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本当に除菌できてるの?ウエットティッシュの成分を徹底解説!

 

出先で手を洗えない時に大活躍するウエットティッシュですが、

 

「ウエットティッシュの成分ってなんだろう?」

「どの成分が、除菌してくれているのかな?」

 

と、疑問に思う時がありませんか。

どの成分が有効成分なのか知っていたら、買う時にも参考になりますよね!

あきこ
こんにちは♪おそうじ大好きママのあきこです!

今回は、お子さんがいるご家庭でも大活躍のウエットティッシュの成分について徹底解説していきたいと思います(^_^)

 

ウエットティッシュの成分とは?

ウエットティッシュの成分は、主に水が主成分になります。

その他に、

  • 細菌などの繁殖を抑える防腐剤
  • 手あれ防止のための保湿剤
  • 消毒効果のあるアルコール(エタノール )

などが含まれています。

これら複数が組み合わさって、ウエットティッシュの成分となっています。

防腐剤・保湿剤・アルコールなどの成分は、化粧品基準に基づいて皮膚への安全性が認められているものが使用されています。

化粧品基準とは?

厚生労働省が化粧品に配合可能な医薬品成分を、示したもの。
分量や薬品は適合したものを使用の上、製品にすべての配合成分を表示しなくてはなりません。

また、「除菌」と付くウェットティッシュは、ばい菌を退治できなければなりませんよね?

そのために配合されているのが抗菌剤や、殺菌剤などの成分も含まれていることがあります。

抗菌剤は、菌の繁殖を抑制するもので、殺菌剤は、菌を殺すものです。

菌を殺すものが入っていても、子供に使ってていいのかな?と不安になってきますよね。

まず、アルコール入りのウエットティッシュノンアルコールのウエットティッシュの成分を詳しく見ていきたいと思います。

アルコール入りウエットティッシュ

今回は、シルコットウエットティッシュ除菌アルコールタイプの成分を例に挙げてみます。

シルコットアルコールタイプの成分
  • エタノール
  • ポリアミノプロピルビグアニド
  • ベンザルコニウムクロリド
  • PEG-40水添ヒマシ油

水やエタノールが主成分になっていて、水分と消毒作用のあるアルコールのことですね。

では、ポリアミノプロピルビグアニドは防腐剤で、ベンザルコニウムクロリドは殺菌剤となっています。

そして、PEG-40水添ヒマシ油は、水分と油分を乳化し、品質を安定に保つために使用されています。

このように一つ一つ見ていくと、異なった成分が配合されているんですね。

次にノンアルコールのウエットティッシュの成分を見ていきたいと思います。

ノンアルコールウエットティッシュ

同じくシルコットのノンアルコール除菌ウェットティッシュの成分を例に挙げていきます。

シルコットノンアルコールタイプの成分
  • PG
  • BG
  • 安息香酸
  • ポリアミノプロピルビグアニド
  • ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
  • ベンザルコニウムクロリド
  • EDTA-2Na
  • (C12-14)パレス-12
  • チャ葉エキス

アルコールタイプよりたくさんの成分が入っていますね。

ベンザルコニウムクロリドは殺菌、チャ葉エキスは抗菌などの効果があります。

ここがアルコールが入っていなくても除菌できる商品となっています。

PG(プロピレングリコール)とBG(1,3-ブチレングリコール)と(C12-14)パレス-12は、保湿剤です。

安息香酸は、しょうゆやマーガリンなどにも用いられている防腐剤で、ポリアミノプロピルビグアニドも同じく防腐剤となっています。

ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは、保存料として使用されていますが、安全性が不透明(毒性やアレルギー)な部分もあります。

EDTA-2Naは、品質劣化の原因を防ぐ役割があります!

あきこ
色々な成分ばかり出てきて、難しかったですよね。

次は、どの成分がいいのか?どの成分があまり良くないのか?を見ていきましょう(^^)v

アルコールの除菌効果も知りたい方はこちらから↓

アルコール除菌シートってどれくらい効果があるの?人気商品もご紹介

一番優しい成分はどれなの?

どの成分も指定された基準値の範囲内で配合されているものなので安心して使うことはできます。

しかし人間にはなんともない量でも、微生物にとって抗菌剤や殺菌剤は、毒になる成分ということです。

じゃあ、人間にも完全に安全なのか?と言われると、成分によっては、刺激になったりアレルギーの原因になったりする可能性のあるものもあります。

特に殺菌効果が強かったりする成分がたくさん入ってる場合は、肌が弱い方などは刺激を感じると言ったことがおきます。

危険度が高い成分の種類

ではまず、どの成分が何に分類されるのか見ていきたいと思います。

もっとたくさん成分はあるんですが、今回はウエットティッシュに入っていることが多いものを抜粋してあります。

  • 防腐剤(パラベン類・フェノキシエタノール・ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルなど)
  • 抗菌剤(イソプロピルメチルフェノールなど)
  • 殺菌剤(サリチル酸・ベンザルコニウムクロリド・セチルピリジニウムクロリドなど)

防腐剤とは、商品を腐らないようにするためのもので、抗菌剤とは細菌を壊したり、増えるのを抑えたりするもので、殺菌剤は菌を殺すものです。

こちらの分量は、厚生労働省の化粧品基準に基づき構成されます。

配合の上限が決まっているので、お店で販売されているものに関しては基準値内ということになります。

しかし、配合率が上限MAX入っているのか?ということは表示されていないのが現状です。

各除菌剤などの毒性を比較してみる

どの成分を選べばいいのかですが、配合上限がなるべく高いものを選びましょう。

配合上限が0.01%などのものは、刺激が強かったりというリスクがあるので避けていきたいところです。

表にしてみましたので、以下を参考にしてください。

成分名配合上限
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル0.02%
ベンザルコニウムクロリド
(塩化ベンザルコニウム)
0.05%
安息香酸0.2%
ポリアミノプロピルグアニド1%
セチルピリジニウムクロリド1%
安息香酸Na1%
パラベン類
(メチルパラベン・プロピルパラベン)
合計1%
フェノキシエタノール1%
エタノール(アルコール)上限なし

一番上にある、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは配合上限以下でも、お子さんなどに使用する際は気をつけたいものですね。

あきこ
ヨーロッパでは、このブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは3歳未満の子供には使用しないようになっていて、配合上限は0.01%と厳しく規制されているんですよ。

塩化ベンザルコニウムは手指消毒にも使われており、少量で消毒効果を発揮してくれるものです。

しかし経口毒性は高く、10%製品となると成人致死量は10~30mLです。

ウエットティッシュに含まれている分量なら安全なのですが、濃度が変わると危険ということを頭に入れておいてください。

お子さんがいる家庭や、肌が弱い方はブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル塩化ベンザルコニウムは、なるべく避けた方がでしょう。

結論的には、エタノール系のウェットティッシュが安全が高い可能性があるということです。

エタノールには揮発性という性質があるので拭いたらそこから無くなるわけですが、殺菌剤や抗菌剤には揮発性はないのでずっと拭いたところに残り続けることになります。

エタノールやパラベンにアレルギーを持つ場合は避ける必要がありますが、除菌などの働きを狙う場合はエタノール入りをオススメします。

ここでおすすめなウエットティッシュの紹介です。

キレイキレイ 除菌ウェットシート アルコールタイプ

こちらの成分を見ていきたいと思います。

  • エタノール(アルコール類/除菌成分)
  • BG
  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • モモ葉エキス
  • EDTA-2Na

水とエタノールに、パラベン二種類だけのとてもシンプルな成分構成になっています。

余計なものが入っていないということですね。

外出先で手が洗えない時には、持ち運びもできて安全性もあり、おすすめです。

水だけぬれコットン

やっぱりエタノールが入っているのは心配という方は、成分は水のみ!となっている商品もあります。

こちらの製品の成分は水のみとなっています。

一つ一つがアルミパウチで個包装されており、高圧蒸気滅菌処理済と書かれています。

内部で菌が繁殖することもありませんし、使い捨てできるので清潔ですね♪

その他に用途別におすすめの除菌シートについての記事はこちらです↓

用途で使い分け!オススメのアルコール除菌シートを詳しくご紹介!

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そもそもウエットティッシュって?

普段ウエットティッシュを使っていますが、そもそもの用途や分類はどうなっているのでしょうか?

日本衛生材料工業連合会の工業会の中に日本清浄紙綿類工業会というものがあり、ウエットティシュ、赤ちゃんのおしりふき、お手ふきなどの製品を製造販売しています。

日本清浄紙綿類工業会は、消費者への情報提供や、自主基準に基づく品質向上や適正表示など、安全な商品を提供してくれています。

ウエットティッシュの用途はこのように書かれています。

「ウエットティシュ」は、手、指、顔を含む体全体を拭くためのものです。また、汗をぬぐったり、化粧落としに使うこともできます。ただし、目などの粘膜、傷や湿疹のある皮膚には使うことはできません。
その他、テーブルの上の食べこぼしを拭き取ったり、医療器具を除く身の回りの器物の汚れの拭き取りに適しています。

引用:日本衛生材料工業連合会公式サイト

みなさんが使っている用途と同じでしたかね。

次にどのように分類されているのかをみていきます。

ウエットティッシュの分類

ウエットティッシュと言っても、おしぼり、赤ちゃんのおしりふき、お手ふきなど言い方は様々ですね。

細かく分類すると以下のようになります。

大きな枠としては、ウエットワイパー類というものになるんですね。

引用:日本衛生材料工業連合会公式サイト

ウエットティッシュと言われるものは、化粧品雑貨品に分かれます。

化粧品に分類されるのは、化粧落としなどのシートと赤ちゃんのお尻ふきなんですね!驚きですよね。

雑貨品に分類されるのは、手拭き用のウエットティッシュや除菌できるウエットティッシュです。

赤ちゃんのおしりふきは、皮膚の弱い乳幼児を対象としているので化粧品類に分類され、原料や分量もより安全に考えられています。

雑貨品となるウエットティシ ュは基本的には、乳幼児以外を対象しており、健常な皮膚の汚れのふき取りが使用用途です。

あきこ
介護用おしりふきは用途は同じであっても、 雑貨品となっていますよ!

WWマークとは?

このマークを見たことがありますか?

引用:日本衛生材料工業連合会公式サイト

日本清浄紙綿類工業会では、「安全・衛生自主基準」と「表示・広告自主基準」を制定しました。

品目ごとに年2回定期試験を行い、合格製品に対してこのWWマークが付けられています。

このマークがついていると、安全を考慮されているということで、商品選択の目安にできますね!

また、表示・広告基準の制定は下記4項目について表示することを基準としています。

  • 品名
  • 成分名
  • 基布の寸法・入り数
  • 業者名

このようにしっかりと成分や製造者名が記載されている商品は安心できますねよね。

ぜひ、ウエットティッシュを選ぶ時の参考にしてみてくださいね!

まとめ

  • ウエットティッシュの主成分は水、その他に防腐剤・保湿剤・アルコールが配合されている
  • 危険度が高い成分は配合上限が化粧品基準に基づき決められている。
  • 肌が弱い方やお子さんには、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと塩化ベンザルコニウムは避けましょう。
  • ウエットティッシュは化粧品と雑貨品に種別されており、定期試験に合格したもののみWWマークがついている。

 

いつも何気なく使っているウエットティッシュですが、成分などは詳しく見ることってなかなkないですよね。

どんな成分が入っているか?どの成分は避けたほうがいいのか?を知っておくだけで、商品を選ぶ際の参考になりますよね。

ぜひパッケージの裏側を見る習慣を付けて安全に、ウエットティッシュを使っていきましょう!

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