1日に何回も使うキッチンはいつも清潔にしておきたいですよね。
とは言うものの「また今度…」なんて言って後まわしになってしまったキッチンの汚れはこすってもすぐには落ちないもの。
特に、ガスコンロ周りなんて後回し掃除の代表ですよね。体力と手間のいる掃除なんて考えただけでイヤな作業・・・
ですが、ご安心ください!
ガスコンロを頑張ってこすらなくても簡単に汚れが落ちる、効果的な方法があるんです!
今回は時間短縮にもなるつけおきを利用してお掃除を簡単にすませてしまう方法をご紹介します!
目次
なぜ、つけおきが効果的なの?
ごしごしと擦った方が汚れって落ちるものじゃないの?と、思いがちですが実はつけおきすることは理にかなった方法です。
汚れを簡単に落とすには2つの理由があります。
このしぶとい汚れは分解する必要があります。また、油は冷たくなると固まる性質があるので一定以上の温度で溶かす必要があります。寒い冬は特に厄介ですよね。
つけおきが効果的な理由がわかったところで、早速チャレンジしてみましょう!
コンロの五徳について
『五徳』って初めて聞く言葉だなって思う人もいるかもしれませんので、簡単に説明をします。
五徳(ごとく)は炭火や火の上に設置し、鍋ややかんを置くための器具。具体的には囲炉裏、火鉢、七輪の上に置きます。鍋、やかん、焼き網などを乗せるために用いられる器具のことを言います。カセットコンロの方がわかりやすいかもしれませんね。
『五徳』のことがわかったところで早速、つけおき方法をご説明したいと思います!
五徳のつけおき方法
今回は、キッチンの中でも換気扇の次くらいに汚れを落とすのが大変なコンロの五徳。この汚れを落としてみたいと思います。
大きめのビニール袋に45℃くらいのお湯と重曹を入れてかきまぜ、このお湯の中に五徳とコンロの天板を入れ、15分~30分ほどつけおきします。これで、こびりついた油汚れや焦げの汚れが緩むんです。
30分後。こんなに汚れが落ちてきました。
後は、ウエス(古い衣類などを切った布)や、雑巾などを使います。布や雑巾では落としにくい細かい部分は古い歯ブラシを使ってこすります。
汚れが落ちたら流水ですすぐだけ。
五徳の掃除方法ですが、素材によって少し違ってきます。
黒い色の五徳はホーロー、シルバーの五徳はステンレスです。ステンレスの場合は専用のクリーナーが必要になりますのでホームセンターなどで購入して表示されている使用方法で、汚れを落とすようにしてください。ホーローの場合は重曹が効果的です。
軽い汚れの掃除方法(汚れレベル:低)
簡単なお掃除を汚れがこびりつく前に行えば、ひどい汚れになることはそうありません。できればガスコンロ使用後に毎回行うと良いでしょう。
お母さんが言っていたように、五徳に汚れがこびりつく前なら、台所用の中性洗剤(食器用洗剤)を含ませたキッチンペーパーで拭くだけで簡単に汚れが落ちます。
まずは、重曹水を使った方法で汚れを落としてみましょう。
- ぬるま湯100cc
- 重曹小さじ1
スプレーボトルにこれらを合わせて重曹水を作ります。もし保存する場合は1週間以内に使い切ってくださいね。
お掃除方法
- 五徳をガスコンロからはずし、スプレーボトルに入った重曹水を五徳にまんべんなく吹きかけます。
- 10分ほど置き、水で洗い流したあとキッチンペーパーで水気をふき取り、五徳をコンロに戻します。
このくらいならお皿を洗ったついでにできそうですね。
部分汚れの掃除方法(汚れレベル:中)
「お鍋が吹きこぼれて汚れがたくさんついてしまった」「何日か掃除をしていなかったら焦げがこびりついてしまった。」
という場合のお掃除方法です。
- 重曹大さじ1
- メラミンスポンジ
- 五徳が入る大きさのビニール袋や洗い桶、洗面器
- キッチンペーパー
お掃除方法
- 40度くらいのぬるま湯1リットルを洗い桶にためてから、重曹大さじ1杯を入れてよく混ぜ合わせます。
- 五徳を、重曹を溶かしたぬるま湯につけて1時間ほど放置します。
- 時間が経つと、五徳についていた汚れが白くなって浮いてくるはずです。ぬるま湯から五徳を取り出しメラミンスポンジで軽く擦って汚れを落とします。
- キッチンペーパーで水気をふき取り、五徳をコンロに戻します。
汚れがこびりついてしまうと、中性洗剤ではなかなか落ちない場合も多いです。
そんなときに使えるのはやっぱり重曹。焦げ付きや、油汚れに高い効果があります。
キッチンの排水溝のお掃除にも使えますよ。
重曹水につけただけじゃ落ちない!頑固な汚れの落とし方(汚れレベル:高)
重曹水につけただけでは落ちそうにない、とっておきの方法をお教えします!
「何年も五徳を掃除した記憶がない…」という年季の入った汚れは重曹のつけおきだけでは汚れは落ちません!
その場合には最終手段の「煮沸」という方法を使いましょう!
- アルミ製以外の鍋
- 重曹大さじ5
- 水1リットル
お掃除方法
- まず、鍋を用意します。このときに使う鍋はアルミ製だと鍋が変色してしまう恐れがあるため、アルミ以外の素材の鍋を使いましょう。
鍋に重曹大さじ5を入れ、水を1リットル入れます。よく混ぜて重曹を溶かしたら、五徳を鍋に入れて強火にかけてください。このとき、量が足りないなって思ったら、重曹と水を追加してね。 - 鍋が沸騰したら火をとめ、五徳はそのままつけておきます。3時間くらいして、鍋が熱くないのを確認してから五徳を取り出しましょう。煮沸に使った重曹水はとっておいて、スポンジに含ませてこするように五徳を磨いて水洗いすると、頑固な汚れが落ちて綺麗になるわよ。
- 注意したい点としては、あらかじめ沸かしたお湯に重曹を入れると吹きこぼれますので必ず水に重曹を溶かしてから煮出すようにしてください。
クエン酸でもピカピカに!
つけおき洗いでは重曹のみの使用でしたが実はクエン酸でも五徳を綺麗にすることができます。長年放置しておいた五徳の場合、さまざまな汚れが付着していますのでアルカリ性の汚れにも強いクエン酸も使用します。
クエン酸には金属をピカピカにする効果もあるので、五徳のお掃除にはもってこいです。
五徳をかんたんに綺麗に保つ方法
五徳を綺麗にしたら、できるだけ長く綺麗をキープしておきたいですよね。そこで、次のお掃除が少しでも楽になる方法をお教えします!
サラダ油を塗っておく
意外と思われるかもしれませんが、汚れの防止方法として、五徳にサラダ油を塗っておく方法があります。キッチンペーパーにサラダ油を含ませて五徳に塗っておくだけで、汚れ防止になり、もし汚れがついたとしても落としやすくなるのです。
こまめな拭き掃除
そして、頑固な汚れのこびりつきを防ぐには、こまめに拭き掃除をするというのが一番です。
簡単な汚れ掃除をしたときに使った重曹スプレーを常備しておいて、五徳がまだ温かいうちにさっとスプレーして雑巾などで拭くだけで汚れが簡単に落ちます。
まとめ
- 重曹とお湯で汚れが落とせる
- 年季の入った汚れには煮沸が有効
- クエン酸でも綺麗に!
- サラダ油で汚れ防止
- お皿を洗うついでに汚れを落とせば掃除がもっと楽に!
日ごろからのこまめなお手入れが大事ですね。コンロを使ったら、雑巾などで拭いて、普段からのお掃除を意識しておくことも大切ですね。
サラダ油を塗るなど、本当にかんたんなのでぜひ試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。