまうと素材を傷めてしまう可能性もあるので、様子をみながらつけおきする時間を見極めてくださいね。
水垢汚れを予防しよう
この記事を読んでくださっているあなたは、水あか汚れが気になったから「クエン酸で掃除をしよう」という考えに至ったのではないでしょうか?
では、こんなにひどい汚れになる前に予防できることをご紹介します。
拭き上げ
水あかは水道水のミネラル分が固まってしまった汚れ。
固まってしまう前にマイクロファイバークロスやスクイジーを使って水滴を残さないようにしましょう。
換気をする
また、水滴を残さなかったとしても湿気が残っていたら意味がなくなってしまいます。
水滴を拭き上げたあともしっかり換気をして湿気も取り除きましょう。
普段からのこまめな掃除
そして、こんな汚れ見たくない…という気持ちは抑えつつ、汚れがひどくなる前に掃除しましょう。
水あかがこびりつく前にささっと掃除をすることで、頻繁にクエン酸パックをしなくてもきれいな状態を保つことができるはずです。
今回使用したクエン酸水スプレーや重曹水スプレーをぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
- 白くなってしまった汚れには重曹とクエン酸を使う
- 白くなってしまう原因は、酸が反応することとつけおきしすぎてしまうこと
- クエン酸パックはアルカリ性の汚れに効果的
- 汚れの種類を見定めることが大切
- つけおきする時間に要注意
- 汚れがひどくなる前に予防しよう
クエン酸は環境にもお財布にもやさしく、日々の掃除でとても役に立つ優れもの。
白くなってしまってショックを受けないように、特徴をしっかりと押さえて効果的に使いましょう!
クエン酸や重曹でいろいろな場所を掃除することができるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。