赤ちゃんや小さな子どもがお家に居たり、感染症が流行る時期になったりするとその予防に気を使いますよね。
感染症の対策を考えたときに思い浮かぶものの1つに、アルコール消毒液のスプレーを使う方法があげられるのではないでしょうか?
今回は、そのアルコール消毒液のスプレーについて徹底的に解説していきます!
目次
アルコール消毒液とは?
よく目にするアルコール消毒液ですが、意外とどんなものかわからない部分もありますよね。
消毒液にも使われる「アルコール」には、代表的なものに以下の3つの種類があります。
- メタノール(メチルアルコール)
・・・主に燃料やホルマリンの原料になるなど、工業用として使用されるもの。 - エタノール(エチルアルコール)
・・・一般的に「アルコール」と呼ばれているもので、消毒液として最も使われている。イソプロパノールより殺菌効果が高い。 - イソプロパノール(イソプロピルアルコール)
・・・一般的なアルコール消毒液に使われますが、エタノールと殺菌効果に違いがある。
この3つのうち一般的なアルコール消毒液のスプレーに使われているのは、エタノールとイソプロパノールです。
エタノール↓↓↓
イソプロパノール↓↓↓
キッチン用アルコールスプレーとどう違うの?
同じアルコールなのに消毒用アルコールとキッチン用アルコールは、なぜ呼び方を変えて売られているのでしょうか?
その違いは、アルコール濃度の差なのです!
アルコールスプレーは消毒用もキッチン用も、同じ発酵アルコールという天然由来の成分から作られています。
この原料は、サトウキビ・糖蜜といった糖質やじゃがいも・さつまいも・トウモロコシといったデンプン質です。
アルコール消毒液スプレーの選び方
アルコールは濃度が80%の時が、一番除菌・消毒効果高いといわれています。
それを踏まえて、下の基準で選んでみましょう!
- ちょっとした日常の除菌・・・濃度50%くらいの除菌用アルコールスプレー
- ドアノブや手指消毒・・・濃度80%くらいの消毒用アルコールスプレー
濃度50%くらいのアルコール消毒液スプレー 4選
まずは、普段使いにおすすめのアルコール濃度50%くらいの消毒液スプレーをご紹介します!
フマキラー キッチン用アルコール除菌用スプレー
アルコール濃度49%のスプレーです。
アルコールに加えて抗菌成分を持続させる働きをもつ「グレープフルーツ種子エキス」も配合されています。
皮膚にやさしいアルコール濃度なので、手荒れが心配な方にはおすすめです。
使った後に水洗いや拭き取りの必要もないので、手軽に使えます!
https://www.instagram.com/p/BPW-VAxgAXW/?utm_source=ig_web_copy_link
アルコール除菌プレミアム ウィルシャット
アルコール濃度63%のスプレーです。
アルコールにアルカリイオン水が加わり、汚れを落とす力や除菌力がアップしています!
グレープフルーツ種子エキスも配合されているので、お掃除のついでに除菌と抗菌すべてが完了出来てしまいますね!
素材を色落ちさせてしまう塩素の成分を含まないので、家中の色々なところに使えます。
ビオレu 手指の消毒液 置き型
アルコール濃度50%~60% の手指消毒用スプレーです。
ポンプ式で、お子さんにも使いやすい形なのもうれしいポイント!
据え置き型なので食卓の上において置き、シュっ!と手指の消毒をしてから食事やおやつタイムにできますね!
わし、いつの間にか消毒スプレーないと生きていけなくなった。
「ビオレu 薬用 手指の消毒液」っていう、下向きのスプレーをデスクに常備して一日10〜20回は手を消毒してる。
ティッシュにシュシュッとすればウエットティッシュになって便利。
通販商品を梱包する前は必ず消毒してる。— 入江太一 / Taichi Irie (@taichistereo) August 27, 2019
お出かけにも便利な携帯スプレータイプはこちら↓↓↓
ビオレu 手指の消毒液 携帯用
https://twitter.com/kaoriman1008/status/1242358078164492288?s=20
濃度80%くらいのアルコール消毒液スプレー 3選
次は普段使いにも出来るけれど効果もバッチリ欲しい方向けに、アルコール濃度80%くらいの消毒液スプレーをご紹介します!
ドーバー パストリーゼ77
アルコール濃度77%のスプレーです。
お酒を造るときに使われる醸造アルコールをもとにしているので、食品にかかっても安心というのが特徴です。
アルコールに緑茶に含まれるカテキンを高純度で配合することで、抗菌効果を持続させることも出来るようになっています。
飲食店や工場・南極観測隊から指定採用されている信頼の商品で、家庭でも本格的な除菌・消毒ができます!
身の回りの消毒はもちろん、手指の消毒にもつかえるので1本持っておくと広範囲をカバーできるのが嬉しいですね!
https://twitter.com/axis358yas/status/1225222906847711232?s=20
サラヤ ハンドラボ手指消毒スプレー
アルコール濃度81.4%のスプレーです。
リン酸という成分を配合することで、除菌・殺菌できるウイルスや菌の範囲が広くなっています。
速乾性があるので、いろいろな物に触れたい時期のお子さんの手にも使いやすいです。
商品売上げの1%がユニセフの「100万人手洗いプロジェクト」に寄付されるので、自分や家族だけでなくアフリカやウガンダの人々の衛生環境も上げることが出来ます!
https://www.instagram.com/p/B7iDXKogLca/?utm_source=ig_web_copy_link
消毒用エタノールA ケンエー
アルコール濃度81.4%のスプレーです。
持ち運びやすい小型スプレーなので、お出かけや通勤・出勤のカバンに入れておくのにピッタリです。
すぐに乾いてくれるので、ティッシュなどにスプレーをふきかけてよく触れるスマートフォンなどもササっと消毒できてしまいます!
アルコール消毒液スプレーの効果
では、その内容を具体的に見ていきましょう!
消毒用のアルコールスプレーが殺菌や除菌を得意とするウイルスなど
アルコール消毒液のスプレーが、特に殺菌や除菌が得意なウイルスや菌はこちら↓↓↓
特に効果がある菌やウイルスで身近なものをあげると・・・
- サルモネラ・・・卵・食肉についている菌。
- 腸炎ビブリオ・・・魚介類についている菌。
- カンピロバクター・・・鶏肉・牛レバーについている菌。
- 大腸菌・・・生肉や加熱不十分な肉についている菌。
- 黄色ブドウ球菌・・・人や動物の皮膚や傷に常在している菌。
- 緑膿菌・・・人の腸管や水回りにいる。体の抵抗力が下がっているときに感染すると、敗血症や呼吸器感染症などをおこす。
- その他感染症ウイルス・・・インフルエンザ・ヘルペス・風疹・エイズ・B型やC型肝炎などのウイルス。
アルコール消毒液スプレーの効果的な使い方
普段の生活の中でアルコール消毒がおすすめな場所や場面はこちら↓↓↓
- 手が触れる場所・・・インターフォン・スイッチ・家具などの取っ手・ドアノブ・公共交通機関の手すりやつり革
- 調理時・・・特に生肉・鶏肉・生魚などの未調理品に触れた後
- 食事の前
- トイレ使用後やおむつの処理後
- 病人の世話やケガの手当ての前後
- 鼻をかんだり、咳・くしゃみをした後
- 動物のお世話をした後
- ゴミを取り扱った後
掃除などで除菌も一緒にしたいときは、タオルなどにアルコール消毒液をスプレーしてから拭き上げましょう。
直接スプレーしたときに、ウイルスなどをまき散らす心配がなくなります。
アルコール消毒液スプレーを使うときの注意点
アルコール消毒液のスプレーは基本的には安全なものですが、使うときに注意するポイントもあります。
- 火気厳禁・・・アルコール(エタノール)は引火しやすいので、キッチンなどの火元に使うときには確認が必要です。。
- 誤飲に注意・・・小さなお子さんや認知機能の低下した方の手の届かないところに保管しましょう。
- 使う素材に注意・・・革製品・ゴム製品・スチール製品・一部の木製品には合わないことがあるのでパッケージの注意書きを確認しましょう。
- アレルギーや過敏症に注意・・・アレルギーや過敏症の方に配慮したり、手荒れが心配な場合は手袋を使用したりして確認しながら使用しましょう。
アルコール過敏の方はどうしたらいいのか?
アルコールにアレルギーや過敏症のある方は、こんな方法が使えます!
- 手袋を使用してアルコールが皮膚に付かないようにする。
- 徹底した手洗い・うがいを行う。
- 次亜塩素酸水を使ったスプレーを代用する。
次亜塩素酸水を使用した商品は、こちら↓↓↓
ノロキラーS
厚生労働省がノロウイルス消毒に推奨している有効塩素濃度220ppmをクリアしている商品です。
アルコール消毒液が除菌・消毒できるのとほぼ同じウイルスや菌の範囲をカバーできます。
スプレーしたあとそのまま触れたり使用したり出来ますが、金属部だけは軽く拭き上げをしておくと安心です。
https://www.instagram.com/p/BuG8hS9lAT4/?utm_source=ig_web_copy_link
まとめ
- アルコール消毒液のスプレーに使われているのは、食品由来のアルコール(エタノール)。
- アルコールの濃度にとって、消毒用とキッチン用に分かれている。
- アルコール消毒液スプレーは、身近にいる食中毒菌や感染症ウイルスに効果がある。
- アルコール消毒液スプレーを選ぶときは、用途と濃度を基準にするとよい。
- アルコール消毒液スプレーには、効果的に使う方法やタイミングかある。
- アルコール消毒液スプレーを安全に使うために守るべき注意点がある。
- アルコールが苦手・過敏な方には、次亜塩素酸水がおすすめ。
身近なアルコール消毒液のスプレーですが、闇雲に使うのではなくポイントを押さえて使うのが効果的です!
まずは手洗い・うがいと規則正しい生活といった免疫力を保てる行動も大切にしたいですね。
ご紹介したアルコールのスプレーは、実はお掃除にも大活躍します!
お掃除への使いに興味のある方は、こちらの記事もどうぞ!↓↓↓